10時半に大郷町役場に到着しました。
大郷町は人口8100人位で面積が82、01平方キロメートル。
丸森町が人口13357人で面積273,3平方キロメートルですから
サイズ的にコンパクトな町で、大きな山はなくて
いくつかの山というか丘のようなところに住宅が密集しています。
三陸道松島大郷インターから5分と住みやすい町ですが
周辺の町と同じく、長い洪水との戦いがあったようです。
最初に役場の保健福祉課の千葉課長にご挨拶をして、
早速、障害者福祉担当の緒方智江さんに一対一でお話を伺いました。
たった一人の議員に、一時間半の貴重な時間をいただき
頑張らなくてはというプレッシャーを糧に一生懸命質問しました。
Q 障害者の就職、就労状況について。
A A型の会社に勤めてる方が数名います。役場でも身体障害者の方が雇用されています。
送迎がないと勤められない方々なので条件に合った職場は少ないです。
現在の一般就労の方は公共交通機関を利用して通勤しています。
B型の方は20名ぐらいいますが、「わはわ」パン工房と大郷ファームがあり、
現在、もう一つの農業法人の進出が決まっています。
それぞれ20人の受け入れが可能です。
Q 障害者のグループホームについて。
A 町内に4人利用のが2か所あり、近くでは松島に1か所ある
法人の「わはわ」が経営している。役場の下と少し離れたところにある。
Q 町の支援について。
A 社会福祉法人みんなに輪は仙台が本所で「わはわ」の地区事務所が粕川にある。
元幼稚園だったところを町が無償で貸して、建物の改修費の国県補助の残を町が出した。
事務所の粕川では、生活介護事業、障害児生活相談事業、
グループホーム共同生活支援事業をしている。
A 味明地区の元保育所では、
わはわ味明就労継続支援事業とパン工房わはわ就労継続支援事業がおこなわれている。
A 放課後等ディサービスができた。定員1日10名で登録16名。
いったん家に帰ってから、送迎付きを行っている。
A 町は国等による障害者就労支援施設から物品の調達に関する法律の規定に基づき
町内にパン屋がなかったことから「わはわ」の米粉パンを学校給食に使っている。
大郷の施設には町外からの利用者もいる。また、町外の施設を利用する人もいる。
今年度から、保健福祉課の人員が2人増員されたそうで、障害者、高齢者、生活保護など
福祉の仕事が増えていくのがわかります。
12時のチャイムが鳴るまでお話をいただきありがとうございました。
その3 障害者のグループホーム・就労施設を訪問につづく