音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

多様な参加の姿

2008-11-11 23:18:15 | 音楽療法実践
我が国の音楽療法の実践において、
精神科領域と高齢者領域では
歌唱が最も多く用いられている活動です。

ただ、コーラスで「歌唱する」ことが必須であることと
異なり、私のグループホームの実践は、音楽療法に
参加されている方の指先が動く、口が動く、目をあけるなどの
微細な変化を関係職員さんと一緒に
「アッ、参加してはる!」と
共有することなのです

『自分が歌っているように聴いた体験から、
「聴くことは歌うこと」(中島健蔵氏)』が
重度の認知症の方への実践においても、
いえるような気がしています。
微かな動作から、もしかして歌われているのかも
・・・と思うのは私だけでしょうか。

関係職員さんと私の経験知を重視するのであれば、
確かに歌われていると思えるのですが・・・


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