音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

懐古の歌に想いを馳せて♪

2017-05-09 22:06:11 | 音楽雑記
連休は爽やかな新緑のお蔭で気忙しい気持ちが穏やかになりました

やっと身体を動かし易い季節がきましたので、
義父母が住んでいた田舎の家の片付けに連休を使うことにしたのですが、
屋根裏部屋には大きな‘長持(ながもち)’、古い箪笥、いくつもある木箱。

♪箪笥、長持、あの子が欲しい♪
と歌っていた長持を見たのも久しぶりでした。
多くの若い人は実物を見たことが無いのかもしれません。

始めは気合を入れてテキパキと片付けていたのですが、
徐々にあまりの埃と物の古さに正直少し気持ちが萎えてきました。

長持に入っていたすっかり湿った座布団。
木箱に入っていた100個近いご飯茶碗、湯飲み茶碗、お椀、お皿。
いくつもの大きな木の御櫃、重箱、徳利、お猪口。

田舎で隣組のお付き合いをしながら助けあってきた明治、大正時代が残されています。
皆で一緒に飲んで、食べて、おしゃべりしながら、きっと歌や踊りもあったことでしょう
懐古の歌に想いを馳せてみると、賑やかな映像が浮かんできます。

三世代にわたって継続されてきた‘寄り合い’は殆ど無くなってきました。
料理を取り寄せたり、外食することも田舎で多くなりました。
歌ったり踊ったりすることは「カラオケ」に場を移すのでしょうか?

いろいろな想いを交錯させながら、約130年以上の家でタイムトンネルしてきました