OPANDA

クライミング!  ダイビング!!  旅行!!!  映画!!!!  温泉!!!!!  哲学? 

2016/8月欧州出張⑦

2016-08-31 16:57:36 | 日記

シャモニー  と言えば・・・

8/24(水) とにかく今回はザイルパートナーがいないのでクライミングと言うわけにいかない そこで登攀対象ではないにしろ、この辺(西欧州)で一番高いんだから見るだけ見てみようと、おフランスへ移動です

今日でお別れ

この景色

最後にアパートからミッテルレギ小屋の場所確認  ここは上(頂上)すぎ ちょと左へ

見えた!  中心ちょい右

こんどは中心ちょい左

また右行き過ぎ

頂上

行きたいなあ

そのちょっと左  ミッテルレギ稜がやや平らになったところの 真ん中が正解

200㎜望遠精一杯ズームでこの程度  そりゃあそうだわな 標高差だけでも3キロ近くあるからなあ ここから

朝の登山電車でインターラーケンへ そこから普通列車でシュピーツへ

普通列車といえ豪華ですよ  全二階建て

しかもガラガラ

車窓からは静かな湖 ツゥーン湖

シュピーツからヴィスプへ乗り換え  スイス国鉄はどこで乗っても大体空いてて快適

ヴィスプからジュネーブ空港行き特急にお乗り換え スイス国鉄では全列車同一料金 つまり特急料金なし

ヴィスプって・・・・OPANDAが数年前無事登頂したマッターホルン

その麓の町 ツェルマット行きの電車乗り換え駅でした  懐かしい!

先頭車は汚いけど

中段「MARTIGNY:マルティニー」までこの特急

中は綺麗で空いてます

で、マルティニー駅  おおCHAMOIX:シャモニー!

掲示板では・・・終点じゃないのねシャモニーは

「モンブランエキスプレス」 可愛い2輌編成

そうか この先がおフランスか 次の駅を出ると いきなり左の岩山をアプト式で登った

結構団体客が乗り込んだ ここまでバスで来て わざわざこの列車に乗り換えるみたい しかも皆判で押したように進行方向左に座った ガイドの差し金だな

マルティニー1145発 グングン高度を上げ、約30分でスイス側最後の車窓の景色

そしてスイス最後の駅 列車はそのままおフランスへ

特に国境表示はなし 乗務員交代もパスポートチェックもなし

で仏側最初の駅「VALLORCINE」で列車乗り換え 同じホームの目の前に停まってたコレ

この時間帯お客さんイッパイ

左シャモニー  右スイス

ほどなく雪山  初めて見たんでわからなかった  実は真ん中ちょい左の丸いのがモンブラン頂上

じゃあたぶんこれは「ドリュ」?

ミディ?

あ、ほんとだ拡大するとミディ展望台  初めてでもこれはわかる

イヤハヤ贅沢な車窓からの眺めですこと

1310予定通り「シャモニーモンブラン駅」到着 グリンデルワルド駅849発だから結構近い ツェルマットからならもっと近いね

これが思ったよりシンプルな駅

でもホームからでもミディ展望台が見える

終点じゃないから列車は降りたらすぐ出発

で、ホテルへの道すがら、いきなり冒頭写真「パルマとソシュール」像に出くわしたというわけ 指さす先は

ホテル屋根真上のモンブラン (実はこのホテルレストランで翌日夕食)

ネットで探し回った末とうとう見つけた朝食付き1万円ちょいのお宿「グルメ&イタリー」 へんな名前

市中心部は楽天やエクスペディアでも1泊2万円ぐらいからしかなかったので、市中心からは電車かバスで移動の宿も考えたが、直接シャモニーツーリズム協会HPで偶然1部屋シングル発見 しかも駅から5分 大ラッキーでした

当然狭いけど ネットも有料(一週間10ユーロ)

窓の外は小川が流れ 

洗面所も エレガント

ロビーも綺麗だし

なんとプールも付いてた  しかもモンブランビュー  しかもx2、海パン持ってた

シャモニーは記録的暑さ 日中は24℃を超えるので小川からの風が心地よい ここで生でもカクテルでも飲めます  もちろんワインも

プールサイドのバーも素敵でしょう?  しかし一番のウリは至れり尽くせりサービスのマダムでございました

さっそくお散歩  この人の多さにはウンザリ  まるで真夏の軽井沢

しかも相当規模のトレランやってたみたい 一晩中ゴールの人でごった返してた教会前  まさにお祭りです

興味ないから聞かなかったけど、TV中継も多数入ってたので有名なんでしょ  ホテル取りにくかった理由もわかりました

ゴール裏は 少しは静かになったけど

トレランよりこれこれ これがアルピニストに有名な「SNELL SPORTS」かあ 今日はどこへ行くにも中途半端な時間になっちゃったんでまずは下見でも・・・ところがですねえ・・・・

お宿 小川を挟んで反対側から  ちょうど真ん中1F小窓が我が部屋  他の部屋はみんな可愛いバルコニーがあるのね (つ(エ)`)

実はですねえ、市内からモンブランを見るベストポイントを探し回ったけど、レストラン内だったり私有地だったり・・・

一番はこのすぐ右にある橋でした    どう?  素晴らしいでしょ

建物なんもなしで見えますよ

ホテルはこの位置 如何に良い場所にプールがあるかわかるでしょう?

まだまだ赤くなる前に、ちょっと部屋戻って荷物を広げると・・・・スネルスポーツで衝動買いしてしまいました  あまりの安さに

だって、指標となったクライミングシューズ(ロープ上)「スカルパ・インスティンクツVS」日本なら約2万円 それが119ユーロ、日本では見たことないペツルの9㎜シングルロープ60mでUIAAドライ(シングル、ダブル、ツインどう使ってもOK、アイスもOK)今使ってる60mはドライじゃなくても3万円したペツルです、4万してもおかしくないやつがなんと169ユーロ(ほんと大丈夫なのか?他にもっと安いロープあったけどしなやかさでペツルが好き)、して話題のレーザースピードライト1本64ユーロ(安くなった今でも1万円はします)、カラビナは押して知るべし 日本で安い海外通販あるのはもちろん知ってます でも現在個人輸入に対し税関検査が厳しく最低でも消費税、ヘタすると私のマムートジャケットのように高率関税かけられます それに比べ、これらはさらにタックスリファンド受けられるんです、なんとその率「20%」  つまり上記の20%引きですよあーた!?  これが買わずにおりゃりょうかってもんです  ああ、一気に書いた  まあそんなわけで冷静になって考えると、これを全部ザックに入れて、シャモニーからスイス横断、果てはドイツフランクフルト経由飛行機で東京まで持って行くのか・・・うれしいね \(^(エ)^)/  もう明日帰っても良いか? 23㎏x2個までOK JALでよかった  この時ばかりは

さっきの橋の上から暮れ行くモンブラン

ミディ

ボゾン氷河

ドリュ針峰郡

ミディ再び

静かに暮れて行きました  我ながら良いところみつけたなあ ご興味ある方は詳しくご教授致します この場所

なんか夕飯はもうどうでもよくなったけど、露天カフェで 地元のモンないか尋ねたら出てきたのがこれ

じゃがいものグラタン?    これはあとで調べたんだけど、ここらは「サヴォワ地方」と言うらしい でこれは「タルティフレット」と言う郷土料理

一発で気に入りましたね あたしゃ 翌日ホテルのマダムにこいつのうまい店教えてくれって頼んだくらい

ビールもおしゃれかつ見た目より大きいグラス(1パイント)で満足でした

O(__)o.. zzzZZZ乙乙乙

 

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2016/8月欧州出張⑥

2016-08-31 15:36:44 | 山行

 

アイガー 夕景

 

8/23(火) いつものようにアイガー見回り  小屋と駅の灯り 異常なし・・・っと

なに?  異常あり!  小屋のすぐ右に動く灯り発見   ああ、やっぱりアタックかあ  自分がそこにいないと悔しい

あれ?  もう一組 そうだよなあ、昨日は強風だったけど、今日から風も収まる予定だから最大のチャンスだよ アイガー登頂

数日前、COOPで「イモト」見かけた人いたから、こんな好条件で真っ先に行けるのは札束積んだ日本のテレビ界の人に違いない

帰国後確認してみよう 「8/23火曜日 イモト アイガー登頂」か?

気を取り直して出かけましょう

今日は駅からバス 車窓から  ここまで来ると アイガー かなり薄い

バスで40分 峠「グロッセ シャイデッグ」で下車 ここから眺めるベッターホルンはでかい

まずは気持ちの良い平坦な道を行く

尖がったシュレックホルンも見えだす グリンデルの街からは見えない

アイガーもかなり雰囲気違って見える

シュレックホルン:4,078m

スイスのハイキング道はどれも標識バッチリ 「SCHWARZHORUN」を目指す

これが登山道の標識 「白に赤」は初級ルート

お、真ん中抜けてて まるで左向いた象さん

ところどころにこういった案内板がある

まだあどけない顔した牛 人間を見慣れないので 登山道からまったくどかない

休憩用ベンチ とアイガー

さてここから初級コースと別れ、右「SCHWARZHORUN:シュバルツホルン」へ

「白に青」は中級者コース 多少のルーファイ力と体力必要です

ぐんぐん登る

フィエッシャーホルン小と同大(右)

アイガーとユングフラウ

ベッターとシュバルツ

ドンドン登る

どこも絵葉書

なんて花?  福田さん?

やっと見えてきた 今日の目的

一人でできる岩登り=ヴィアフェラータ

右行くとシュバルツホルンへの一般道 左行くとヴィアフェラータで山頂へ  アイガー直下と同じ注意書きがいっぱい

先行者2人

前回来たときはくもりでなんも見えなかった

が、今回は期待できそうだ

梯子3連荘  それなりに疲れる

なんせ ヌンチャク2本付け替えながらだからね

やっと尾根へ

あとは左手切り立った尾根を頂上まで

 

前回はこのあたりから雨降り出したっけ

りこういう時にこそ、登らないと

頂上のケルンも見えてきた

なんか小さめの芝桜みたい

頂上着いたと思ったら、あっちの方が高い? 

先端まで行ってみました

360度の景色をお楽しみください

ベッターホルン方面

ケルンがある頂上

遠くインターラーケンのツーン湖も見えてます

これは同じインターラーケンでも 双子のブリエンツ湖 

アルペンらしい絵でしょう?

正面ベッターホルンの真下がバス降りたグロッセシャイデッグ はるばる登ってきたなあ

バス停を望遠で

ここからだと位置関係が、ユングフラウ、アイガー、メンヒになってるかも

一般登山道からヴィアフェラータ側を見る  前回は頂上でアラレ&雪になってきた

さて一般道をゆっくり降りましょう ちゃんと標識に従わないととんだガレ場を降りることになる (実はちょっと引き返した)

雪渓歩きもある

実は今回水を500㏄しかもって来なかった(いつもの予備水だけ持ってきたというお粗末)

この天気で足りるわけない 小川で補給 ここより低いと牛の糞だらけでちょっと怖い ここも普段は牛がいるだろうと思うとちょっと怖いが・・・

美味い水でした(硬度高いが)

どこも 絵

ここも  絵

もしこんなとこで育った牛が日本連れてこられたらなんて思うだろう?

「こんなとこは放牧場じゃない!!」ってストライキおこすだろうなあ

一般道戻った 中央のはげ山がシュバルツホルン

もう説明面倒

フィルスト(FIRST)からはロープウェイ1本でグリンデルワルドまで降りちゃう

ん? 見覚えのあるヒュッテ

ああ、昨日長谷川氏と夕食食べたホテルでした

さああ、最後の夜はお気に入りの「GRUND」   まずは生!

スタッフに 何か変わったお勧め聞いたら・・・馬肉ステーキ  柔らかくて、臭みも全くなく 美味至極

今回グリンデルワルドで一番おいしかった  左のボールはフライドポテト これも普通のいわゆるフレンチフライとは違って 微妙な味加減 付け合わせの野菜もうまい!  やっぱグリンデルワルド一番だあ

それにこの眺めでしょう?

よせばいいのに 地元赤ワインをボトル

アイガーも赤ワインより紅くなりましたとさ

当然  (((\(@(エ)@)/)))  千鳥足でお戻りあそばされました (よくあの登りを歩いて帰った ( ̄^ ̄)

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2016/8月欧州出張⑤

2016-08-24 14:26:40 | 日記

メンヒ:4,107m

 いくらなんでも、日本からはるばるスイスまで来て、小屋への挨拶だけじゃねぇ  で、天気も良さそうだし、既に何回か登ってるんでメンヒやってみることにしました。  過去の経験から、ロープ無し、お一人様で十分登攀可能という判断です。

年取ると時差ぼけがなかなか直らず、大体2時か3時には目が覚める(時差ぼけじゃなくただのボケか?)

表出てみると月が煌々と

そしてアイガーバント駅

あ、ついにミッテルレギ小屋の灯りがついた 左から小屋、アイガーバント駅 アルピグレン駅 

 たぶん今日あたりが小屋開け 

う~ん この条件なら登頂できるかも 

 素晴らしい朝 当分好天が続くそうです

200㎜の望遠に付け替え 

一番倍率上げると ミッテルレギ小屋の旗まで見える  是非肉眼で見たいものだが・・・

頂上直下 画面左 最後の難所の壁 

アイガーバント駅 真ん中の灯り 

「チューゲン」と言う小山 しかし登ると周りの景色は最高らしい 

 

 駅窓からの景色、さすがに今日は素晴らしい 

 さっきのチューゲン 

ミッテルレギ小屋行くときに降りる駅

 長いトンネル抜けて この危険な雪原のトラバースの先に

 ミッテルレギ小屋 

  さて、行ってみますか  メンヒ

こちらユングフラウ きっと今日は登る人いるでしょう

 雨量計が最初の目印

 最初はなだらか 

リッジもさほど切り立ってない 

 とにかく太陽がまぶしくて 写真もうまく写さないと 白飛びしちゃう 

 だんだん勾配がきつくなる 

 それよりも風が強くなってきた 

 4,000mの青空

 ここまでくると よくわかるアレッチ氷河(欧州アルプス最大の氷河)

さて、ここまで来ると 右手から北の強風 どーんと来るときもあれば、突然静かになったり そう思うとまた強く吹いたり・・・風に向かって体を預けると、突然無風になると風上に倒れちゃうし(ここでは右)、逆に不用意に前進中、突風に見舞われると風下(同左)に吹っ飛ばされる かなり緊張を強いられました 前を行くのは2人ともスイスのガイド 彼らも強風が来たときは進まず、風が行き過ぎるのをじっと待ってます ただ、私のいる場所の風は同じじゃないので こちらは自分で判断して立ち止まったり進んだり このあと頂上まで とてもカメラを出せる状況ではなくなった   っつうか「撤退」も頭をよぎった  過去、この南陵(ノーマルルート、グレードPD:やや難)2回(うち1回は途中撤退)、南西稜(AD-:難の下)1回登ったけど、こんな条件ワルイの初めて

最悪は途中敗退のガイドパーティ5人とのすれ違い 当然向こうは譲らない こちらが踏み跡を風下側に外し、アイゼンで足場を慎重に築き、風上側にピッケルをできる限り深く刺し、それを片手で抑え(ロープもハーネスもないんで)、その腕の上をまたいで通って貰った 腕をアイゼンで踏まれても滑落するよりゃあましだろうとの判断 

 ヨッホ駅を9時頃出発して12時頃山頂到着  先行ガイド2人は さすがに山頂でピッケル深く刺し、これにロープ巻き付けビレーして強風の中待っていてくれた 同じようなすれ違いを何度もするのは危険だから  

山頂から眺める アレッチ氷河  

 私が山頂に立ったのと入れ替わり 下山を始めたガイド2人 

 こちらがアイガー山頂 メンヒよりちょっと低い3,970m 

 反対側 ユングフラウ:4,158m   南西稜は手前雪稜右下から上がってくる もちろん今日は踏み跡なし

 こういう時は下山ほど慎重に 

 さすがガイド2人パーティは早く どんどん先行パーティに追いつき、追い越し 

 私もついでに 3人パーティのふりして先に行かせてもらいました  だってこの状態では先を行くお客さん、足がすくんで進めないでしょう いくらガイドが後ろから促しても・・・ 

 

 案の定 下山渋滞 

 しょうがないから、風をよけて小休止 行動食を食べながら 2人組としばし交流 「一人でロープなしか? たいしたもんだ」 よく褒めると思っていたら 「明日ユングフラウどうだ?」・・・だって、なんだ? 営業か?  丁寧に3年前に登りましたとお断り致しました  メンヒスヨッホ小屋もすぐ近くに

 しかしまあ、このあたりからアイゼンも外し、「また会おう!」と走るように降りて行った気の良いスイス人ガイドパーティでした

 やっと鞍部に降り ユングフラウを眺めると 傘雲 

 ああ、やっぱり今日は踏み跡ありました 我々登った時と同じ赤点線ルートです 

 おおお、こちらもさぞ風が強かったことでしょうて 

 下りは駅まで2時間 下山検札時には記念にこんな特製チョコくれます、粋なハカライ 

 この風じゃあアイガーは・・・・メンヒでさえ厳しかったんだから 

 雲も湧き上がってきたし 

 ユングフラウなんか見えなくなった

思いのほか疲れたんで 途中駅のクライネシャイデックでちょっとお休み  こういう時一人だと気楽で良い 

結局、今日は ソロもロープ無しも私一人でした いつもは結構いるんだけど

 ヴィアフェラータの時は南風だったけど、今日は北の強風

 ビールでも飲んで 

 クールダウンして帰りましょ 

 クライネシャイデックの雰囲気は良いんだよね 

 ここから眺める メンヒも 

 ユングフラウも 

 ヴィアフェラータやった岩山「ロットシュトック」 

 アイガー頂上のそのまた上にまでパラグライダー

 やっと一息つきました

 しかしすごい風だ

 ロットシュトックとメンヒ 車窓から 

 もうすぐ隠れちゃう ユングフラウ 

 

 

 

 

 駅の窓

 今日はグルントから歩いて帰ります

 一番旧式の客車 

 お宿へ帰りつきました

さて、今日は6時に宿オーナー長谷川氏が迎えに来てくれて一緒に夕食 車で5分のこのホテル 

テラス席からのアイガーがまた素晴らしい 

 真上をロープウェイが走る 

 いわゆるアミューズ 食べられる紫の花が乗った「先付け」 ビールにピッタリでした なんかの練り物? 

 メインは鹿肉 牛や豚より、こういう肉の方がうまいと思う 最近特に

 ベッターホルン:3,701m

だんだん色が変わってきた

 ほんとスイスの宿はみんな綺麗にしてる

 双耳峰 フィエッシャーホルン小と同大(右)

 暮れ行く山々をお楽しみください

 

 

 〆はグラッパ

 なぜかグラッパにはデザートがよく合う 

 灯りも点きました ミッテルレギ小屋 アイガーバント駅 アルピグレン駅

 朝と同じ

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2016/8月欧州出張④

2016-08-22 12:16:44 | 日記

8/21 そもそも今回訪欧の主目的、一昨年遭難騒ぎで大変お世話になったメンヒスヨッホ小屋のハイジさんとそのスタッフの皆様方に改めてお礼をしに行くという、なんともはや義理堅いOPANDAじーさんの動機でございました。  で、昨日高度順応もしたし、天気予報も良いし、今日行こうっつうことになりました・・・・

おい、宿から見るアイガー 最悪じゃないか  なんも見えない  しかし地元民の予報は確かなので出発

アプト式の踏切を渡る

バス停にいると猫が・・・・

どうも動物に好かれるOPANDAで・・・PANDAは中国語で大熊猫、猫の仲間だからか?

バス時刻表の見落とし 予定のバスは土日は運休! 急いで最寄りの駅Grundへ走った  間に合った

お、なんかいい感じになってきた

電車はすぐアイガーの土手っ腹に入る  土手っ腹の風穴駅  宿からは夜、アイガー北壁の中央にこの駅の灯りが見えます 一晩中

5分停車で風穴から外を見ることができるが・・・直下にグリンデルの町が見えるんだけどね

トンネル内2つ目駅  アイガー行くときはここで降りて、トンネルくぐって、危険な氷河トラバースし、まずはミッテルレギ小屋へ行く

さて欧州最高峰ユングフラウヨッホ駅到着  やっぱりね、雲の上に出た つまり飛行機で雲の上に出るのと同じ

メンヒ

この先に欧州最大アレッチ氷河

メンヒ登山のノーマルルート(南東稜)

ちょっとマニアックな南西稜 一昨年ここから登頂済み グレード的にはおそらく赤岳主稜くらいかなあ んが、ありません支点  せめてカムくらい持っていった方が好いかも (リンク4つでOK?) ただし岩はもろい まあアルパインは度胸で!

真ん中V字に切れたところに目指すメンヒスヨッホ小屋

あ、ここからはよくわかる アレッチ氷河

こちらユングフラウ

青点で行けば最速で登れるけど、今回みたいに雪多いと中央凹部直下の雪崩が心配  前に σ(^(エ)^ ;) が行ったとき同様、画面左端のリッジ側へ大迂回 赤点で行くしかないと思う  今日見たところ踏み跡なし これじゃあ雪崩が怖くて行けないでしょう

メンヒ南西稜取り付きはここ  アップすると・・・

ここから垂直の凹角を登る 手も足もあるけど、支点は皆無 まあ、カムがあると心強い

こちらノーマルルートの登山者  メンヒ小屋から出発組

ノーマルルート取り付き

そこ過ぎるとお目当てのメンヒスヨッホ小屋が見える

ああ、懐かしい  一昨年 ここにたどり着けなかったら・・・・・まさに地獄に仏でした

さて、残念ながらお目当てのハイジさんは昨日一時下山(突然訪問しておどかしたかったので連絡してない自分が悪い)

だけど、そのときのスタッフもいたし、なによりハイジさんが、ことあるごとにその騒ぎの事を周囲によく話してるらしく、すぐ話はついて、ハイジさんへのスペシャル土産(名入りセンス)とスタッフへの差し入れ(カントリーマーム抹茶味大袋x4)を無事届けることができて愛でたし目出度し。 山では貴重なレギュラーコーヒーも大盛りごちそうになりました

小屋の綺麗な食堂 ここで若い警察官に調書取られたっけ・・

さ、帰ります ユングフラウと 右の山の頂には「スフィンクス展望台」ユングフラウヨッホ駅はこの岩山直下、完全地下にありまする 

 クライネシャイデック手前、アイガーグレッシャーで途中下車

 とりあえず「アイガートレイル」と言うトレッキングコースへ

 天候は回復したと言っても まだまだ安定してない

 

 こちらクライネシャイデック グリンデルワルドとはここを挟んで反対側にラウターブルンネンがある

 

 やっとグリンデルらしい風景が見えてきた

おおお北壁に後光が差してる

アイガー北壁 に梯子が?

ここから見るベッターホルンもかっこいい

この北壁の端っこに、ヴィアフェラータ(ワイヤーかロープに常に確保された状態の岩登り、当然ソロでもOK)があるそうだけど・・・

やはり通常登山ではないので標識はない でもこのアイガートレイルの案内板があるところから北壁に向かう踏みあとあり

どうやら正解のようだ 上に向かった梯子が続く

取り付きにある注意書き、ちゃんとした器具(器具名もヴィアフェラータ)を使いなさいよ、適切な指導者のもとでやりなさいよ・・・云々

今回フリーソロのOPANDAにもってこいの岩登り  梯子が終わるとやっと岩登り  ワイヤーの支点の間隔が10m超のところもあるんで、上の支点近くで墜ちると10mは墜ちると言う勘定

こんなパンケーキを何枚も重ねたような岩場がおもしろかった でもおもしろいように剥がれます

 

今回、ほぼ1人で良かったけど、上に初級者いると、落石で大変だと思う

残雪も豊富

途中かなりビショビショのところもあったけど、高度を上げるにつれ条件は良くなった

ではここで日本ではあまりなじみのないヴィアフェラータの解説を・・

基本、常に2本の安全環付きカラビナで伸縮性のあるロープを介しワイヤーに確保されてます 

支点を通過するときは、まず1つの安環を支点の先に付け替える

次にもう一方の安環を支点の先に移す  つまり常に確保された状態を保つというワケ

なんだ、それならハーネスに60cmのシュリンゲ2本付けて安環で確保すれば好いじゃないか、実際そうやってるクライマー、特に日本人も見かけるけど・・・でも場所によっては10m以上墜ちるわけだからシュリンゲと安環は大丈夫でも人間が大丈夫じゃない  そこで、下写真の袋の中にショックアブソーバーが入ってるわけです 墜ちるとこの中のクッション(伸縮ロープらしい)が効いてクライマーへの衝撃が緩和されるというわけです  実際に墜ちて使ったこと無いのでどのくらい衝撃が吸収されるか知らないけどね

さて鞍部にでた 「白青白」は一般登山道のしるし  行ってみっか

今登ってきたルート 左下から来た  写真の人たち、既にいたけど、なにやってんだろ? (あとで判明)

あ、写真で見たことある  このコースのてっぺんの十字架だ

この岩山の名前

メンヒ

ブロッケン現象

一瞬晴れたメンヒ

アイガー北壁側はすごい雲

回復したとはいえ、かなり厳しい気象条件

やっとはっきりしてきた

これは強風だ メンヒ山頂

ん?  なにやってんの彼ら?

山で相談?

実はあとでわかったことだけど、ここはアイガー氷河の末端で、崩れる可能性があるらしく、その調査隊らしい

・・・どうりで氷河見て相談してるようだった  宿オーナー長谷川氏からLINEで教えてもらいました。 以下抜粋

ぜんたい80000キュービックメーターあるうち20000キュービックメーターが一気に崩れえる可能性がたかいらしい。」

「日曜からRotstockは直ちに禁止とのこと」 既に登ってしまってラッキーでした

やっと顔出したユングフラウ

登りは簡単 ルートもワイヤーかロープあるし迷わない 下りは多少ルーファイ必要  ところどころ青ペンキあり

また、延々とロープ下降が続くところもある 懸垂は不要です、急じゃないから

この下降路はもともと氷河だったところ  つまり氷河後退でできたらしい  どうりで岩が削られている

はい出発点 アイガーグレッシャー駅到着  ソロの人にはお勧めです ただ氷河崩壊がなければ

牛除け柵を超えて(自分で外し、またかける)  さらに下山

お花畑の中を行く

クライネシャイデック

ユングフラウ鉄道

北壁に猛烈な雲の湧き上がり

 

牧歌的な雰囲気

 

 

電車乗ったらやっとグリンデルワルドの町が見え出した

ここが我が家

食事の前に、テラスで軽く飲みましたとさ  左手にアイガー 体を乗り出さないと見えない

 ROTSTOCKから360度風景

 

 ROTSTOCKからアイガー北壁に湧く雲

 

 

 

 

 

 

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2016/8月欧州出張③

2016-08-21 01:33:11 | 山行

8/20(土)  朝はわりと好い天気のような気がしたけど・・・こちらの天気予報はあたるから  予報だと雷雨あり   

ならその覚悟で低めの山で高度順応 その前に明日のユングフラウヨッホ迄の席の予約をしなきゃ これ今年からの措置 予約がないと乗れないこともあるそうですからね 頭に来ちゃうのは、予約は必ず切符購入と一緒、さらに頭に来るのは、山登るんなら帰りの時間がわからないから、当然予約は行きだけにするよね?  ところが予約は必ず往復でないと受け付けない!  おまけに1予約に5スイスフラン、つまり「x2」で10フラン しかも、変更、払い戻し、全部ダメ!  みなさん、くれぐれもご注意ください  まったくもう!!  

さて朝一番列車で予約も取れたんで気を取り直して出かけますか  今日は大体1時間に1本程度の市内バスがまもなく来るので、これに乗ってグリンデル迄楽しましょ 下写真、ちょうど踏み切りをクライネシャイデック行きのJB(ユングフラウ鉄道)が通ってます この踏切渡ってすぐ右がお宿です  これはバス停から撮った

こんな可愛いバスが、市内の隅々を走ってます  駅まで5分  

グリンデルから、いったんインターラーケン方面へ降り、下記駅で、ラウターブルンネン方面行きに乗り換える

インターラーケンからの列車はこの駅で、グリンデルワルド行きと、ラーターブルンネン行きに、切り離されそれぞれの目的地へ向かう

こちらがラウターブルンネン駅 グリンデルワルドと同じ、ユングフラウ方面の玄関口なんだけど、こちらはずーーーーっと静かです

グリンデルワルドは人が多すぎていやだと言う人は、こちらに泊まる人も多いとか

 

ここからまたバス

約15分でロープウェイ乗り場  ここから3つロープウェイ乗り継ぎ

なんかポツポツ降ってきた

お、アイガーも谷を挟んで、こちら側からだと、まったく表情が違う

右下黄枠ラウターブルンネン バスで左下の黄枠 ここからロープウェイ 一番上の赤枠が目指すシルトホルンなんだけど、その手前「Birg:ビルグ」におもしろいモノありとの情報が

このウォークです!

さらにこのテラス!!  よーやる

こう見えるときもあるそーだ  左奥から アイガー、メンヒ、ユングフラウ

はい、途中下車

さっきの空中展望台から  自分でクライミングやっててなんだけど、こういう下が無いのがわかってるところって、正直足がふるえます

違うんだよね、クライミングとは  

した見ると お尻ムズムズです

眺めは好いんだけどね、慣れ親しんだグリンデルワルドからのそれとは全く違って新鮮

この下なんもなし  空間

さて空中ウォーク行ってみますか

よくまあ、こんなんもんつくるなあ  ヴィアフェラータじゃあるまいし

あたしゃなるべく下見ないで歩きましたね  なんせ祖谷のかずら橋でさえダメですから

こりゃあもう、悪ふざけが過ぎる  別にガラス張りにしなくても・・・

「安全の国」スイスを信じるのみ

よくまああとからあとから考えつくこと

極めつけはこれ!

ここまでやれば立派

這い這い(はいはい)させて頂きましたYo

しかも、ご丁寧に編み目が粗い  膝が痛くなった  下に落ちてる棒と袋  人間じゃなくてよかった

こういうのお好きな方は是非  シルトホルン手前の「Birg:びるぐ」ですよ

では終点シルトホルンへ

007の撮影があったところ

やけにトレランが多いと思ったらみんなゼッケンつけて、大会があったみたい

新しい展望台です

これは昔ながらの回転展望レストラン

ここでほぼ3,000mあるんで、まあ高度順応にはなるでしょう  しばらくトレランを応援し 下山

途中ですばらしい吊り橋発見  絶対にわたれません σ(^(エ)^ ;)

下界まで降りると、馬鹿でっかい滝 日本ならこれだけでおみやげ屋の街ができそうなくらいでかい

 

小さな看板見つけ  なんと落差430m!  これはすごい  冬は凍るのかな?  なんともすごいアイスクライミングになりそぅだ

動画もどうぞ


帰りは同じルートじゃつまらないので、ラウターブルンネンからベンゲンへ抜け、これから小高い「メンリッヘン」を越えてグルント(アパートあるところ)へ戻ろうという寸法 ベンゲンからは支柱のないロープウェイでメンリッヘンまで一挙に上がる

こちらベンゲンの町

天気が良いとユングフラウ三山の眺めがすばらしいんだけど、今日は霧でダメ

でもアイガーは少し・・・

遙か眼下にグリンデルワルドの町並み

奥に展望台あるんだけど、パス  天気ダメなんでね

ここから長~いロープウェイで グルントへ直接降りられます

昨夜食事したグルントのレストラン 一階から眺める  やっぱ今日は寒いから風よけ白シート被っちゃった

これはあアイガーもよく見えない

やっぱり地元の天気予報はあたるなあ、少しは晴れを期待したんだけどねえ

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