週替わりで、沖縄在住の料理家さん直伝の沖縄食材レシピを紹介するお料理ブログ。
今回は、もやし、ではなく、もやしが生えてくる前のもやし豆(別名は緑豆)を使った
ぜんざいを紹介します。
【今回の食材】もやし豆(緑豆)
発芽した芽を「もやし」として食べる緑豆。
日本本土では豆の部分を食べることはあまりないようですが、
たんぱく質の豊富な食べものとして注目されている豆類のなかでも
緑豆は体のだるさや食欲不振の軽減、ほてりをとる作用などがあるといわれ、
漢方薬にも使われるヘルシー食材。
中国では春雨にしたり、インドあたりではペースト状にしたりとアジア各地では
いろんな食べ方がありますが、沖縄では黒糖で甘く煮た、お汁粉のようなものを「あまがし」とよび、
旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)と5月5日(グングワチグニチ)に子供の健康を願って食べる風習が
残っています。
戦前は「勝負」にかけて、ショウブの葉をスプーンのように使って
食べていたそうです。
控えめな甘さと押し麦のとろみが特長で、小豆ぜんざいとはひと味違った風味が楽しめますよ。
【メニュー名】
緑豆と押し麦のあまがし
【材料】
緑豆…1カップ、押し麦…3分の1カップ、水…7カップ、黒糖150g、
グラニュー糖…100g、白玉粉…50g、塩少々
{豆を煮る}
1. 鍋に入れて約3時間ほど水(分量外)に浸しておいた緑豆を火にかけ、
泡状のあくが出てくるまで煮立たせる
2. 火を止め、ゆで汁を捨てた緑豆と押し麦を洗い、弱火で30分ほど煮る
※店では押し麦、緑豆を別々で煮ているが、一緒に煮てもOK
{白玉だんごを作る}※豆を煮ている間に
1.白玉粉に耳たぶ程度の柔らかさになるくらいの水(分量外)を加え
だんごを作る
2.沸騰したお湯の中にだんごを入れ、浮かび上がってきたら、
中まで火が通ったのを確かめてからすくい出す
{盛りつけ}
豆の煮汁に黒糖、グラニュー糖を入れ、白玉だんご加えて、
好みで塩をひとつまみ入れてできあがり。
※しょうがのしぼり汁を入れることもある
【今週の沖縄食材エキスパート】
てんtoてん
住所/沖縄県那覇市識名4-5-2
TEL/098-853-1060
営業時間/ 11:30~15:00
定休日/月曜日
ツタの葉にびっしり覆われた建物が目印の沖縄そばの店「てんtoてん」。
木の灰汁の上澄み液で作る、昔ながらの手打ち沖縄そばと
ちょうどよく冷えたあまがしがセットで味わえます。
text:砂川有紀
★沖縄観光の旅行雑誌を作る会社が素顔の沖縄を紹介するサイト
今回は、もやし、ではなく、もやしが生えてくる前のもやし豆(別名は緑豆)を使った
ぜんざいを紹介します。
【今回の食材】もやし豆(緑豆)
発芽した芽を「もやし」として食べる緑豆。
日本本土では豆の部分を食べることはあまりないようですが、
たんぱく質の豊富な食べものとして注目されている豆類のなかでも
緑豆は体のだるさや食欲不振の軽減、ほてりをとる作用などがあるといわれ、
漢方薬にも使われるヘルシー食材。
中国では春雨にしたり、インドあたりではペースト状にしたりとアジア各地では
いろんな食べ方がありますが、沖縄では黒糖で甘く煮た、お汁粉のようなものを「あまがし」とよび、
旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)と5月5日(グングワチグニチ)に子供の健康を願って食べる風習が
残っています。
戦前は「勝負」にかけて、ショウブの葉をスプーンのように使って
食べていたそうです。
控えめな甘さと押し麦のとろみが特長で、小豆ぜんざいとはひと味違った風味が楽しめますよ。
【メニュー名】
緑豆と押し麦のあまがし
【材料】
緑豆…1カップ、押し麦…3分の1カップ、水…7カップ、黒糖150g、
グラニュー糖…100g、白玉粉…50g、塩少々
{豆を煮る}
1. 鍋に入れて約3時間ほど水(分量外)に浸しておいた緑豆を火にかけ、
泡状のあくが出てくるまで煮立たせる
2. 火を止め、ゆで汁を捨てた緑豆と押し麦を洗い、弱火で30分ほど煮る
※店では押し麦、緑豆を別々で煮ているが、一緒に煮てもOK
{白玉だんごを作る}※豆を煮ている間に
1.白玉粉に耳たぶ程度の柔らかさになるくらいの水(分量外)を加え
だんごを作る
2.沸騰したお湯の中にだんごを入れ、浮かび上がってきたら、
中まで火が通ったのを確かめてからすくい出す
{盛りつけ}
豆の煮汁に黒糖、グラニュー糖を入れ、白玉だんご加えて、
好みで塩をひとつまみ入れてできあがり。
※しょうがのしぼり汁を入れることもある
【今週の沖縄食材エキスパート】
てんtoてん
住所/沖縄県那覇市識名4-5-2
TEL/098-853-1060
営業時間/ 11:30~15:00
定休日/月曜日
ツタの葉にびっしり覆われた建物が目印の沖縄そばの店「てんtoてん」。
木の灰汁の上澄み液で作る、昔ながらの手打ち沖縄そばと
ちょうどよく冷えたあまがしがセットで味わえます。
text:砂川有紀
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