日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(999)「選言命題」としての「仮言命題」。

2021-10-15 17:08:06 | 論理

(01)
(ⅰ)
1      (1)   P∨ Q   A
 2     (2)  ~P&~Q   A
  3    (3)   P      A
 2     (4)  ~P      2&E
 23    (5)   P&~P   34&I
  2    (6)~(~P&~Q)  25RAA
   7   (7)      Q   A
 2     (8)     ~Q   2&E
 2 7   (9)   Q&~Q   78&I
   7   (ア)~(~P&~Q)  29RAA
1      (イ)~(~P&~Q)  1267ア∨E
    ウ  (ウ)  ~P      A
     エ (エ)     ~Q   A
    ウエ (オ)  ~P&~Q   ウエ&I
1   ウエ (カ)~(~P&~Q)&
           (~P&~Q)  6オ&I
1   ウ  (キ)    ~~Q   エカRAA
1   ウ  (ク)      Q   キDN
1      (ケ)  ~P→ Q   ウクCP
(ⅱ)
1    (1)  ~P→ Q   A
 2   (2)  ~P&~Q   A
 2   (3)  ~P      2&E
12   (4)      Q   13MPP
 2   (5)     ~Q   2&E
12   (6)   Q&~Q   45&I
1    (7)~(~P&~Q)  26RAA
  8  (8) ~(P∨ Q)  A
   9 (9)   P      A
   9 (ア)   P∨ Q   9∨I
  89 (イ) ~(P∨ Q)&
          (P∨ Q)  8ア&I
  8  (ウ)  ~P      9イRAA
    エ(エ)      Q   A
    エ(オ)   P∨ Q   エ∨I
  8 エ(カ) ~(P∨ Q)&
          (P∨ Q)  8オ&I
  8  (キ)     ~Q   エカRAA
  8  (ク)  ~P&~Q   ウキ&I
1 8  (ケ)~(~P&~Q)&
         (~P&~Q)  7ク&I
1    (コ)~~(P∨ Q)  8ケRAA
1    (サ)   P∨ Q   コDN
従って、
(01)により、
(02)
①  P∨Q
② ~P→Q
といふ、
① 選言命題
② 仮言命題
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1  (1) ~P→Q A
 2 (2)   ~Q A
  3(3) ~P   A
1 3(4)    Q 13MPP
123(5) ~Q&Q 24&I
12 (4)~~P   35RAA
12 (5)  P   4DN
1  (6) ~Q→P 25CP
(ⅲ)
1  (1) ~Q→P A
 2 (2)   ~P A
  3(3) ~Q   A
1 3(4)    P 13MPP
123(5) ~P&P 24&I
12 (6)~~Q   3RAA
12 (7)  Q   6DN
1  (8) ~P→Q 27CP
従って、
(03)により、
(04)
② ~P→Q
③ ~Q→P
といふ、
② 仮言命題
③ 仮言命題
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①  P∨Q
② ~P→Q
③ ~Q→P
といふ、
① 選言命題
② 仮言命題
③ 仮言命題
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
「日本語」でいふと、
① Pであるか、または、Qである。
② Pでないならば、  Qである。
③ Qでないならば、  Pでない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(07)
①  P∨Q
② ~P→Q
③ ~Q→P
に於いて、
P=~P
といふ「代入(Substitution)」を行ふと、
①  ~P∨Q
② ~~P→Q
③ ~Q→~P
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(07)により、
(08)
「二重否定律(DN)」により、
① ~P∨ Q
②  P→ Q
③ ~Q→~P
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(08)により、
(09)
「日本語」でいふと、
① Pでないか、または、Qである。
② Pであるならば、  Qである。
③ Qでないならば、  Pでない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(10)
① Pでないか、または、Qである
④ Pでない
⑤ Qである
に於いて、
④ ならば、① であり、
⑤ ならば、① である。
従って、
(09)(10)により、
(11)
① Pでないか、または、Qである。
② Pであるならば、  Qである。
③ Qでないならば、  Pでない。
④ Pでない。
⑤ Qである。
に於いて、
④ ならば、① であり、
④ ならば、② であり、
④ ならば、③ であり、
⑤ ならば、① であり、
⑤ ならば、② であり、
⑤ ならば、③ であり、
従って、
(11)により、
(12)
④(Pでない)ならば、(Pでないか、または、Qである。)
④(Pでない)ならば、(Pであるならば、  Qである。)
④(Pでない)ならば、(Qでないならば、  Pでない。)
⑤(Qである)ならば、(Pでないか、または、Qである。)
⑤(Qである)ならば、(Pであるならば、  Qである。)
⑤(Qである)ならば、(Qでないならば、  Pでない。)
従って、
(12)により、
(13)
「記号」で書くと、
④ ~P→(~P∨ Q)
④ ~P→( P→ Q)
④ ~P→(~Q→~P)
⑤  Q→(~P∨ Q)
⑤  Q→( P→ Q)
⑤  Q→(~Q→~P)
である。
然るに、
(14)
(ⅳ)
1(1)~P   A
1(2)~P∨Q 1∨I
(ⅳ)
1(1)~P   A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
(ⅳ)
1  (1)~P    A
1  (2)~P∨Q  1∨I
1  (3) P→Q  2含意の定義
 4 (4)  ~Q  A
  5(5) P    A
1 5(6)   Q  35MPP
145(7)~Q&Q  46&I
14 (8)~P    57RAA
1  (9)~Q→~P 48CP
(ⅴ)
1(1)   Q A
1(2)~P∨Q 1∨
(ⅴ)
1(1)   Q A
1(2)~P∨Q 1∨
1(3) P→Q 2含意の定義
(ⅴ)
1  (1)   Q  A
1  (2)~P∨Q  1∨
1  (3) P→Q  2含意の定義
 4 (4)  ~Q  A
  5(5) P    A
1 5(6)   Q  35MPP
145(7)~Q&Q  46&I
14 (8)~P    57RAA
1  (9)~Q→~P 48CP
従って、
(13)(14)により、
(15)
「記号」で書くと、
④ ~P→(~P∨ Q)
④ ~P→( P→ Q)
④ ~P→(~Q→~P)
⑤  Q→(~P∨ Q)
⑤  Q→( P→ Q)
⑤  Q→(~Q→~P)
といふ「論理式」は、「古典論理」として、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(12)(13)(15)により、
(16)
④(Pでない)ならば、(Pでないか、または、Qである。)
④(Pでない)ならば、(Pであるならば、  Qである。)
④(Pでない)ならば、(Qでないならば、  Pでない。)
⑤(Qである)ならば、(Pでないか、または、Qである。)
⑤(Qである)ならば、(Pであるならば、  Qである。)
⑤(Qである)ならば、(Qでないならば、  Pでない。)
といふ「日本語」は、「古典論理」として、「恒に(アプリオリに)真」である。