丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

町長さんへのお願い

2019-12-05 06:46:48 | 日記

町長さんにお願いがあります。

台風19号で被害を受けられた方々にお見舞いを申し上げます。

丸森町は東日本大震災に続き1,000年に一度と言われる台風の被害にあいました。

去る10月12日から13日にかけて台風19号は、東海から東北を中心に大雨や暴風となり、

土石流や河川の氾濫をもたらし、本町でも、

丸森地区や金山地区を中心に全地区にわたって著しい被害をこうむりました。

町では、10月12日14時に「丸森町災害対策会議」を立ち上げ、

避難勧告自衛隊派遣要請、緊急要望活動を実施する等、本町の復旧・復興に向けて鋭意取り組んできたところです。

町民の皆さんは時間がたつにつれて、その被害が広範かつ甚大なものであったと解ったにもかかわらず、

約2か月間、復旧に向けて大変な仕事をしてきました。そんな中から町民の復興に向けて、

 特別職報酬の減額措置を講じてはどうでしょうか。

宮城県では復旧費840億円を増額する補正予算案を発表しました。

さて、町内の被害額は405億円と町の予算の何倍にもなっています。

いろいろな支援を受けて復興、復旧に取り組んでいましたが、まだまだ入り口で、

さらなる対応が必要と考えます。以前町長は財源の確保として30%減額したことがありますが、

災害復興施策の財源として、町長特別職報酬の減額措置を講ずることを提案いたしますがいかがでしょうか。

  仮設住宅で必要となる「生活家電セット」を設備してはどうでしょうか。

今回の災害で被災された190世帯が入居を予定している仮設住宅ですが、

仮設住宅と言いますと、3,11東日本大震災を思い出しますが

、当時は日本赤十字社が、被災された方々の生活支援の一環として、

仮設住宅で必要となる「生活家電セット」を購入し、寄贈しています。

生活家電セットとは、洗濯機 ・冷蔵庫 ・テレビ ・炊飯器 ・電子レンジ ・電気ポットの6点です。

日本赤十字社によりますと、「この「生活家電セット」の購入費用は、

日本赤十字社が行う本災害の救援活動のために世界各国の赤十字社を通じて寄せられた

「海外救援金」を財源としているとあります。

国内で集められた義援金は被災県で設置される「義援金配分委員会」に全額が送金され、

同委員会で定める配分基準により、被災された方々に届けられます。」とあります。

海外と言えば当町には株式会社宮城インバウンドDMOがあります。当町は町長が訪問するなど、

協力して台湾などと幅広く交流させていただいています。

海外からの義援金の働きかけをお願いしてはどうでしょうか。

また、その後の各地の災害においては、家電製造販売会社からの支援や、

自治体自身がある程度の家電の支援をした例もあります。

仮設住宅に入る方に3,11と同じくらいの家電が提供できるように、

クラウドファンディングなども含めて取り組んではどうでしょうか。

 義援金や県市町村独自見舞金で半壊以下の被災者の住宅再建の支援について

役場や避難所で配布されている災害がつなぐ全国ネットワーク編の 

「水害にあったときに」という冊子があります。

被災された方がうけられる主な支援の一覧があります。

私はいろんな方の片づけの手伝いに行っていますが、

どこも同じような作業をしているのに災害救助法や被災者生活再建支援法の支援を受けられない

半壊以下の被災者がいます。ボランティアの方々は、ランク付けはしていますが、

同じように再建できるように支援をしています。

義援金や県市町村独自見舞金を配分することにより被災者は早く生活再建できます。

半壊以下の被災者の住宅再建を支援してはどうでしょうか。

 大規模被災家屋や常襲水害地域の移転先を早急にしめすことについて

今回の災害で、住宅被害は全壊103件・大規模半壊242件・半壊601件です。

幸い私の地域では大きな被害はなかったようです。それでも、次は我が家かと心配になります。

被害にあった地域を見ますと山の谷になった場所や川の近く、これまで堤防に守られてきた地域ですが、

以前水害にあって近くの安全なところに移転した方で災害を免れた方もたくさんいます。

災害の調査の中で被害にあった場所の近くで被害の少なかった場所の確認もできているでしょうから、

大規模被災家屋や常襲水害地域の移転先を早急に示すことは町の責任ではないでしょうか。

 森林保全と阿武隈川の防災について

今回の災害で山の谷の部分や、山林を伐採した場所が土石流となって、大きな被害をおこしました。

阿武隈川は町内では支流が堤防を越水して堤防を壊した場所もありました。

住民の方は堤防からあと150センチぐらいの水面に驚きました。

支流や福島県で堤防の崩壊が、当町の阿武隈川堤防の越水や崩壊の可能性を示しています。

今回被害の少なかった舘矢間地区でも避難勧告や命令が出たら、どこに避難するのか、

学校や福祉施設の屋上か、近くの高台はどこか、安全なルートはどこか、

地元ではわかっているつもりでも、迷いがあれば遅れてしまいます。

森林保全と阿武隈川の防災について検討しなおしてはどうでしょうか。

 県立自然公園の中にあるあぶくま荘と不動尊キャンプ場の早期復旧について

宮城県の発表した復興費の中には観光の被災地に観光客を呼び込むため、

宿泊料金の割引き支援を行うための費用など2億円も盛り込まれています。

町の施設の修繕をして、県立自然公園の中にある町民保養施設である、あぶくま荘と不動尊キャンプ場の

早期復旧を県に申し入れてはいかがでしょうか。