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2010/8/28-30:北岳バットレス第4尾根&中央稜継続登攀Ⅰ

2010-08-31 16:55:15 | 山行

 今回は超有名なアルパインコース・・・・・ここです!   そう、北岳バットレス第4尾根

OPANDAは第4尾根は2度ほど、上部/下部フランケ、Dガリー奥壁、ピラミッドフェース・・・と登攀済みだが

「中央稜」はまだなので、継続登攀なら・・・と行ってきましたよ

8/28(土)山梨交通で広河原へ  

約2時間で本日のお宿「白根御池小屋(しらねおいけこや)」到着

4尾根、下部からは数年ぶりなので下見へ

二股から八本場コルへの登山道を進み、まずは1本目のガリー(ヒドゥンガリー:水なし)

2本目がbガリー、ようするに「バットレス沢:水なし」  中央の大岩が目印

イヤでもわかりそうだが、いつも夜明け前真っ暗な中ヘッデンだけで歩いてたので気が付かなかった

すぐ先に水の流れるcガリー

このcガリーとbガリーの間の尾根を詰めるのが一番簡単かなあ・・・と言うのが結論

黄ペンキで何とか書かれてるんだけど・・・「bad gari」?

この尾根も、下部はバットレス沢側とcガリー側両方に踏み跡あり  ま、どっちでも同じと思うがワシらは左側、つまりこの写真の虎模様ロープの後ろから行くことに決めました  さて、これで一安心  

小屋へ戻って・・・・

ゴキュッ、ゴキュッ!!  つまみは勿論バットレス 赤線下がマッチ箱のコル 明日ここを懸垂するわけだ

夕飯はいつものように焼き肉弁当 うまい!

あら、あら、あっという間に湧き立つ雲

今回は夏山シーズン中と言うこともあり、いつものように、2時、3時出発でトップを取ろうと言うのではなく、大方針転換。

裏をかいて遅めに出発、早出組が既に中盤にさしかかるであろう頃に、取り付きに到着 早朝渋滞を避けゆっくり登攀と目論見ました。  順調にいけば、4尾根+中央稜1日終了。 渋滞遅延でも、4尾根だけは済ませ肩の小屋泊、翌早朝、頂上から下降して中央稜登り返し・・・・素晴らしい計画だ!  さて、この浅知恵や如何に?

8/29(日) まあ、遅いと言っても4:45出発  まだ月は沈んでません

バットレスへ月の入り

登るに連れ、八ヶ岳が見えてきた

左はcガリー まずは低草帯を登る

「トレッキング X モドレ」 踏み跡がしっかりなので、一般登山者が迷い込むんでしょうな

これなら誰も迷わない(ただ、踏み跡は何本もあるのでこの岩が見つからなくても間違ったわけではないヨ)

遙か上方にクライマー発見!  4尾根かピラミッドフェース上部だ

今6時半だから白根御池2時前に出発?  はえ~!!  つうことは、もう渋滞は終わった?

上から見ると迷うことないような尾根なんだけどね 左バットレス沢

はい、これも有名な写真ですね。  「bガリー大滝」   バットレス一有名な第4尾根の中でも一番有名なアプローチですね

誰もいない!! やったあ遅出策略は大成功!!! 下を眺めても後続なし  いるのはアブばかり

ゆっくり準備、ゆっくり登攀開始ですよ

ここを2ピッチ登れば、どうせまたアプローチシューズ(登山靴)で移動なんでクライミングシューズに履き替えないでそのまま登る

ロープもまたたたむので、ケチって1本だけ出す  どーせⅢ級ですから墜ちないでしょう

これが2P目 どこでも適当に登る  ハーケンは適当にあります

2P目終了点から  不気味なくらい静かな取り付きだ これで上は混んでるんだろうか?

ここから踏み跡を左にトラバース  っつうか、すぐ直上、つまりbガリーを詰めてから左へ行くらしい

復習  上から見るとbガリー取り付きへの道は一目瞭然・・・ところが暗いと迷うんだなあ

左、右、左上、左へ・・と行くとCガリーにぶつかる  ここを赤線のようにトラバース

黄丸の岩には・・・・

赤ペンキで「バットレス →」の文字、Cガリーを詰めなさい  っつうことか?

かまわず無視  そのまま横断バンドを灌木帯へ入る

我がE校長著「アルパインクライミング」トポでは「灌木帯に入り30mで薄汚れた露岩を直上80m、更にトラバースしリッジを2PⅢ級上を登っても可」となってるんで、まずは行けるところまで行ってみると先客が・・・あまりに至近距離なので「あのう、そちらはどちら様ですか?」「ピラミッドです」のお答え  北海道大学山岳部の皆様でございました。 (約束どおり宣伝しましたよ~ (^(エ)^)ノ 

実は、あまり4尾根が混んでいた場合、この緩衝帯をさらに進んでピラミッドへ、んで4P登り、また戻って4尾根取り付きへ行こうと思ってたんですよ、あたしゃ。 してさらに、まだ混んでいたら、またピラミッドへ戻り2P登り、4尾根3P目通称「白い岩のフェース」基部へ行こうと・・・万全の備えで臨んでいたのでありました  ワシは偉いなああ ( ̄^ ̄) エッヘン

んが、そんな必要まったくなかったんで、戻って露岩を登りましたとさ  

しかし、支点もないし 景色もおもしろくないので途中でリッジを登り始める 2P登ったところで 

こりゃあ、何時までもアプローチシューズじゃあまずいだろうってことでこの場所で支点にぶら下がりながらクライミングシューズに履き替えました (;´Д`A ```  パートナーへも履き替えを指示  

真下は、4尾根じゃなく、ピラミッド 例の北大山岳部の皆様です。 ガンバ、ガンバ! いつもOPANDAブログをご覧頂きありがとうございます。  一つ質問、あれからちゃんと登攀終了できましたか?  マッチ箱の先、それから中央稜基部からマッチ箱に何時着くか見てたんですけど、見かけなかったんで、ちと心配です。

背にはでっかく富士山が

こっちは一般道 八本歯のコルからの下降路  赤丸他大勢の登山者

これまた有名の上に「超」がつく、4尾根1ピッチ目通称「コーナークラック:Ⅳ+」 初めてのパートナー、立派にリード

しかし、上部にも、下部にも誰もおらん????  これって本当にバットレス?  ワシらで貸し切り!

天気も良いしサイコーだああ 赤丸今朝出発した白根御池、 黄丸広河原

 

 2P目(Ⅲ-)OPANDAリード

 

3P目白い岩のフェースをパートナーリード 青い空が白い岩に栄えるなああ

OPANDA、4P目、短すぎるので5Pも継続、マッチ箱のピークでビレー

「ヒャッホ~」しびれる高度感だ  右下シュリンゲ類は懸垂ポイントその1 現ビレー点がその2

 

 

 ここからは、OPANDAの今日のメイン「中央稜」がよく見える  赤線か黄線 スンマセンどっちだったかワカラン 見えているのは、3P&4Pと思う

これまた懸垂下降と言えば、バットレス4尾根か、剱源治郎尾根か・・・と言われるほど有名な懸垂ライン

 そして6P目パートナーが行くⅣ級のフェース

お遊び マッチ箱はただ岩の上に乗っかっているだけのようです 下部の間隙

7P目枯れ木テラスまでOPANDAリード

4尾根は事実上、これにて終了でございます  ああ、楽しかったあ

しかし不気味なほどすいてたなあ   あとはちょっと下がった岩陰にあるこの懸垂ポイントから中央稜取り付きまで懸垂致します

続く・・・・

 

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