5月31日に 原子力損害賠償紛争審査会(原賠審)の第2次指針が決まりました 日本農業新聞をご覧ください
第2次指針はこんな内容です。 ②賠償項目としては ③損害項目としては ④賠償対象地域
①4月までの出荷制限区域内のすべての食用農水産物、および食用畜産物。
・出荷制限で出荷を断念した場合
・出荷制限後も、再開できるまでの損害
・米などの作付け制限
・牧草や放牧などの給与制限
・福島県の葉たばこのように行政関与による生産者団体の自粛
・価格低下に伴う損害や就労不能などに伴う損害
・検査費用
・解除後の農地や農機の再整備などの追加費用
・政府が作付け制限を指示した区域
・地方自治体が放牧や牧草給与を制限した区域
・自治体が作付け、営農自粛を行った区域
・生産者団体が行政の指示で自粛した区域
全文
福島原発事故と町政
私がこの原稿を書いてる5月30日は台風くずれの大雨。朝から、雷までなっていたが、私たち農家の仕事は傘をさしていては仕事にならないので、カッパやジャンバーに野球帽という格好でやることになる。
牛舎の仕事とはいえ餌は外の小屋なんかにあるので実際には、ある程度以上の強さの雨だともうずぶ濡れ。
町のホームページを見ると昨日29日は近くの学校グランド上観測点で0.5マイクロシーベルト以上と計測され、雨は放射能対策の初歩ですから今は頭の毛を気にしてしまう。
国は消費者が食べると危険だからとは言っても、農家に土壌にはその何倍もの放射性物質が入ってるからマスクや手袋をして体に注意して仕事をしなさいとは言わない。町はどうか。
一般の方にはあまりわかって頂けていないようだが、農家はおそらくはすべての住民の中で真っ先に被曝する。
放射性物質が降下した作物をじかに触る、表土に触る、トラクターで草を刈ったり耕して粉塵を吸い込むなどと、放射性物質と接触しまくっている。
しかも悪いことには、ふつうの人より野外にいる時間がはるかに長いために放射線に被曝したり、放射性雨に打たれたりする機会が多いのである。
だから農家こそが放射能に敏感にならなければならないと思っている。正しい放射能知識を身につけないと自分だけではなく家族まで危険にさらす可能性がある。
実際は自分が被曝する。放射能問題を簡単に風評被害一般で語れない理由である。
私たちも、つい目先の経済的打撃のほうに目がいってしまって、補償問題や売れる売れないの問題に限定しがちだが、自らの健康に はねかえる事として捉えないと危ない被害の当事者である。
農家は、風評被害を恐れるあまり、つい放射能被害を低く見る側につきたがる。すべての低レベル放射線も危ないなどと言うと、経済的にマイナスだからだ。
セシウムもすぐに体外排出されますから大丈夫ですよ、などと消費者に言いたくなる。
ほんとうにそうなのかどうなのかは分からない。しかし、いずれにせよ真っ先にやられるのは私たち農家である。
「正しい現実を知る」自分の身を守るためもうかなりの人がやってるようだが、まずは簡易計測器で作物や表土の数値を知ることが必要だ。
これには土壌分析の手法が役に立つそうである。畑の四方と中央から表土下5センチ程度をすくい取って検査器で測る。自分の食べてる野菜を計測する。外葉をはずしたい気持ちは重々理解できるが、消費者向けアピールではないのでそのまま測る。
トラクターはロータリーの刃にこびりついた土を調べるといいそうだ。
また天候によって、晴天と降雨の後も測る必要があるそうだ。何度も測って本当が出てくるそうだ。
またできるのなら、自宅の周辺も計測してみるといい。
話によると、庭も中央部より水が溜まりやすい端の方や、家屋も雨樋の下などが放射性物質の溜まりやすい場所だそうだ。
まずは怖がるより客観的な数値を知ること。私のように、いたずらに「安全だ」と言い張るよりそのほうが前向きなのではないかと思う。
そのようなことを踏まえて
東京電力福島原発事故を町政の中でどう考えどうするのか町長に伺う。
① 突然被災者となった畜産農家対策はどうするのか
食べさせてはだめだと言われた肥育や酪農家の牧草の確保と保障請求問題や汚染された草は子牛に食べさせられないと言う繁殖和牛農家対策はどうするのか。また、このような農家の願いもある。農家だった町長だったら十分理解できると思うが、願いをかなえられないだろうか。
「牧草の汚染がわかり町として請求していく時に
牧草以外のことも加えていただけないでしょうか。
うちでは土壌の検査を横浜の検査機関に依頼し
田1枚、畑2枚について行いました。出荷をお休みしている分の損害賠償請求もしたいぐらいですが、せめて検査費用だけでも返していただきたいと思います。JAグループと県が取りまとめ、一括請求することになり、非常に危機感を持ち、日本有機農業研究会に提出窓口になってほしい旨をお願いしました。農水省から有機農研への回答は、県の協議会から一括のみ、しかも宮城は対象県に入っていません。
私たちだけではなく、決まっていた米の輸出が取り消しになった人もいますので、広く町内に呼びかけていっしょに動いていただくことはできませんか?
放射能が降り積もらなければ、まったく必要のないお金でした。無農薬、無化学肥料で育てた
、自分が安全だと知っている農産物でした。
今は機械で測らないとわかりません。
たまらなく、たまらなく、たまらなく悲しく、くやしいです。
百姓はきっとみんな同じ気持ちだと思います。よろしくお願いします。」
② 風評被害対策と農産物の生産をどうするか
直売所と交流人口の多い町では、住んでる人も訪ねてくる人も安心できる町ぐるみの取組みが必要だ。たとえば、畑の中の取り残した野菜を圃場の外に出すとか牧草を取り出した畑はかなり除染されてるので交換して作付をするとか、少しでも除染して、住んでる人が安心して暮らせる町に再生するんだという啓蒙をすべきである。
町で購入する計測器では希望農家の作物や表土の数値を測ればいい。
しかし、測定機での測定は町職員が今の仕事をこなしながらやってるが忙しそうである。臨時雇用などをして測定器を効率的に使えば希望者の測定にも答えられる。
③ 、数年後に現れるかどうかは、不明だが、現在の福島原発の状況はこどもたちに、健康不安を与えている。子供たちの健康不安の払しょくが必要だ。
その1つとして(1)県の検査で牧草からヨウ素が検出される。1ケ月もするとほとんどなくなるヨウ素が出てるということはまだ原発から放射線物質が出てるということだし、メルトダウンしている原子炉は再爆発の可能性もあるはず。これは想定内のことだろう。
私にメールをくれた方がいる。「広島に原爆が投下された際に、
秋口医師というかたが、被爆者に
ワカメの味噌汁を勧めていたそうです。
多くの方がそんなことないだろ~と懐疑的だったそうですが、医師の薦めでワカメの味噌汁を飲んだ方々の多くが生き残ったそうです。
ワカメや昆布は新鮮なヨードを多く含みますし
味噌汁は取りすぎたヨードを排出してくれるそうす。」
町の対策として子供に与えるヨウ素の準備はしてるのか
また、ヨウ素の入っている食物を十分取ることも必要。給食でわかめ・昆布などの食の取り組みをしてるか
2つめは(2)保育所・児童館・学校の園庭やグランドの土の除染が必要ではないか
これは福島も元々は自主的に自治体がやってきたことですが筆甫や耕野など放射線の高いところがある。町でもすべきである。いろんな事情で丸森を離れられない子育て世代がいる。彼らの不安を少しでも少なくしてあげる事が必要だ。
これまでは毎時3.8マイクロシーベルトだったが、国では、5月27日に「福島県内における児童生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応について」今後できる限り児童生徒等の受ける線量を減らしていくという基本に立って、今年度学校において児童生徒等が受ける線量について、当面年間1ミリシーベルト以下を目指す。毎時1マイクロシーベルト以上のグランドで実施するそうである。
以上について町長の考えを伺う。
6月議会は14・15・16日ですが今回は8人で、全員が東日本震災のことのようです。私は3番目、14日のお昼か午後一番です
町や議員さんにばかり負担がかかってしまうかもしれませんが、どうぞ、早急な対応をよろしくお願いします。
中学生は中体連の時期です。応援の父兄の方もはりきっています。
仙台や名取のショッピングセンターもお客さんで一杯になっています。それでも、窓や棚が壊れたりして休んでいる店舗もかなりあります。
震災の後片付けは沢山の重機やトラックが投入されてますが見た目にはなかなか進んだようには見えません。災害の範囲が広すぎるんです。丸森からも沢山の建設業がいってます。緊急な工事以外は中止して行っています。
要望があります。
「福島原発・風評被害対策」
という呼称で町議会から県・国の議論がされていることに疑問を感じています。
より切迫した言葉に変更し、被災した町からのSOSとして上に要望するべきと考えています。
いかがでしょうか?
「福島原発・放射性物質被害対策及び損害賠償請求」
理由
●実体の無い「風評被害」などではなく、放射性物質が実際に丸森町に降り、事実・深刻な測定結果が出ていること。
●それが、長期間の生活被害が見込まれること。(死活問題)
●事故後から町民(特に子供たち)の健康が、脅かされ続けていること。
●「風評被害」として言葉尻をとられ、軽くみられてなかなか宮城県が国の補償対象が遅くなっているのではないか?
●政府や東電の逃げ道を作っていないか?
検討をよろしくお願い致します。
現在、丸森小の家庭訪問の期間中です。
先週から話題になっています、保護者の心の声です。
先日、丸森小で運動会がありました。
少しの雨天で中止だったそうですが、天候に恵まれ晴天でした。
晴天の上、強めの風が吹いていたことで、大きな砂埃が舞い上がりました。
砂埃は、何度も児童と応援していた保護者を包み込みました。
運動会後、咽喉を痛めた方が多かったと覚えています。
除染していない校庭で、児童にマスク等の予防の準備をさせずに待機所に待たせ、砂埃にさらしたことで、児童・保護者が内部被爆したのでは?
という強い後悔と心配の心の声でした。
中学校は、土・日に中体連でした。
土曜日の小雨の中、娘は野球の応援をしていました。
マスク等は持ち物の指示がなかったので、そのままの応援でした。
お弁当は、バスの中で食べたようです。
日曜は雷雨の中、学校で部活のみしてきました。
学校なので、帽子をしている子は一人もいません。それどころか、雨に無防備に濡れている子がいました。
丸森小に一度対策を要望しましたが、町の教育委員会より指導が無いと反応が鈍かったので再度、こちらに要望です。
●保育所・小学校・中学校・高校での放射性物質からの被爆を防ぐ対策についての基本知識・指導授業の早期実施もしくは、パンフレットの配布
・保育所・小学校・中学校・高校のすべての児童・生徒の、登・下校及び外出時の帽子とマスク着用。
・校舎内に入るときには、昇降口外で衣服の放射性物質を含む埃を払う。
・雨天時はもちろんのこと、晴天でも風が強い時は外での体育を避ける。
・雨天時は、雨に当たらない工夫をする。
・放射性物質が高いと考えられる側溝・泥や水溜り、藪に近づかない。(強い場所を避けることにより、少しでも被爆を防ぐことができる)
・ヨードを含む海藻(ワカメ・昆布等)の摂取、
排出を促すカリウムを含む食品(果物等)の摂取。
大人が、どれだけ気をつけても穴があります。
子供自身が被爆予防を学習し、一人一人が気をつけて行動することで、自分や同級生を守るのではないのでしょうか?
意識して行動する意味は、大きいと思います。また、子供を通して保護者(町民)も守れると思います。
よろしくお願い致します。
-中略-
台風シーズンが来て、強い風が吹けば福島原発付近の濃い放射性物質は、台風が太平洋を通ると北風にのって茨城、千葉、東京、神奈川に、もし日本海側を通ると南風で宮城に行くと予想されます。
-以下・省略-
これが、本当だとすると宮城最南端の丸森町は、一番に被害を受けます。
大変なことになります。
町内の除染で良いと考えていた私は、身震いしました。
国に、濃い放射性物質の場所の除染もしくは、飛散しない対策の要望書を出してください。
よろしくお願い致します。
私はまだじーちゃんになれないので
この町で生きていこうと決めたら
やれるだけのことをやってあげるしかないですね。洗うのが一番のようです。
小さい子だったら、
外で遊んできたら手足を洗う習慣をつける。
服は自分のも孫のも毎日洗濯。
野菜はぬるま湯につけて洗う。
水筒の水は富士山の水にするとか
魚は大きい魚の身だけにするとか
とろろ昆布を食べさせてヨウ素をとる
いやじゃなかったら、マスクをさせる。
でも、安心や心配とかは案外相対的なもので
福島から丸森に来た人は
ここは随分セシュウムの測定値が五分の一で低いから安心だと言いますし
我々も仙台に行ったら半分だから安心とおもいますが
海外にいる人は「なぜ日本から脱出しないんだ」と言ってます。
何かあったときに牛をつれて200キロ圏外の親戚なんかに避難するかなんて思ってます。