丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

そのつ森通信がきましたので掲載します

2015-02-02 12:26:58 | 日記

そのつ森通信  No.2 (発行者:NPO法人そのつ森 2014年12月)

 

皆様、ご無沙汰しています。お元気ですか?

今年の冬は、急に季節が早まって、各地に大雪をもたらしています。ひっぽも積雪ですが、幸い大雪には至っていません。昨年の大雪によって孤立したひっぽ地区を思い出し、他人事ではありません。

いつどこで災害に合うか、本当にわからない世の中になってしまいました。具体的な対策と共に、いつでも避難民になりうることの心の準備と、地域の協力体制が欠かせません。

 

さて、旧筆甫中学校の改築状況です。デイサービスの部屋、トイレ、風呂、厨房兼食堂、生産活動室が、ほぼ完成しました。これから、エアコン、テーブル、ベッドなど、必要なものを少しずつ揃え、デイサービスの許可申請の準備をします。

2階の雨漏りが結構ひどく、建物の痛みも心配ですが、資金が今のところそこまでまわりません。どなたか、詳しい方やボランティアで直してくれる!なんて方がいらしたら神様です!お知らせください。

 

建物が大きいため、消防法や建築規準法などのハードルが高く、クリヤーしなければいけないことがたくさんあります。資金も手間もかかるため、どこまでできるのか悩みますが、一歩一歩進んでいきたいと思います。

 

さて、これまでの「そのつ森」について、お知らせします。

 

太極拳合宿

8月22日から24日、太極拳合宿の受け入れをしました。東京新宿にある、蓬治療所率いる太極拳教室、蓬ミ塾です。今回は、まだ改築が終わっていない状態でしたが、不便な中20人が参加。そのつ森の応援合宿をしていただきました。校舎の2階の教室に畳を敷いて宿泊していただきました。台所や食堂も完成していなかったため、家庭科室の水道を外付けで急遽取り付けて使いました。食事は、みんなで2階に運び上げました。

朝は、校庭で朝日を浴びながらの練習からはじまり、暑い時間帯は、体育館での練習を行いました。夜は、獲りたてのイノシシ肉の差し入れなどがあり、大変盛り上がりました。

多くの参加者が、またひっぽで合宿をしたいとの感想を残して帰られました。みなさま、ありがとうございました。

 

図書館 

 「シャンティー国際ボランティア会」さまから、津波の被災地で活躍していた移動図書館の本と書棚が、そのまま、そのつ森に寄贈されることになりました。今は、書棚25個と約3,000冊の本が運び込まれたところです。少しずつ、素敵な図書館にしていきたいと思います。本が好きな方、お手伝い大歓迎です。

居酒屋中学校

来年4月オープン予定!酒飲みの大人たちが、気軽に飲める居酒屋を作ろう、という楽しい企画があります。学校でアルコール!というところがミソです。来年の、そのつ森の食堂は、金曜日の夜、電気が消えずに賑わっているかもしれません。

支援の輪 ―みなさま、ありがとうございますー

本日、理事会がありました。

来春の介護保険事業開業に向けて申請書作りが進んでいます。
その他にも建築基準法や消防法など、いろいろと難題や手間が多いのですが、ひとつひとつクリアしていきたいです。
 ...
そのつ森は、ひっぽ地区の活性化のために、さまざまな活動を行っていますが、まず、この介護事業が軌道に乗らなければ、その他の活動も長期継続は難しいと考えています。

いわゆるデイサービスの事業ですが、あえて名称は

「そのつ森デイシェア」

にしようと、決まりました。

サービスを提供する事業者ではなく、その日一日を、いっしょに共有しましょう、という意味合いです。
本来、介護は暮らしの中にあったはずですものね。

近々、絵本作家の荒井良二さんにお願いしている
ロゴも完成しそうです!

だんだん、ワクワクしてきました!!
                     by Miko Iwasa

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愛知県の中部大学 春日丘高校、インターアクトクラブの生徒さんたちが、被災地支援の一環として、そのつ森を応援してくれています。売り上げがそのつ森の支援金になる、ひっぽTシャツを売ったり、来春には、ひっぽに泊まってイベントをやりたいと申し出てくれたり、と意欲的に関わってくれています。

 

まきもの工房さんの「けいとだま基金」、刈田路代さんの「カリッペ9絵はがき」、南椌椌さんの「Viva! Hippo!

Tシャツ」など、芸術家の皆様も資金集めに協力してくれています。

 

歌手のおおたか静流さん率いる「でんでらキャラバン」が、ひっぽ小学校でミニコンサートを開きました。でんでらキャラバンは、震災後から福島の子どもたちのために、ボランティアで支援活動をしています。NHKの「にほんごであそぼ」で有名になった、「でんでらりゅうば~でてくるばってん」で始まるコンサート。ひっぽ保育所の子どもたちも、サックス奏者の梅津和時さんといっしょに龍になり、練り歩きました。トークも楽しくて、上級生たちも爆笑していました。

 

「災害子ども支援ネットワークみやぎ」様より、ウクレレ7台とウクレレソフトカバー7個が、寄贈されました。「ひっぽウクレレ音楽隊」を結成し、ひっぽの子どもたちを中心に、ウクレレを使って音楽活動を開始します。まずは、歌いながらコードを弾いて遊びたいです。オリジナルソングなどできるようになったら、デイサービスやお祭りなどで発表したいと思います。

音楽の好きな方や協力してもらえる方、ぜひご連絡ください。いっしょに、遊びませんか?

 

その他、たくさんの個人の方からのご支援も、たくさんいただいています。

皆様からの暖かいご支援により、そのつ森は継続していくことが出来ます。いただいた助成金の中には、年金から少しずつ支援金を送っている方などもいらっしゃるとのことです。みなさまの暖かいお気持ちを無駄にしないように、大切に使わせていただきます。
 フェイスブックに、ときどき出来事をアップしています。パソコンをお使いの方は、ぜひ「そのつ森」のページを、のぞいてみてください。

今後とも、引き続きご支援よろしくお願いいたします。

 

助成・寄贈 

平成26年度丸森町地域活性化施設等整備事業補助金 (200万円)

宮城県共同募金会「住民力・地域力・福祉を高める支援事業」(21万円)

災害子ども支援ネットワークせんだい(ウクレレ)

シャンティー国際ボランティア会 (本、書棚)         ありがとうございました!

 

NPO法人そのつ森 広報担当 岩佐未弧 

〒981-2201 宮城県伊具郡丸森町筆甫字細田103-13 電話&Fax 0224-76-2015