→ http://www.shinmai.co.jp/news/20130427/KT130427FSI090009000.php
4/27(土) 遅めの臨時あずさで白馬まで行くと、猿倉までのバスはなぜか「雪崩れの危険があるため運休」 猿倉で雪崩れはないだろう? と猿倉荘へレラすると、大雪渓で雪崩事故が起き入山は難しいとのこと。 まあ、とりあえずタクシーで行って三日 確かに今朝まで雪が降っていたんで、誰が考えても沢筋は危険 当初の予定では、本日猿倉泊、翌日主稜登攀、雪の状態によって頂上小屋泊か、そのまま大雪渓を1時間で尻セード・・・・っっつう計画
猿倉到着 ありゃああ、結構深いね雪
まだ4時前、なんもやることがない 夕飯6時までにせめて白馬尻から主稜の偵察でもしてみっかと空身で出発 もうまもなくかなってところで5人パーティ(遭難6人のうちの5人)+県警救助隊数人と遭遇 「こーいう時だから入山は自粛してください!」ときつ~いお達し 右下警官お二人 口元に泡をたたえてさぞやご活躍だったことでしょう ご苦労様でした まあこの写真だけ撮って、憔悴しきった5人には「大変でしたね」くらいしか言葉が見つからず・・・速攻下山 でも下見でわかったのは雪の状態悪すぎ この辺でも硬い雪の上に20cm以上は新雪が積もっており明らかな弱層あり しかも弱りつつと雖も強風+ときおり降雪 帰りは自分のトレースもすっかり消えて、膝上ラッセル 一般道でこれですから 今回の雪崩がなくとも白馬主稜は、早期撤退だったでしょうな
帰ってくると報道陣が待ちかまえてました OPANDAはノーコメントです ご本人達へ直接聞いてください
っつうこって報道陣へひっきりなしに受け答え、鳴りやまない電話・・・小屋番さんも大変でした でもしっかり夕飯作って貰えました 今日が小屋開けだそうです 天ぷら多くて持参の「黒霧島」では酒足りずカップ酒もやっつけましたとさ
4/28(日) いやはや一晩中すごい風でした おまけに早朝から県警+遭対協+報道陣で大にぎわい
さて、今日はどうしましょうか? 唐松岳? この風では運休でしょうゴンドラリフト ダイイチ今日も来ません路線バス
これっておかしくないアルピコさん? 観光バスじゃなくて路線なんでしょう? 誰も山入る人ばかりじゃないでしょう? 実際我々降りるために利用したいのに・・・結局またタクシー 白馬駅は次の列車まで2時間待ち しょうがないんで朝風呂です こんな時もOPANDA温泉情報網はすばらしい ここなら朝から絶景が楽しめる立ち寄り湯あり! ど~よ?
風呂から眺める恨めしの白馬主稜(実際ルートはギザギザ) なかなか縁がない有名ルートってありますよね σ(^(エ)^ ) は、アイスなら「黄蓮谷」 冬季バリエーションならこの白馬主稜 既に何回敗退? まあ、山は逃げないし・・・・
「白馬ロイヤルホテル」のお風呂でございました 500円→運転手さんから貰った割りチケで450円 お買い得度100%
さあて明日も休みだし、天気も良いしどこ行きましょうか?
早春の中綱湖
ローカル線だなあ
当ブログファンの皆様ならもうおわかりですね、今日の行く先 茅野で途中下車 バスで美濃戸口入山
途中で会った鹿の親子
アップでみると やはり親はオヤ、子は子顔してますね
あれえ? こちらはまったく降った形跡無し
大同心大滝もまだ登れそう? 実際氷はザクザクかな?
今にも崩れそうな、っつうか見てるそばから崩れたキャンディ しかし空が蒼いなああ
17時馴染みの赤岳鉱泉着 大発見!!! あたしゃ始めて使わせて貰いました鉱泉のお風呂 赤岳鉱泉っつうくらいだから当然あってしかるべきなんですがあたしら来るのはいつも厳冬期なんでやってません ここはガイドさんの為の倉庫くらいに思ってました
いやあ小さいけれど趣のあるよいお風呂でございました これだけでも遙か白馬から転進した甲斐ありました
さあて、気を取り直して、明日は同じ主稜と言うことで赤岳主稜でも行きますか 白馬主稜の装備なので難しい岩稜はチト怖い 慣れたルートで楽しみましょう そーいうことで生でも一杯 マムートの特別ジョッキで! これで飲むとア○ヒでもまずさが軽減されるのが不思議 (?(エ)?)
今日もうまいぞ鉱泉メシ 今回途中で鹿の親子にあったけど 増えすぎて大変の由 このいつものステーキ おじさんには脂乗りすぎ そこで提案 是非脂の少ない鹿肉ステーキか鹿鍋は如何? そうすれば鹿も経るし、おじさんも(たぶんおばさんも)喜ぶし一石二鳥の名案と思うのですが・・・・
GWなのに今日は40人程度、おまけにガイドパーティなし 寂しいくらいがらがらです
夕焼けの赤岳 明日が楽しみだ
紅くなりゆく大同心と小同心 黄線は小同心クラック
4/28(月祝) さて油断してっと先を越されるかも、なんせ超人気ルートですからね
4時出発 阿弥陀に沈む月
行者小屋近くで日が差しはじめました 阿弥陀岳
文三郎道から 黄色OPANDAが岳人掲載された赤岳沢アルパインアイスクライミングコース 赤色本日の主稜(凡そ) 雪少ないね 先行パーティも、一般道、バリエーションルートとも皆無 この時期皆さんマッタリ出発なのね、バリはヘッデン出発が基本! でも無いようです
赤岳沢アイスをちょっとご説明 アイス核心1P終了点は上部の露岩へシュリンゲ巻き付け そこから氷の状態よければ左の緑F2へ、悪けりゃあ青線を巻いて行けます 降雪直後は雪崩のとおり道なので不可
5:30頃文三郎道からロープ出してハーネス付けて取り付きへトラバース 5:50登攀開始 1P目昔来たはずだがまったく覚えてない相方リード 雪、氷少なく、まもなくチョックストーンをくぐれそうです 写真右下にペツルx2の立派な終了点あり (注:右手凹角に残置ロープあり)
中岳 阿弥陀岳も良い感じです 風もこの時点では無し
赤岳沢F1です スクリュー入るか微妙(いつもそうだけど)
2P目 OPANDAリード ここじゃなく、
左側のこちらを攀る
で後は雪稜ならぬボロボロの岩稜歩き 左下にペツル1つあるけどこれは上から打ってあるのでいつも見落とし さらに上の岩角でビレー ここまで45m
左下の岩にシュリンゲ巻き付けてます 写真中央 一般道を本日一番の登山者
3P目相方リード またもやボロボロ岩稜
4P目OPANDA 上部岩壁下のトラバース 60mなんで途中コンテ
5P目 当コースの核心 上部岩壁 始めて来たときは怖かったなあ 終了点は立派なペツルx2 ロープの流れを考え短く切ってあります さすが
こっから頂上が見えてきます
6P目 どこでも適当に50m まあ写真中央部を目指すのが穏当でしょう
上から見ると雪がないのがわかるでしょう?
阿弥陀岳も眼下に見えてきて楽しいところです しかし出発早すぎてまだ日が差さない {{{{(+(ェ)+)}}}}Samuuuu~
7P目 まあ、どこでも登りやすそうなところを稜線めがけ・・・でも正規ルートはちゃんとハーケンあります
8P目はもう、コンテでも、ロープ解いてでも、適当に一般登山道(赤丸杭)までどーぞ
7:40 地蔵からの一般ルートへ合流し登攀終了 誰もいなかったんで所要1:50のスピード登攀でございました 決して急いで登ったわけではありません(今回一眼なので一々取りだしては撮影早いわけない) 常日頃言われてますんで「山は危険なところ、そこに居る時間を少なくするだけで危険を減らせる だからスピードが大事 登ること自体のスピードではなく、終了点に着いて一連の動作を無駄なくスピーディに確実にこなすことがポイント」なんですね。
眼下に営業してるはずの展望荘 左なだらかな硫黄岳 そのまた左の双耳は天狗岳 OPANDAも雪山初心者の頃はこのあたり登ったんだっけ それが今は・・・・偉そうだなあ ( ̄^ ̄) エッヘン
さて1年ぶりの頂上でも行ってみますか
7:40~8:00 山頂でマッタリです GWの皆さんはゆっくりなんですね、まだ登山者は4人程度でした
え? 文三郎降り口にフィックスロープ 都岳連の皆さんの置き土産ですかね
頂上山荘は休業?
本日GWにもかからわず赤岳のアルパインクライマーは我々2人だけ? いやいや8:30頃やっと2パーティが取り付きました
9:00行者小屋前から また白馬主稜には見放されましたが、今年も快適に赤岳主稜を登れてよかった、よかった
今年の積雪期はこれでお開きですかな (^(エ)^)ノ
皆様引き続きアイガーザイルパートナー募集中ですのよ(兼高かおる風 わかるかな~?) → http://pub.ne.jp/MX2225749/?entry_id=4831976