OPANDA

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2009/9/26-27:北ア明星山P6南壁「クイーンズウェイ」

2009-09-28 14:57:35 | 山行

 オーストラリアボケも治らないうちに、いきなりかなりハードな予感、明星山の「クイーンズウェイ」へ

聞いたことある人?   明星山と言えば入門「左岩稜」・・・入門と雖も垂壁人工登攀を含む登りごたえのあるルートだ。 そしてフリーの名コース「フリースピリッツ」 16Pに及ぶ、スピード、テクニックを問われる好ルート  OPANDAは両方登っているんで、今回はあまり人が登っていないようなこのコースへ

9/26(土) とにかく遠い  新潟だからな、しょうがない。  あずさで松本  乗り換えて信濃大町  更に乗り換えて・・・・車窓から眺める初秋の木崎湖  日本の景色だなあ

白馬駅で拾って貰う

白馬三山がよく見えました  明日は期待できるぞ

5時過ぎ明星山到着  明日の渡渉点を偵察に行く  水量少なく、飛び石で行けることが判明  ラッキー!

これは渡渉点から眺める左岩稜

こちら対岸から見下ろす「クイーンズウェイ」取り付き付近 フリースピリッツとほぼ同じ

大体こんな感じ  マニフェスト、フリースピリッツ、クイーンズウェイと、所々交差したり、重複したり、上へ向かう

 

いつもの駐車場で「シャブシャブ」宴会・・・食べ過ぎました。

9/27(日)4:20起床  満点の星空だ  良い登攀日和

1P目はⅣ級  但し支点なし。 スリングかける灌木も小さくほんの気休め支点

2P目最初の核心、かぶったクラック手前の校長 核心はビレーに専念のため写真なし

Ⅵ+と言うことだが少なく見積もっても「5.10a」はあった  バランスが悪いんです  あと例によって支点がないんでリードは大変 カム2つ決めてました  一つはOPANDA登攀時外れた 核心へ行くまでも結構腕の力を消耗するんでスピードも大事  難しゅうございました 先が思いやられます

3P目Ⅴ-級 とにかく支点がないか、古すぎ(OPANDA見たこともない形状のハーケン等)

しかも年に数人も登らないのだろう、岩は表面に薄い膜が張っているような感じ 滑る

4P目Ⅳ級 おまけに浮き石多し  3個に1個は浮き石?  「ラク」させないように登るので神経も疲れる (取り付きに2人組見かけたんで)

5P目Ⅴ+級:中盤の核心 かぶったコーナークラック 出だしが一番悪い  がセカンドならレイバック気味に思いっきり登れて気持ちよい  残置カムあり(テンションかけない方がよい)

 

慎重にカムを決める校長

順調に乗り越す

6P目:Ⅳ級  なぜか上から落石あり

理由がわかった  懸垂でおりてくる2人パーティあり(黄枠内)  昨日は岩場の何処かでビバーグしたのだろう

明星山はルートが難しすぎる、見つからない・・・・等の理由で、夜中まで岩場にヘッドライトの灯りが明滅してるのをよく見かける  たぶんそのようなパーティ、ご苦労様でした

6P終了点で小休止   行動食&水分補給  うっすら日が差す曇り空で大して暑くなく助かった 

7P目:ⅢかⅣ程度

7P終了点から  しびれる高度感でしょう?

8P目(V級:もしこのルートで合っていればⅥ級+はあると思う)・・・ここからルートがよくわからない 一端右のハング下迄行って、あまりの悪さに戻ってきた校長

今度は左へトラバース 垂壁に乏しいスタンス、小さなホールド おまけに支点なし

撤退やむなしの雰囲気    こんな真剣にルートを探す校長を始めてみました、ワシ

気の遠くなるようなトラバース  そして細かなホールド&スタンスを使って直上

おそらく本日最難関の場所(と言うより最危険個所)・・・・今でも正しいルートだったかどうかわかりません

が、とにかくまあ、支点らしいところへ着いた  大冷や汗かきました

9P目Ⅴ+級 ムーブが決め手 右へ左に体をふって登る まさにフリーっぽい登攀 8P目から比べれば正規なルートと思えるので楽しかった

 9P目終了点  良い高度感だよ~ん 

10P目Ⅵ+級 いよいよ最後の核心 出だしのクラックが悪い  それと上部の小ハングの乗越がポイント

しかし今までの苦労を思えば・・・なんとかなる  ちゃんとしたコースだと言う安心感も

11P:Ⅲ級  このコース唯一余裕を持って登れるピッチ 

 支点からの眺めもよい  ここならビバーグも悪くない?

 終了点:ふー厳しかった~!!  冗談でなく、このコース、年に1組も登らないのでは?

難度と危険度、両方を兼ね備えてます  もう一度行くかと言えば・・・・・行かないねえ、キット。

青屋根土産物屋右から赤線に沿って河原に降り、渡渉してそれぞれの取り付きに行く

なんか、コールの声や笛の音が聞こえるので「H松さん?」とどなってみると果たして左岩稜を登っているH松さんの返事でした  こちらから降りていくと、左岩稜組も無事登攀終了   休憩後、一緒に降りました

いや~、登った登った  中央右よりをほぼまっすぐ登りました

  

下山後のお約束  白馬「みみずくの湯」へ  冬よく行きます

外の東屋  やってるの始めて見た  「生ビール」の文字にいきなり2杯

お奨めの豆腐も頂きました  普通の絹豆腐と自然薯豆腐  どちらもおいしゅうございました

冬も土日はやってるそうです (そうかなあ?)

入るとヌルヌル、出てツルツルのアルカリ泉  露天風呂からの白馬の眺めも格別です

   

いやあああ、難しかった「クイーンズウェイ」 

困難と危険の違いを新たに認識させるコースでした

 

おまけ:白馬駅前に新しく開店したコジャレたカフェバー  アイスコーヒーのノボリが・・・・・

冬まで持つかな?

 

 

 

   

 

 追加写真   

Yeti HPから拝借しました、この場を借りて御礼申し上げます。

2P目:核心のかぶったクラックを乗り越してホット一安心

しかし、ここからもかぶった岩の下をアンダーホールドでトラバース、岩が滑りそうで怖い

ここだけでも錫杖「注文の多い料理店」の核心に匹敵?

4P目:ここは楽しく登れた

8P目:もの凄い高度感とショボイホールド&スタンス・・・堪能致しました

 

 

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予告編:GBR

2009-09-18 13:27:44 | ご旅行

 グアムあたりの安い航空券ないかな~     ・・・とネットで探してると、突然グアムより安い航空券  なに? 

東京-ケアンズ 往復20,000円!

おい、おい、ケアンズってオーストラリア、しかもあのグレートバリアリーフの玄関口じゃないか

そうか、これがかのディスカウント航空会社ジェットスターかあ。

少し迷って翌日また同じウェブを見ると、往復25,000円  一夜にして値上がり!

速攻で申し込みましたね、あたしゃ。 

でまあ、結局、機内食や個人用TVや手荷物(預ける)やら全部オプションなので25,000ポッキリとはいかんが、まあ、安いことに変わりがない。

つうこって、向こうではダイビング専用船で2泊3日のダイビング三昧ざんす。

コンパクトデジカメ用にハウジングも買ったので、水中写真も乞うご期待!

では、今晩から行ってマイル

( ^ (エ) ^)ノ  うひょ~!

 

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2009/9/11夜行-13:北穂高岳(大雨のため涸沢停滞)

2009-09-14 10:00:47 | インポート

(ノω・、) ウゥ・・・

お察しのとおり。   前線通過大雨のため、稜線へ上がるのを断念、涸沢までで打ち切り。

ここのところ、天気のパターンが悪い。

9/12(土) 上高地着いたらいきなり雨  

しかし、まあ今晩中に前線は通過、明日は晴れることを信じ歩き始める

徳沢-横尾間、一部道路を閉鎖し修理してます    修理後は動く歩道が併設されるそうです。

屏風岩  あまりの雨で、でっかい滝が出来てます

涸沢ヒュッテが見えてきた  もう靴の中までビショビショ

「あたし、もう濡れちゃったわよ」・・・ん十年前A山学院短大の某お嬢様の御言葉

こんな天気のわりには結構テントがある涸沢

樹林帯を抜けたら、予想通り暴風雨   稜線は北穂から前穂まで、黒い雲がまんべんなくたれ込めている

 や~めた!  初心者いるんで、南陵のクサリ場も不安だしな

つうこって、13時に小屋泊まり決定  早すぎるんで、濡れた衣服干したり、昼寝したり、生ビール飲んだり・・・・

夕食5時 イカ芋煮物、揚餃子、鶏ソテー、鯖照り焼き・・・一通りうまい  生はアサ○だけだけど、缶はキリン、サッポロあります。  7時頃には就寝  一度目起床は10時頃だった  しかし、雨がやまない

 9/13(日)  一夜明けるとうって代わって・・・・・雨!  話が違う

 そう言えば、昨夜テント組が逃げ込んできたし、小屋も雨漏りしてたなあ

4時に起きるもダメ  もう5時過ぎてんだけど・・・暗いなああ

屏風のコルに赤い雲   今日はこのコル越えでもしてみようか・・・パノラマコース

常念岳(2,857m)は大丈夫なんだけど、穂高は全滅だなあ、今日は  

出発後7時くらいには日も差してきた

でも、上はダメ  北穂も全然

穂高もまったくダメ  おまけに北風が結構強いことがわかった  きっと稜線は・・・

じゃ、ただ来た道を戻るのもつまらないので、「パノラマコース」でも行きますか

この屏風の頭の右側コルを越えて徳沢へ降りる道です

 

 屏風のコルまではこんなトラバースが続くので残雪期は要注意  でも新しいロープが張ってあったり結構整備されていました。

 

 やっとコルが見えてきた

 

コルへ出ると 強風・・と言うか暴風!  北風で、おそらくこのコルが通り道になっている

前穂をご覧なさい 動画でお見せできないのが残念  すごい勢いで雲がわき上がり流れていく

 

 屏風の耳を目指し、途中まで登る

 

涸沢   これじゃあ、稜線は大変だあ!! ジャンに行きたいと言っていた「おばさま」がいたけど、断念しててくれれば良いが・・・・。

 

 これが屏風のコル 右手が涸沢、左手が徳沢

 

かなり降りてから屏風のコルを振り返る  V字に切れてて良く風がとおりそうだ

 

この台地に「奥又白池」がある  右手奥は明神岳?  前穂岳?

お、中畠新道を奥又白池へ向かうパーティ発見!   いいなあ、明日は良いクライミング日和でしょう

中畠新道分岐から 中畠新道取り付きを眺める  この尾根を登っていきます 急登だよ

下の人たちは奥又から降りてきたクライマー 

「何処か登れました?」  「いやあ、宴会しに行っただけでした」  さもありなん

 

明神付近から眺める明神岳  きょうは3,000m以下の山は素晴らしい!  今回一番の景色かも

 

いつものように上高地温泉ホテルの樽湯  時間も早いので空いてました

 

ゆっくりと温泉を楽しめた

んで、松本   前回満員で断られた「萬来」も楽勝

やっぱ、ここの馬刺はうめーなー!!!  とろけます

山賊焼きもうまい!

超大盛り「海鮮シーザーズサラダ」  右上山賊焼きの切れ端から大きさを想像してください

山から降りたビタミン欠乏者には嬉しい量です。 お奨め!!(食べきれなくても知りません)

 

 つうこって、久々の一般登山は、ジジババ向けハイキング休暇となりました。

ま、たまには、いっか。

 

「動く歩道」云々はジョークです、念のため    「濡れちゃった」云々はホントです、念のためx2

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予告編:北穂

2009-09-11 17:27:57 | インポート

 やっぱたまには景色を楽しみ、山小屋でくつろぎ、朝日夕日に感動する一般登山をしないと・・・・・

・・・っつうこって、今晩のムーンライト信州で松本、~上高地、涸沢経由北穂小屋へ向かいまする。  日曜は奥穂~前穂~重太郎~上高地か、そのまま涸沢経由で降りるか、天気が微妙なんで臨機応変に考えます。

お見かけ頂いたら、お気軽にお声をかけてくださいまし。

では、( ^ (エ) ^)ノ

 

 

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2009/9/6-7:谷川岳衝立岩ダイレクトカンテ(雨天中止)

2009-09-07 10:00:56 | 山行

  谷川岳も、いよいよ衝立岩  衝立岩入門「ダイレクトカンテ」へ

9/5(土) 一の倉沢出合から眺める衝立岩

左黄丸「南陵」取り付き、南陵はすぐ左側に回り込んでから烏帽子岩を目指すのでここからは見えない  

赤丸「中央稜」取り付き 中央稜は衝立の左スカイラインを登るので、ほぼ全ピッチ丸見え

目指すダイレクトカンテはここを右下に降りてから取り付く まっすぐ衝立の頭へ向かうのが最難関「雲稜ルート」 青矢印は「烏帽子岩」だが、方向的にはここに向かう   それを避けるように右側を登るのが「ダイレクトカンテ」 人工登攀(アブミ)主体だ

 この日(土)まあまあのお天気  ほぼいつもスポッティングスコープでクライマーを見物しているおじさんの話だと、雲稜が1パーティ、シュリンゲが2つ切れたとかで早々に撤退してきたそうだ そして南陵は数パーティ あとダイレクトカンテに1パーティ行ってると言うので双眼鏡で見てみると、もう5時近いというのに2P目あたりに3人パーティ発見  これじゃあ、登っても、降りても時間切れ日没は間違いなし。   どうするか見てると懸垂下降を始めた  その後真っ暗の中、テールリッジ(下写真黄色枠内)をヘッドライト点けて下降し始めたが、我々の就寝時間21時を回ってもまだ帰り着かなかった。 

 

9/6(日) 3時起床 星は見えないが曇り空  悪くはない  4時出発  ところが5時頃になり霧雨が降り出したとかと思うとあっという間に岩も草も濡れ濡れ  ヒョングリの滝を高巻き  七ツ釜へ懸垂でおりた頃にはご覧の様子

霧雨に煙るテールリッジ末端 

七つ釜のうち三つが見えている  ここへ懸垂で降りる フィックスロープはあるが、心配な方は自分のロープで

山水画の世界だ・・・・なんて悠長なこと言ってられない  天気予報は6時から晴れなので、しばらく天候回復を待つ

6時過ぎてもまったく好転しない  撤退決定  これでは今すぐ晴れても岩が乾くまでまだまだかかる

「噴水の滝」

駐車場はもっとびしょ濡れ 本格的に降ったのかも  

しかし8時過ぎには天候が回復しだす

ま、こんなもんでしょ  この日晴れを待って取り付いたのは、南陵1パーティ、中央稜1パーティのみ  

ただ帰るのもしゃくなので、マチガ沢出合にある「マムシ岩」でトレーニング  ルートを限定すれば結構遊べます

ハングを利用すればアブミの練習もできる   H松さん まずアブミ1つ目・・・ほぼ空中アブミなので結構きつい

2つ目も空中アブミだ

ハングを越した奥に3つ目をかければ終了   良い練習になりました

OPANDAは2番目なので、要領がわかり2つで越えました

っつうこって撤退しても温泉は必ず  いつもの湯テルメ

露天への階段

ほっと一息

おおおっ!  こんなテラス席が何時の間に?

しかし・・・・ここんとこ天候に恵まれないなああ   ( ̄ω ̄;)

 

コメント (2)
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