音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

医療と福祉の連携

2013-01-18 20:04:56 | 音楽雑記
今春の4月からホームヘルパー2級講座が廃止され、
「介護職員初任者研修講座」に変わるようです
一年前の新聞に既に掲載されていましたが、内容は以下のようです。
認知症高齢者のケアを学ぶ内容を増加し、医療との連携や、演習を充実させ、
筆記試験も加わるということです。

厚生労働省から平成23年1月に「今後の介護人材養成の在り方について(概要)」の
報告書として出されています。その中でホームヘルパー2級を「初任者研修」と位置づけ
質の高い介護サービスを安定的に提供していくためと記してあります。

認知症を患う義母と実父の二人の介護家族者として特に気になることは、
医療と福祉の連携です。実際、老親の二人がアルツハイマー病だと診断された後に
福祉関係者との繋がりを医師側から示していただくことはありませんでした。

薬などの治療は病院ですが、介護認定を始め、支援サービスを受けるための窓口を
紹介してもらえないことから、家族だけで介護を担っているうちに症状が重くなり、
ようやく知人や親戚に助けを求めるという現実が少なくありません。

私のように仕事柄の関わりがあれば迅速に役所や福祉協議会へ
連絡をすることが可能でしたが、一般的に困っている方が多いことを知ります。
早期治療とケアによって認知症の症状を悪化させないことから、
認知症のケアにおいて福祉と医療、地域、家族の連携を強く要望しておきたいと思います。

今後の方向性として増加する認知症の方の在宅ケアに力を入れていくようです。
今週で「音楽介護」の後期授業が終了しましたが、学生さんには認知症の方の
ケアをする時に音楽のポケットがあることを忘れないで欲しいと伝えてきました。
音楽を利用して笑顔の絶えないケアに繋がって欲しいと願っています