丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

一般質問「東北放射光誘致で町はどうかわるのか」の、町長答弁 その2 本町のみならず、周辺市町も含めて学術及び産業施設の集積が期待される

2017-03-24 10:37:37 | 日記

 

 質問

 東北放射光誘致で丸森町はどう変わるのか

 町長答弁

 大きな2点目の第2点についてお答えします。

 現在の東北放射光施設計画の進捗状況ですが、昨年11月から文部科学省の量子ビーム小委員会において、

次世代の軟Ⅹ線向け高輝度放射光源とその利用について具体的な調査検討が開始されており、

今年2月には中間的整理がおこなわれその内容が公表されました。

国内外での研究動向、施設動向、求められる性能等の技術的事項、

我が国における政策的意義などについて整理されるとともに、

「国の財政が厳しい折、軟Ⅹ線光源は産業利用も期待できることから、国だけでなく、地域や産業界の活力を取り込み、

財政負担を含め、言わば官民地域パートナーシップにより推進することが、プロジェクトの実現や成功にとって重要」

との考えがしめされております。

 昨年の12月には、一般社団法人東北経済連合会が主体となって、

放射光施設の建設・運営の主体と想定される「一般財団法人光科学イノベーションセンター」が設立され、

先月、仙台市において設立総会が開催されました。

財団では、世界世界最先端の研究基盤施設であr放射光施設の建設地選定にあたり

選定プロセスの透明性、公平を確保するとともに、技術的な視点、学術的な視点、産学共創の視点の3点を総合的に勘案し、

候補地点の適性審査を行うため「東北放射光施設建設地選定諮問委員会」を設置し、

建設地選定関する基本方針のもとで審査を行うこととしているようであります。

 建設地選定に関する基本方針は、「世界最先端の放射光施設の建設はもちろんのこと、

当該施設を核として、大学や企業の研究者・研究施設が集まり、研究成果を製品化する生産施設が集積することにより、

世界をリードする研究開発や製品開発ができる『産学共創の拠点』となりうる地点とし、

これにより、東北地域のみならず、我が国全体の産業競争力の向上をめざすものである。」とされていることから、

本町への誘致が実現すれば、本町のみならず、周辺市町も含めて学術及び産業施設の集積が期待され、

第5次丸森町総合計画の基本方針である「地域力を活かした活力を生み出す産業のまちづくり」が進展すると考えております。

 建設地の選定結果につきましては、諮問委員会において4月中を目処に結論を出したいとのっ新聞報道がありましたので、

本町及び県南地域にとって、よい結果が出るよう期待しているところであります。(終わり)

 

一條ですが、

丸森町にとっては、放射光施設建設の種を見つけて、震災による東京電力原発事故からの、

復興のシンボルとして東北宮城に建設の道筋をつけるための真面目な努力をしてきました。

県南4市9町の団結と福島県北部の市町の協力をいただき、

最近では宮城県の3か所の候補地に残り最強の地盤が評価されている。

と思っていました。

皆さんにも「」小さな町の大きな夢」丸森応援よろしくお願いいたします。

 

 


小さな町の大きな挑戦!一般質問「東北放射光誘致で町はどうかわるのか」の、町長答弁 その1 これまでの誘致運動支出は

2017-03-24 06:04:56 | 日記

平成 29年度予算には放射光施設建設候補地の整地や隣接地の買収予算も盛り込まれて、

誘致のための町の支出は総額1億円になろうとしています。

2017年03月03日
東北放射光施設計画 (一財)光科学イノベーションセンターからのお知らせ

 (一財)光科学イノベーションセンターでは、2月19日(日)に「東北放射光施設 建設地選定諮問委員会(第1回)」を、2月25日(土)に「東北放射光施設 建設地選定諮問委員会(第2回)」をそれぞれ開催しました。 
 開催概要につきましては、添付ファイルをご参照ください。

以上

(添付ファイル)
 東北放射光施設 建設地選定諮問委員会(第1回)議事概要
 東北放射光施設 建設地選定諮問委員会(第2回)議事概要

 質問 これまで、誘致に、人件費などを含めてどのくらいの支出があったのか

 町長答弁

 平成24年9月21日の河北新報一面に「放射光施設を東北に」という記事が掲載され、

東北の7つの国立大学が連携して施設の誘致及び東北地方への誘致に取り組んでいることが分かりました。

わたしは、学術のみならず産業利用のニーズも高い最先端の研究施設を本町に誘致できれば、

東日本大震災からの復興のシンボルになることはもとより、施設設置による経済波及効果により

人口減少が続く本町にとってその歯止めになるのでは、との期待を持って、

放射光施設の誘致に名乗りを上げたものであります。

 これまでの誘致活動にどのくらい支出があったかとのご質問ですが、

平成25年4月30日に丸森町東北放射光施設湯地促進協議会を設立した後は、

協議会が主体となって誘致活動を展開してきております。年間100万円の補助金により運営しており、

今年度まで500万円を支出しております。

また、平成26年2月4日には、県南地域が団結して誘致活動をおこなうことを目的に、

宮城県南4市9町で組織する宮城県南地域放射光施設誘致促進協議会を設立しておりますが、

その負担金ちして84万円を支出しております。

 さらに、今年度においては、3000万円を当初予算に計上し、

舘矢間山田地区の誘致候補地についての調査測量設計業務として、

堅牢な岩盤を持つ本町候補地についての優位性を明確にすべく、

地質調査をはじめとした調査測量を行ったところであります。

 なお、これまでの誘致活動につきましては、協議会事務局として企画財政課があたっておりますが、

専任職員を配置してはおりませんので、人件費につきましてはとくに算出しておりません。