丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

H26年3月定例議会 一般質問 バイオマス産業都市について

2014-03-01 13:34:30 | 日記

通告番 議席7番 一條 己

 

バイオマス産業都市について

①、国の言う、バイオマス産業都市とは、経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を生かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指す地域です。

今後5年間に約100地区のバイオマス産業都市の構築を目指し、関係府省が共同で地域を選定し連携して支援するとしています。

関係府省は内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省です。

町長はこの事業をご存知と思いますが、どう思ったでしょうか。

②、私はエコとか自然エネルギーに関心のある町民から「北海道の下川町を勉強したら」と言われて初めて知る機会を得ました。平成25611日のバイオマス活用推進会議において、8つの市と町と地域が選定されました。この中には下川町はもちろんですが、東松島市もえらばれていて、丸森町と同じく、太陽光を中心とした再生可能エネルギーに力を入れているので個人住宅への取り組みに興味を持ちました。

下川町が目指す「バイオマス産業都市」とは、半世紀にわたり築き上げてきた森林バイオマスなどの資源をさらに造成し、実用化技術の活用と技術の研究・実証を通して、バイオマス資源を最大限かつ最大効率で利活用する一貫システムを構築しながら、バイオマス総合産業を軸とした環境にやさしく豪雪、厳寒、異常気象など災害に強いエネルギー完全自給型の地域づくりを進め、雇用の創出と活性化につなげ、域内の生産性を高め、地域に富が還元され、そして富が循環されるまちを実現するものです。
  この構想の具現化を図る取組として、
(1) 地域の豊富な森林資源を最大効率かつ最低コストで利活用可能な一貫システムを構築する「林業・林産システムの革新」、
(2)木質バイオマス発電をはじめとする「小規模分散型再生可能エネルギー供給システムの整備」、
(3) ヤナギ等の「資源作物栽培の事業化・BDF製造事業の拡大」、
(4) 薬木・薬草等の「未利用森林資源等の新用途加工」を掲げています。

そんな下川町ですが平成16年度に公共温泉「五味温泉」に木質バイオマスボイラーを導入した。その後幼児センター、育苗施設、高齢者複合施設等へ導入して、今では年間1600万円のコスト削減と約900トンのCO2削減効果がでてるそうです。そして、下川町では「バイオマス活用効果の見える化」として、持続的な取り組み「子育て支援事業とバイオマス施設整備」に当てる基金制度を平成25年度から導入しました。現在、高齢化が著しく進む集落において若者との自立的かつ安定的な生活を実現する集住化モデル構築のため、環境負荷低減型のコレクティブハウスの建設と木質バイオマスエネルギー等による地域熱電併給によるエネルギー自給システムの導入を図り、高齢者と若者による社会コミュニティの再構築を目指す「一の橋バイオビレッジ構想」事業を進めています。昨年から整備を行っているのは、熱供給施設としてチップを原料としたバイオマスボイラーの設置工事と、コレクティブハウスとして22戸の住宅を建設しているものです。この住宅は、バリアフリーやプライバシーに配慮された上に、駐車場から玄関まで、雨や雪にあたらずに、歩行できる魅力があります。同じ、森林の町として、伐期サイクルで生み出される継続的経済効果を調査して町の将来計画の中に盛り込んではいかがでしょうか。

 

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