日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(990)「排中律」と(P→Q)∨(Q→R)と「常識」(Ⅱ)。

2021-09-30 20:07:33 | 論理

―「昨日(令和03年09月29日)の記事」を補足します。―
(01)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pがであって、Qがである)といふことはである。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(01)により、
(02)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pがであって、Qがである)といふことはである。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(ⅰ)P()&Q(
(ⅱ)P()&Q(
(ⅲ)P()&Q(
(ⅳ)P()&Q(
に於いて、
(ⅰ)であれば、「」であり、
(ⅱ)であれば、「」であり、
(ⅲ)であれば、「」であり、
(ⅳ)であれば、「」である。
従って、
(02)により、
(03)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pがであって、Qがである)といふことはである。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(a)P()&Q(
(b)P()&Q(
(c)P()&Q(
といふ「3通り」に於いて、「(本当)」である。
然るに、
(04)
(a)P()&Q(
(b)P()&Q(
(c)P()&Q(
といふ「3通り」に於いて、「(本当)」である。
といふことは、
(α)Pが「」であれば、それだけで、「」であり、
(β)Qが「」であれば、それだけで、「」である。
といふことに、他ならない。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pがであって、Qがである)といふことはである。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(α)Pが「」であれば、それだけで、「」であり、
(β)Qが「」であれば、それだけで、「」である。
然るに、
(06)
(ⅰ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
12 (6)   ~~Q   35RAA
12 (7)     Q   6DN
1  (8)  P→ Q   27DN
(ⅳ)
1 (1)  P→ Q  A
 2(2)  P&~Q  A
 2(3)  P     2&E
12(4)     Q  13MPP
 2(5)    ~Q  2&E
12(6)  Q&~Q  45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
従って、
(06)により、
(07)
① ~(P&~Q)
④   P→ Q
に於いて、
①=④ である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
④ P→Q
⑤ Pならば、Qである。
⑥ Pがであるならば、Qもである。
といふ「論理式(と日本語)」も、
(α)Pが「」であれば、それだけで、「」であり、
(β)Qが「」であれば、それだけで、「」である。
従って、
(08)により、
(09)
⑦ Q→R
⑧ Qならば、Rである。
⑨ Qがであるならば、Rもである。
といふ「論理式(と日本語)」も、
(γ)Qが「」であれば、それだけで、「」であり、
(δ)Rが「」であれば、それだけで、「」である。
従って、
(08)(09)により、
(10)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
(β)Qが「」であれば、それだけで、「」である。
(γ)Qが「」であれば、それだけで、「」である。
従って、
(10)により、
(11)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→
→R
であれば、
④ の「」は「確定」であり、
⑦ の「」は「不明」である。
従って、
(10)(11)により、
(12)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→
→R
であれば、
④ の「」は「不明」であり、
⑦ の「」は「確定」である。
従って、
(11)(12)により、
(13)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→
→R
であれば、
④ は「」であり、
⑦ も「」である。
従って、
(13)により、
(14)
④ P→Q
⑦ Q→R
の場合は、「Qの」に拘はらず、
④ または、⑦。
の、どちらか一方が、「必ず、」である。
従って、
(14)により、
(15)
④(P→Q)または、⑦(Q→R)。
の、どちらか一方が、「必ず、」である。
従って、
(15)により、
(16)
「番号」を付け直すと、
①(P→Q)または、(Q→R)。
の、どちらか一方が、「必ず、」である。
従って、
(16)により、
(17)
「記号」で書くと、
①(P→Q)∨(Q→R)
は、「恒式(トートロジー)」である。
従って、
(17)により、
(18)
①(P→Q)∨(Q→R)
に於いて、
P=東洋人である。
Q=日本人である。
R=男性である。
として、
①(東洋人であるならば、日本人であるか、)または、(日本人であるならば、男性である。)
といふ「命題」は、「必ず、」である。
然るに、
(19)
(ⅰ)
1   (1)    P→Q   A
 2  (2) ~(~P∨Q)  A
  3 (3)   ~P     A
  3 (4)   ~P∨Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨Q)&
         (~P∨Q)  24&I
 2  (6)  ~~P     35RAA
 2  (7)    P     6DN
   8(8)      Q   A
   8(9)   ~P∨Q   8∨I
 2 8(ア) ~(~P∨Q)&
         (~P∨Q)  29&I
 2  (イ)     ~Q   8アRAA
12  (ウ)      Q   17MPP
12  (エ)   ~Q&Q   イウ&I
1   (オ)~~(~P∨Q)  2エDN
1   (カ)   ~P∨Q   オDN
(ⅱ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P&P    34&I
  3   (6)~(P&~Q)  25RAA
   7  (8)     Q   A
 2    (9)    ~Q   2&E
 2 7  (ア)  Q&~Q   89&I
   7  (イ)~(P&~Q)  2アRAA
1     (ウ)~(P&~Q)  1367イ∨E
    エ (エ)  P      A
     オ(オ)    ~Q   A
    エオ(カ)  P&~Q   エオ&I
1   エオ(キ)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  ウカ&I
1   エ (ク) ~~Q オキRAA
1   エ (ケ)     Q   エDN
1     (コ)  P→ Q   エケCP
従って、
(19)により、
(20)
①  P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(18)(19)(20)により、
(21)
① (P→Q)∨ (Q→R)
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(22)
「結合法則・交換法則」により、
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
③(Q∨~Q)∨(~P∨R)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(18)(22)により、
(23)
① (P→Q)∨ (Q→R)
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
③(Q∨~Q)∨(~P∨R)
に於いて、
P=東洋人である。
Q=日本人である。
R=男性である。
として、
①(東洋人であるならば、  日本人であるか、)または、(日本人であるならば、  男性である。)
②(東洋人でないか、または、日本人であるか、)または、(日本人でないか、または、男性である。)
③(日本人であるか、または、日本人でないか、)または、(東洋人でないか、または、男性である。)
といふ「命題」は、三つとも、「必ず、」である。