日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1252)「対偶と逆」を「(式ではなく)言葉」で説明する。

2022-11-19 19:09:11 | 論理

(01)
①(Pであるならば、Qである)。
②(Pであって、  Qでない)といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
②(Pであって、Qでない)といふことはない。
③(Qでなくて、Pである)といふことはない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(03)
③(Qでなくて、  Pである)といふことはない。
④(Qでないならば、Pでない)。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
①(Pであるならば、Qである)。
②(Pであって、  Qでない)といふことはない。
③(Qでなくて、  Pである)といふことはない。
④(Qでないならば、Pでない)。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(04)により、
(05)
①(Pであるならば、Qである)。
④(Qでないならば、Pでない)。
に於いて、
①=④ である。
然るに、
(06)
①(Pであるならば、Qである)。
④(Qでないならば、Pでない)。
に於いて、
① は「④の対偶」であって、
④ は「①の対偶」である。
従って、
(06)により、
(07)
「対偶は、互いに、等しい。」
然るに、
(08)
①(Pであるならば、Qである)。
②(Qであるならば、Pである)。
③(Pでないならば、Qでない)。
に於いて、
②=③ は「対偶」である。
然るに、
(09)
①(Pであるならば、Qである)。
③(Pでないならば、Qでない)。
に於いて、
①=③ である。
とは、「限らない」。
従って、
(08)(09)により、
(10)
①(Pであるならば、Qである)。
②(Qであるならば、Pである)。
に於いても、
①=② である。
とは、「限らない」。
従って、
(10)により、
(11)
①(Pであるならば、Qである)。
②(Qであるならば、Pである)。
に於いて、
① が「真(本当)」である。
からと言って、
② も「真(本当)」である。
とは、「限らない」。
従って、
(11)により、
(12)
「ある仮言命題が、真である。」からと言って、
「逆の仮言命題も、真である。」とは限らない。
従って、
(13)
「逆は、必ずしも、真ではない。」