音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

iPS細胞の展望

2011-01-14 23:15:39 | 研究関連
滋賀県難病連が主催した「iPS細胞がつくる新しい医学」
の講演を聞きに出かけました
2008年11月の発表以来、関連するニュースには
ずっと興味を持ってきました。

京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥先生の講演は
2度目になりますが、ユーモアを交えた淡々とした語り口と共に
熱い想いが伝わってきました

パーキンソン病に関しては、
将来的にドーパミンの移植を可能にして、
前臨床試験から臨床試験への目標を言われました。
昨年の11月11日にiPS細胞の臨床研究が
正式に可能になったことも喜ばれていました

ALSなどの希少難病への創薬の治療に関する内容もありました。
「病気になる前の細胞を作る」という魔法のような
iPSに希望を託す患者さんも多くおられることでしょう。
以前、山中教授が「患者さんを見捨てることはありません」と
語られた言葉を思い出しました。

地域で暮らされている難病の方々の「今日」と向かい合う
日々は積み重ねられ、その延長に未来があります。

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