沖縄Daily Voice

沖縄在住の元気人が発信する

~スローライフwithみゅーじっく~ vol.9 大山百合香

2009年08月27日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~!
私は今、鹿児島から書いています。

沖縄に住んでいる私からしたら
鹿児島は少し涼しく、秋の気配が感じられます。


今回は、大阪→鹿児島とイベントLIVEに参加させてもらい
歌ってきました。









毎回歌う度に思うのですが、
こうやって歌える場所があるというのは
とても幸せなこと。

そして、「出会い」というのはかけがえのないものです。


この広い地球の中に何億人もの人がいて
その日その時その場所で、出逢う。
何か偶然じゃなく、必然のような気がしてなりません。

音楽が結びつける出会い。

ひとつひとつの出会いが宝物です。

それを改めて実感した旅でした。







スローライフwithみゅーじっくと題して
これまで、日々の様々なことを書かせてもらいました。

気がつけば今回のコラムで私の連載は最終回となります。

多少読みづらい部分もあったかと思いますが、
読んで下さったみなさん
コメントを下さったみなさん
本当にどうもありがとうございました!


音楽は私にとって、生活の中で欠かせないものです。
音楽に助けられたことも沢山あります。

このコラムを通して、私自身また歌への想いが大きくなり、
改めて、大切な事に気づかされました。

素敵な機会を下さり、本当にありがとうございました!


これからも歌人として
日々の中で歌を育んで、精進しながら
感じること、思うことを音楽の力を借りて
聴いて下さる皆さんの心へ少しでも届くように歌っていきたいと思
います。


ゆっくりゆっくり
生かし生かされ
歩いていこう。








またどこかでお会いしましょうね~






text:*ゆーりー*



大山百合香プライベートブログ(KIND OF BLUE)
http://ameblo.jp/yurin0520/
ここからCD購入できます(ソニーミュージック オフィシャルサイト)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/YurikaOhyama/index.html

~スローライフwithみゅーじっく~ vol.8 大山百合香

2009年08月20日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
皆さん、うがみやぶら~!
今週もよろしくお願いします。


さて、子供達は夏休み後半に入りましたね。
夏休みの宿題や自由研究などで追われているのでは?


そしてお仕事の方はお盆休みが終わり、
休みボケで苦しんでいる頃なのでは?(笑)


沖縄は相変わらず猛暑が続いています。

シーサーも暑そうです・・・。




天気予報では降水確率10%、
でも時折、空が真っ黒になり
スコールのような雨を20分くらい降らせ
しばらくして太陽が顔を出し、
さっきまでの雨が嘘のような晴れ渡る空に。


そんな気まぐれな天気が続いております。






先週の15日、64回目の終戦記念日でした。
第二次世界大戦(太平洋戦争)が終結した日。
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」

私はこの日、知念へ行っていたので
海に向かって黙祷をし、手を合わせました。




今年の4月に沖縄に移住してきて、真っ先に行った所が平和祈念公園。






今も残るさびついたキャタビラーを見て、とても昔の事とは思えないくらい衝撃を受けました。


そして平和のいしじには数えきれないくらいの亡くなられた戦没者のお名前が刻まれています。
その中には、陸軍として戦い22歳の若さで戦死した祖父の兄の名前も刻まれていて、
私が沖縄の地に住む事の報告と挨拶をしにいきました。




以前は沖縄に訪れた際は必ず行っていました。


私はこの終戦の日、沖永良部にいる祖母に電話をして、
祖父や祖父の兄がどんな人だったのか、
そして祖母が体験した戦争の話を聞きました。


祖父の兄がこの地で
平和のため、日本のため、愛する家族のために戦っていた事実。


沖縄に移り住み、そういう現実を目の当たりにして、
しっかりと目に焼き付けて記憶に残していきたい。


きっと祖父の兄も見守ってくれていると思います。


私一人の力は小さいかもしれないけど、平和に向かうエネルギーは常に放っていたいです。
争いのない世界を願うこと、
生きること、
平和な毎日の中で暮らせること
笑ったり、泣いたり、
そして歌うことで
自分なりの平和へのエネルギーを放っていきたいです。


そして、戦争の記憶や平和のエネルギーを
いずれ生まれてくる子供や孫に引き継いでいくことが大切なんだと思いました。




text:*ゆーりー*



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              ★沖縄観光の旅行雑誌を作る会社が素顔の沖縄を紹介するサイト

~スローライフwithみゅーじっく~ vol.7 大山百合香

2009年08月13日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~!

さて今回は再び沖永良部島からお届けします。

花の島、人情の島、笑顔の島 沖永良部。

私はこの島が大好きです。


百合やフリージア
色とりどりに咲き乱れる花々、

南風とともに揺れるさとうきび、

潮風や赤土や牛の匂い、

どこからともなく聞こえる子供達の笑い声、

汗を流しながら畑を耕すおじい、

頭にたくさんの荷物を乗せながらバランスよく歩くおばあ、

この島を見守る青い海と空と照り輝く太陽。

ゆっくり流れる島時間に身を委ね

目を閉じて

耳を澄ます。

そうすると、普段何気に過ごしていると見落としがちなことを発見
することがあります。

大切なものに改めて気づかされます。

島に帰って来たら、ゆっくりできるどころか
嬉しくって あれやこれやでバタバタしている事が多いです。
なのでたまにはゆっくり深呼吸して
流れに身を任せてみるのもいいですね。







という事で、今回は夏祭りがあり
特にこの日、島は盛り上がっています。
そして最後のメインイベントである花火大会で
私は3年ぶりに島の皆さんの前で歌わせて頂く事になりました。

島の半分の人たちが会場に訪れたのではないか?というくらい島で
はあまり見かけない沢山の
人・人・人!!
昼間は皆どこにいるんだろう?


朝早くから会場設営。




暑い中みんなが汗を流しながら準備をしている姿を見て
私たちステージに立つ者は、こういう裏方の方々がいるからこそ、
気持ちよくステージに立つ事ができるんだと
改めて痛感しました。

私も少し手伝わせてもらったけど、
とっても大変なお仕事です。力仕事ですし。。
皆様、暑い中本当にお疲れさまです。


そして後ろはすぐ海




この日は大潮だったので、台風の影響もあってか
すぐそこまで波が来ていました。。。



みんなが成功を祈り、その願いが届いたのか、
実は2つも台風が発生していて
島を挟んで左と右に挟みうちにされていたのにも関わらず
天気にも恵まれ、大成功でした!




ステージでは、地元のバンド演奏やエイサー、フラダンスの皆さん
が素敵なパフォーマンスをされていて
私も楽しませてもらいました。

そして私たちの出番。
今回は島のミュージシャンたちと演奏。





やっぱり踊りだしました!



みんなのパワーを頂きながら、私も今ある力をすべて振り絞って歌
いました。
皆さんの笑顔を見る事ができて、ホッとしました。
とっても嬉しかった。
本当にありがとう。
みへでぃろ~。



そしてこの日のメインイベントの花火。
今回私は花火の前のカウントダウンの合図と点火スイッチを押させ
てもらいました!
初めてのことだったので少し緊張もありましたが
無事に成功したのでよかったです。




という事で、また沖縄の花火とも少し違った
沖永良部島の花火をご覧ください。
写真からですが、

夏を感じてもらえたらと思います。















text:*ゆーりー*



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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.6 大山百合香

2009年08月06日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
強い日差しが照りつける沖縄。
日焼けどころか、肌が火照り赤くなる様子もなく、
そのまま染み込んでいくようになりました。。。


沖縄では様々な地域でお祭りや色々なイベントが行われていますが、
その中でも欠かせないのが伝統舞踊エイサーです。


先週、那覇市内では「一万人エイサー」が行われました。











天気も快晴に恵まれ、
国際通りはエイサー一色となりました。




少しエイサーについて調べてみました。


エイサーの起源

 エイサー起源は「ニンブチャーウドゥイ」(念仏踊り)であると言われている。以前はニンブチャー(念仏僧)が人が死ぬと家に招かれ、鉦や太鼓を打ちならし念仏を誦しながら踊るものであった。
 その歴史は500年以上も前の「李朝実録」(1479年)のなかに当時の那覇の記録として残っており、そのころが始まりだと考えられている。
 また、エイサーという呼び名は「おもろさうし」(琉球の古い歌謡集)の40巻からきているという説や、「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」のような囃子からきているという説があるがどちらも確証がなく実際の所は不明である。

エイサーの構成


 エイサーは旗頭、太鼓踊、手踊、チョンダラー、地謡(じうてー)で構成され、太鼓は大太鼓、締太鼓、パーランクーの3種類。細い路地を100人近い隊列が唄い、踊り練り歩く様は壮観で、周囲は熱気に包まれる。

沖縄市はエイサーのメッカ

 沖縄各地域にあるエイサーの中でも特に人気があるエイサーは、沖縄市の「園田エイサー」嘉手納町の「千原エイサー」与那城町の「屋慶名エイサー」勝連町の「平敷屋、平安名エイサー」などがあげられる。そしてやはり沖縄市はエイサーのメッカ。毎年、旧盆の頃になると、街のあちこちからその稽古をする音が夕空に響く。老いも若きもその音を聞くと、不思議な安堵感と、内からわいてく生命のエネルギーを感じてくる。この日ばかりは子供もエイサーの追っかけを夜中までする。また、各シマ(自治会)でも独自のエイサーまつりをやる所もある。

沖縄全島エイサーまつり
 そして県下最大のエイサー祭りは、旧盆明けの最初の土・日に沖縄市運動公園で催される「沖縄全島エイサーまつり」だ。
 毎年、趣向を凝らした全島各地の舞いが沖縄市に集まり、時にユーモラスな演出もまじえながら、その伝統の重みを見せてくれる。世界的に類のないエイサーの見事なまでのオリジナリティは、海外からも注目されている。
 また、エイサーの発展と、全国への展開を目的に「豊中豊優会」「東京中野真南風エイサー」「愛知琉球エイサー太鼓連」「豊中市琉鼓曾」「愛知県琉球エイサー太鼓連」友好都市である東京・町田市など、県外で活動しているエイサー団体を毎年数団体づつ招待して、毎年20万余の観客で賑わう、全国規模のまつりへと成長している。                   













実は私もエイサー経験者です。
「琉球國祭り太鼓」は沖縄のエイサーをベースに、空手の型を取り入れた独自の振り付けとダイナミックなバチさばきで、 今や沖縄を代表し、若者に圧倒的な人気を誇る太鼓集団です。
私が所属していたのは、沖縄市を中心に県内、県外に支部を持つ「琉球國祭り太鼓」という団体です。
沖永良部島にも支部があり、中学の頃から習っていました。


「琉球國祭り太鼓」は沖縄のエイサーをベースに、空手の型を取り入れた独自の振り付けとダイナミックなバチさばきで舞います。
体力的には結構ハードなのですが、踊り隊の動きと太鼓の音が1つに重なったとき
一体感と言葉では言い表せないほどの感動が沸き上がってきます。








今回は「地球スペシャルエイサーページェント2009」が開催されました。
国内13ヶ所、海外2ヶ所での同時演舞を行い、インターネットを使って


日出克さんが歌う「ミルクムナリ」



エンレイさんが歌う「地球兄弟」




を各会場に配信し、生の声を各会場に届け
全国、海外それぞれの場所で同じ時間、同じ演舞を踊るいう大規模なイベント。


離れている場所でも、みんなは一つ。
地球兄弟の歌詞の中にある素敵な言葉があります。



「青い青い この星に生まれた みんな繋がって生きている兄弟さ」 



とてもワクワクしてきました。
もっと色んな国の人たちと出会って、話してみたいって。








このエイサーのイベントを通して
人と人との繋がりを肌で感じることができました。






みんなで造り上げ、みんなで楽しむ。




体の内側に響く太鼓の音を聞くだけで魂が揺さぶられ
思わず体が動いてしまいます。


舞う人も、観る人も魅了してしまう
それがエイサーです。






感動をありがとうございました。


そして一万人のエイサー踊り隊のみなさん、
暑い中、長い時間
お疲れさまでした!!











text:*ゆーりー*



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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.5 大山百合香

2009年07月30日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~!
今週もよろしくお願いします。


毎回コメントなど下さる皆さん、
読んで下さっている皆さん、
ありがとうございます。


さて、私の住む沖縄は
夏本番の暑さが続いております。。


今回はその沖縄にも負けない暑さが続く私の故郷、沖永良部島の言葉や方言について
少しご紹介したいと思います。
沖永良部島の事を島の人たちはよく「エラブ」方言では「イラブ」と呼んでいるので
ここでは「エラブ」と書かせてもらいます。


鹿児島本土から約550km、沖縄本島までは60kmと沖縄のほうに距離が近く、
琉球文化の影響が強く、言葉や方言もウチナーグチ(沖縄語)に近いです。


私もそうなんですが、現代の子供達や若い人達は イントネーションはエラブの色があっても、
方言はあまり話さずほぼ標準語です。
それは、30年以上前徹底した「方言追放運動」があり、私の両親が学生の頃、
授業中はもとより、遊ぶ時から何からつねに標準語を 使うよう言い渡された
そうです。
今週の努力目標「方言を使わない」なんてものも。
うっかり方言を話すと 言いつけられ、注意されたそうです。








今は一転して、子供たちに島の文化や方言など徹底して教えています。




奄美群島、沖縄はとても近い所に位置していますが、
島々によって方言が違ってきます。


↓ここに沖永良部島、沖縄県本島、奄美本島
それぞれの島の方言の違いが分かりやすく書いてありました。


http://www.sh.rim.or.jp/~misshie/amami-hougen.htm




私の小さい頃は、祖父、祖母や両親も方言で話していたので、
 多少聞き取る事はできるのですが、方言を話すことはあまりできません。
(単語では分かるが、方言を交えた文章では話せない)


今思うことは、
島を離れて、改めて島の良さを知った私は
もっと島の言葉を知り、理解して、話しておけばよかったということ。
先週のコラムでも、沖縄戦について、
戦争について語ってくれる昔の人たちが年々少なくなっているこの現実、


何十年後には経験者もいなくなってしまうという。


それは、昔から島の言葉を語り継いできた人たちも同じ様に減っているということ。




その土地にしかない言葉、文化はきっと島に限らずどこにもあるものだと思います。
それは昔の人たちが存在していた証、
だからこそ残していきたいし、しっかり受け継いでいかなければ
未来の子供たちは、自分の親や、おじいちゃん、おばあちゃんが過ごしてきた
過去を知らないまま過ごしていく事になってしまいます。


過去=現在=未来は繋がっています。
今が在るのは、過去が在ったから。


新しいものが次々と増えてく「今」だからこそ
本当に大切なものをもう一度見直したいなと思いました。




私が生まれ育った島の祖先たちは、
どんな風に音楽と関わってきたのか。


<音楽=島唄>
   
  音楽も奄美と沖縄は異なる。沖縄民謡が明るい階調であるのに対して、奄美の島歌はもの哀しい旋律のもの
  が多く奥行きが深い。江戸時代徳川薩摩藩支配下、お上への上納としての取り立てが厳しく、島民の生活が
  大変苦しかった当時の社会的な背景もうかがえる。
奄美の島唄と沖縄民謡は音階がちがう。
奄美群島5島を大まかに二つの文化圏に分けることができる。奄美大島本島、徳之島、喜界島を奄美1文化
圏、沖永良部島、与論島を奄美2文化圏。後者は琉球色が濃い。

  代表的な島歌=「朝花」「くるだんど」「行きゅんにゃ加那」「かんつめあごぐわ」「糸繰り」「ヨイスラ」「豊年節」
  「長雲」「長朝花」「嘉徳なべ加那」「むちゃ加那「野茶坊」「奄美小唄」(奄美大島本島)
  琉球音階と違い、奄美独特の旋律を持っている。

舞踊曲として最も有名なものは「六調」。(=本土の舞踊形態特に四国徳島のそれと似ている)

  「稲すり節」「サイサイ節」「永良部百合の花」「あんちゃめぐわ」「ちゅっきゃり節」「ウシウシ「福らしゃ」
  (沖永良部島) やや琉球音階に近い。
  「島育ち」「島のブルース」「徳之島小唄」は民謡歌謡であって生粋の民謡ではない。

三味線を弾きながら歌う島唄のスタイルは、琵琶法師が琵琶(びわ)を弾きながら歌うそれと似ていて、メロデ
  イーは哀愁をそそるものが多い。 労働の歌、豊作を祈願する歌、愛しい人を思う歌、祝い歌など多種である。
                            (鹿児島県奄美大島の歴史と文化 より)
  
  http://www.sh.rim.or.jp/~misshie/amami.htm






 沖永良部民謡と沖縄民謡について、私も三線教室に通いお世話になっている
川畑先民先生の本「三味線と島唄に生きて生かされて七十年」の中に書かれていたので紹介します。






沖永良部民謡として歌われている曲は四十曲から五十曲あるが、その中には
沖縄で歌われている唄もある。
古くから歌われている
沖永良部「ヨーテ節」を沖縄では「西武門節」と

「ユイヤサーサ」を「汗水節」



   「チンダラ節」を 「安里屋ユンタ」

と言い、「恋ぬ花」「れんさー節」など、まだまだ他にもある。


沖縄では、三味線のバチ数を少なくし、スローテンポで唄もゆっくり歌う。
それに比べて沖永良部では、バチ数を多く入れて少し速いテンポで、唄もそれに合わせて歌う。
そこが沖永良部と沖縄の違う大きな特徴だと思う。
沖縄はスローテンポの中に勘中を込めて歌う。
沖永良部は少しテンポを速めて軽快感を出して歌う。
その違いは大部分の曲に該当する。


沖縄音楽界のリーダー知名定男氏に聞くと、沖永良部で歌っている唄に似ている唄が、沖縄にもあると語ってくれた。
そこで、実際に比較してみることにした。


沖永良部での曲名     沖縄での曲名
・永良部百合の花     ・スンガー節
・くじゃく節       ・マーミナー節
・いんたぶれ       ・道ぬ島節


他にもまだあるが、このようにして沖永良部と沖縄には
曲名は違っていても内容的には似た曲がたくさんみられる。




   沖永良部の三味線の特徴と魅力


民謡の場合には、その地域による特徴があるが
沖永良部の民謡と三味線の場合は、音声に柔らかさと「クイ」(装飾音声)と特徴としている。
特に三味線のバチ捌きは肝心である。
柔らかいバチ捌きには柔らかい唄がでて、聞く人を魅了する。


また、民謡は心で歌うものであり、無理して上手に歌おうとすると
かえって情をはずした音声となり、聞き苦しい唄になる。
あまり力みすぎると唄の質まで変えてしまうので、簡単そうで難しい。


さらに、民謡には素朴さもなくてはならない大事なものであり、
唄者はそれを決して忘れてはならない。


沖永良部の三味線は、沖縄や本土の三味線とは異なり
「くすぐり」音が入り、音の柔らかさが「クイ」を作る。
それが沖永良部三味線の特徴である。


三味線を長時間引き続けると、だんだん音が変化していく。
物静かで風の音もない静かな夜、
午前一時まで遊んで家に帰る途中、
道端に腰を下ろし一人で弾く三味線には、
いかにも側で美しい女性が一緒に歌っているような感じがする微妙な音を出し、
一人で弾いていても音に酔いしれ、夢幻郷に誘い込まれ、いつまでも弾きつづけるのである。


昔から三味線は弾けば弾くほどきれいな音が出ると言うが、
自分で弾く三味線に酔いしれることができるからだと思う。
(川畑先民 三味線と島唄に 生きて生かされて七十年 より一部抜粋)














以前でもコラムで先生の紹介をさせてもらいました。
沖永良部島で生まれ育ち、島を出て生活をしたことがないと言っていました。


純粋に島を愛し、島の民謡を育て、
若い人たちに伝えている先生。
少し前には少なかった民謡を学ぶ生徒が、年々増えているそうです。


私も今、教室&独学で三味線を弾いていて、沖永良部独特の奏法「クイ」を練習中です。




ずっと弾いていると、不思議と弾いているのに唄っているような感覚になる瞬間があります。


弾けば弾くほど奥が深く、魅了されていきます。


今まで民謡に触れる機会が少なかった私。


もっともっと島の民謡を自分の中に取り入れて、
伝えていけたらと思います。






私のオフィシャルサイトにも沖永良部島の事を少し紹介しているので、
よかったら覗いてみて下さいね。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/YurikaOhyama/special/okinoerabu.html






*ゆーりー*






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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.4 大山百合香

2009年07月23日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~!
大山百合香です。今週もよろしくお願いします。


さて、先週は読谷のお話をしました。


先週の続きなのですが、
読谷を後にして向かった先は、宜野湾にある大好きなパン屋さん「宗像堂」。


無農薬米から作る天然酵母を使用し、手作りの石窯で焼き上げるパンは、
本来のおいしさが際立ってとても美味しく、本格派のパンです。
ここは以前から通っていて、毎回行くたびに出来立てのパンの香りに癒され、お店のみかさんが笑顔で迎えてくれ
自然の中で美味しいパンをいただく、しあわせなひと時を味わえる場所なのです。


今回はこの宗像堂の6周年記念のお祭りが行われ、招待して頂きました。



この大好きなパンたち、食べ放題!オリーブオイルなどをかけていただきます。


奥にはいろいろな出店が並んでいい香り♪


そしてNUUさんのLIVE♪
http://nuu-nuu.com/


ギターは、私も以前お世話になったオオニシユウスケさん!
また沖縄で再会できるなんて!


NUUさんの歌は生で聴いたのは初めてでした。
のびやかで、どこまでものびていく透明感のある歌声にうっとり。
それでいて自然体で、ほんわかした優しい空気を放ってくれるNUUさん。
ステキすぎる。







すてきな音楽とすてきな食べ物に包まれ
しあわせなひとときでした。



食と音楽は常に共存しています。
生きてる中で欠かせないもの。




夢のひとつで
農場ライブを実現したいという夢があります。


実家が農家なので、あの赤土の上で唄ってみたい。
自分たちの手で愛情を込め育てた野菜たちに感謝して
食を囲みながら音を楽しむ。
音を食す。


ん~、
最高に楽しそう!!


いつの日か実現してみたいものですね!




そして、実は今
地元の沖永良部島に帰ってきています。
昨日は皆既日食が見られるということで各地で盛り上がっていました。
所々見え方が違ったみたいだけど、沖永良部では天気にも恵まれ
部分日食が見れました。





(デジタルカメラからの撮影なので画像は悪いですが???)

辺りはだんだんと暗くなり、
鳥が飛び交い
島が神秘的な空間に包まれました。





偶然にも。。。
飛行機と日食のツーショット!!




次に日本国内で日食が見られるのは26年後の2035年、
同じ地域で皆既日食が見られるのは300年に一度ともいわれています。


「日食」日を食す。
この歴史的な瞬間を少しでも目にすることができて本当によかったです。

自然に生かされてることを改めて感じる事ができました。




感謝。




text:ゆーりー



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小さな恋のうた 大山百合香





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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.3 大山百合香

2009年07月16日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~!!(沖永良部の方言で「こんにちは」)
木曜日担当、大山百合香です。
今週もよろしくお願いします。

さて、全国的に少しずつ夏がやってきましたね。
沖縄は相変わらず夏本番の暑さが続き
セミがここぞとばかりに鳴いています。


早くも私は夏バテ気味。。。
冷えピタを貼って寝ています。。。

皆さんは夏バテ対策、何かしていますか?
オススメの対策があれば教えてくださいね!



「夏」は一番好きな季節でもあり
この季節になるとワクワクしてしまいます。

楽しそうなイベントがたくさんあって、
家の中にいるのがもったいなく感じ
予定が無くてもどこかに出かけたくなる
そんな季節です。

でも沖縄の人たちは基本、
昼過ぎだいたい13時~16時くらいまでは外に出ない!と言っていました。
一番暑い時に、なんで外に出るわけ?
昼間から海で泳ぐなんてとんでもない!と。。。


ですよね。。。

私も島にいた頃はそうでした。
家族で海に行くときは、夕方5時くらいから行って
暗くなる前に帰ってたっけ?

でも、真っ昼間の海の色は
サンサンと照り輝く太陽の下に映るブルーの海の色がとってもキレイで
ついつい行ってしまうんですよねー。








おかげでもう私は真っ黒。
サンダルを履いていないのに、
履いてるように見えるくらいはっきりと黒と白に分かれています(笑)

そんなわけで、天気が良いとついつい出かけてしまう私が
行く先々で素敵な出会いがあったので、ぜひ皆さんにご紹介したいと思います。





沖縄に移住してきてよく出かける読谷村。
ここは、昔からの景色や風習がそのまま残っているような所が多いです。

たまたま立ち寄ったお店の方のオススメで
「Birth Lilac ~楽園cafe~」というCafeにいってきました。
以前は「楽園cafe RAINBOW BRIDGE」という名前で、
最近新装したそうです。


場所は読谷村字 座喜味という所の住宅街の奥にあり
緑に囲まれていて、隠れ家的な所です。

入ってからまず広がるのは、このお庭。









これすべてお店の人たちと、近所の方々の手造りなんです。









海へ行って砂を拾っては袋に詰めて運ぶところから
石垣を敷き詰める所まで全部手作業。
それを嬉しそうに案内しながら語ってくれる店長さんのお話を聞いて
この場所を愛する人たちの愛情の深さが伝わってきました。

中もとても広く、落ち着ける空間で
ここにも手作りの温もりがありました。
そして音楽がありました。








そこでこんなマップを発見。
ここを訪れた方が、手作りで綴った「読谷マップ」






沖縄、読谷の歴史や、色々なお店を写真付きで紹介しています。
その中でとても気になるお話がありました。







『~沖縄戦を伝える~
2018、つまり11年後、0%....。
この数字が何を表しているか分かりますか?
実は、沖縄戦を語ることのできる方、つまり沖縄戦体験者の方の数なのです(生
きていらしても語れる状況ではない場合を含む、あくまで推計)
実は現在でさえ、体験者の方の人口は一割強。
真実を知る方々が約10年もしたら居なくなってしまうのです。

ある人は言いました。「生の声に勝るものはない」と。
私もそう思います。
だからこそ、たくさんの方の話を聞きたい、と。
そう思い、実行している間に私自身の心に芽生えた思いは
「語ることはできなくても、伝えることはできる」というものでした。
実際に体験していない事を語ることは出来なくとも、体験した事を聴き、調べ、
伝えることは出来るのです。

あの思い出したくもないであろう戦争を私たちに語って下さるお年寄りの方々。
どんな気持ちで語って下さっているのでしょう。
同情してもらうため?いいえ、違います。私たちが創る次世代に二度とあのよう
な事が起こらないように、
自分達が思い描いた平和のために。』
(2007年に書かれたもの)
(一部抜粋)




この著者の方の名前も分からず、お会いしたこともないのですが
ここに大切に置かれていました。

ここを訪れた方々がこの本を手にとって
一人でも多くの人に過去の存在、未来への平和について伝えられたらという願い
を込めているそうです。
この著者の方のおかげで私も手にとり、知り、考えるきっかけを頂き、こうやっ
て皆さんに伝えられています。



私も祖母から戦争の話を聞いた事があります。
祖母がよく、「生きてるだけで幸せ」と言っていたことを思い出しました。
親族や知人を亡くした祖母にとって戦争という現実は私たちが想像できないくら
い辛いもので
思い出したくもない事かもしれない。
だけど、しっかりとした口調で話してくれます。
そして、話をしてくれた最後にはいつも
「ばあちゃんは、あんたたち孫達がいて、とっても幸せだよ」と笑顔で微笑みか
けてくれます。
とても強く、優しい祖母。
大好きなおばあちゃんです。
私はおばあに ありがとう と伝えました。
おばあがいなかったら、私はこの世に生まれてくる事さえできなかったのだか
ら。


こうやって話してくれる事はとても貴重なのですね。
この本を読んで改めて感じました。
知り、少しでも理解して、現在に生きる人たちが次世代に繋げていかなければ、
過去の物語になってしまいます。

私一人の力はとても小さなもの。
だけどその小さな力がなければ何も始まらない。

沖縄戦に限らず、今もどこかで起きています。
決して昔の話で終わらせてはいけないと思いました。

私も祖母が話してくれた戦争という現実、祖母の思い、命の大切さ、私が感じた
こと、
将来子供を授かったら話そうと思います。
その子供へと語り継いでいくために。
そして平和を自分たちの手で創っていくために。


you tube 星の歴史
http://www.youtube.com/watch?v=-Tk_gRnQACs





text:ゆーりー



大山百合香プライベートブログ(KIND OF BLUE)
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小さな恋のうた 大山百合香





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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.2 大山百合香

2009年07月09日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
うがみやぶら~(沖永良部島の方言で「こんにちは」)


前回のVol.1では、はじめましてという事で
私の故郷である沖永良部島の紹介を少しさせてもらいました。

コメントやメッセージを下さった皆さん、ありがとうございました。

さて、私は今沖縄を拠点に歌を唄っています。
歌は私の原点でもあり、常に隣にあり、
励まされたり元気づけられたり、
大切にしているものです。
歌を届ける事によって一人でも多くの人の心に届くよう、
そして一緒に音楽を分かち合い、少しでも元気づけられたらなと思いながら日々うたっています。

私が音楽を始めるきっかけは周りの環境にありました。

私の実家は電照菊を栽培しています。
小さい頃は家にいる事より、畑にいる事の方が多かったような気がします!
そして子供ながらにお花の手伝いをしながら、片手に鎌を持つおばあ達と唄ったり
仕事の休憩中、木陰に休んでお茶を飲みながら唄ったり
仕事が終わり夕方になると、近所の人達やおじちゃん、おばちゃん達が一升瓶やビールを持ち倉庫に集まり
仕事の疲れもなんのその、お酒を囲んで歌ったり踊ったりするんです。
(この楽しみのために仕事を頑張っているんだと言わんばかりに!笑)


そんなお酒の席や、めでたい席でよく唄われる島の民謡があります。
少し抜粋して紹介します。


♪サイサイ節


(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
(酒 酒 酒 酒持って来い 飲んで遊ぼう)


はにまさぬ御酒 我一人飲まりゆみ 親(はな)しゃある友達と共てぬまな(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
このように美味しいお酒私一人で飲めるか(飲めない) 愛しい友と寄り集まって飲みたい

酒とムリハクや 身ぬ薬でむぬ(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
酒と諸白(地酒の一種)は身の薬であるから 


如何なギグやてむ 満ちておいしら(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
どんな下戸であっても満足して召し上がってください

酒飲でむ八十 飲まだなむ八十(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
酒飲んで八十歳(まで生きる) 酒飲まないで八十歳 


酒飲でぬ八十ましやあらみ(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
(ならば)酒飲んで八十歳(になるのが)よいではないか?


今日の福らしや(すーり)物に立てららん(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
今日の嬉しさは物にたとえができない 


何時む今日ぬ如に(すーり)あらち あらちたぼり(サイサイサイ サイ持ち来う 飲でぃ遊ば)
何時も今日の如くあらせてください


http://www.youtube.com/watch?v=TbIqV4z1Xn4&feature=related




そしてもう一曲ご紹介します。
沖永良部のシンボル花でもある「永良部百合」について唄ったもの。
大切な花をこれからもずっと島で守り咲かせようという意味を込めています。


永良部百合の花アメリカに咲かち(ヤリクヌ)うりが黄金花島に(ヨウ)咲かさ 
(アングワヨーサトゥナイチャシュンガシュンガ)
永良部百合の花をアメリカに咲かせて それの黄金花を島に咲かせよう

いかに横浜の波荒さあても百合や捨てるなよ島の宝
どんなに横浜の波が荒くても百合は捨てるなよ 島の宝だ

暗井戸水くみや美童の仕事 百合や枯れるなよ育ちたぼれ
井戸水汲みは娘の仕事 百合は枯れるなよ 育ってください

百合球の美らさ心抱きしめて永良部美童の身持ちよ清らしゃ
百合の球根の美しいことよ 心から抱きしめて 沖永部娘の身持ちの清らかなことよ

百合作て遊ば砂糖作て暮らさ 互に働ちゅて浮世渡ら
百合を作って遊ぼう 砂糖作って暮らそう 互いに働いて世の中渡ろう

永良部海の青さ珊瑚花咲かち 島や百合の花咲かちよ美らしゃ
沖永良部の海の青いことよ 珊瑚花を咲かせ 島は百合の花を咲かせてよ なんと美しいことよ


私の両親は、若い頃島を離れて暮らし
しばらくして島に帰ってきた時に、真っ白に咲き乱れている百合の花を見て
島にはこんなにいい花が沢山咲いてるんだと、島を離れて改めて感じたそうで
子供が生まれたら「百合香」と名付けようと決めていたという話を聞きました。






私は自分が民謡を習った事がなく、歌を唄う中で
島の民謡を取り入れて、若い人たちにも私なりの伝え方で
民謡を知ってもらいたいなと思いました。


そこで、沖縄の言葉や民謡を取り入れながら
自分たちの言葉で伝え続けているREGGAE Dee-Jayユニット「U-DOU&PLATY」http://udouplaty.com/を知り
彼らの故郷沖縄への真っ直ぐな思い、熱いソウルにとても影響を受け、
彼らとのコラボが実現しました。


U-DOU&PLATYは沖縄のわらべ唄「いったーあんまーまーかいが」をモチーフに自分たちでオリジナルの歌詞を作り
鳩間可奈子ねーねーの三線に、ひがけい子さん(でいご娘)の島太鼓! Rec.スタジオは宜野湾にて!
まさに沖縄と沖永良部が融合された曲になっています。


永良部の子守唄~Where is Your Mammy?~いったーあんまーまーかいが
http://www.sonymusic.co.jp/?70003277_AICL-1740&70003277_AICL-1740_02SFL




U-DOU&PLATYは以前に2回ほど沖永良部に訪れています。
沖縄ととても近い所にあるのに、海の色も空の色も
島の雰囲気も全然違うんだね~と話していました。








さて、そんな訳で少し告知をさせてください。








毎年8月、沖永良部にて夏祭りがあります。
私も小さい頃から毎年楽しみにしていた行事です。
デビューしてからも何度が参加させてもらっているんですが、
今年も沖永良部花火大会に出演させて頂く事になりました。
8月9日の予定で、今年は島の人たちと色々なコラボをしようかと企んでます!


まだ詳細が出ていないので、
分かり次第blogにアップしますね!
http://ameblo.jp/yurin0520/






今月は22日に奄美地方で皆既日食が見られるとのこと。


世界中から沢山の方が訪れるという事で盛り上がっていますね~。


ぜひ沖永良部島にもこの機会に足を運んでみてください!


皆さんにとって忘れられない夏になりますように☆




text:ゆーりー



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~スローライフwithみゅーじっく~ vol.1 大山百合香

2009年07月02日 | 木曜(2009年7~8月):大山百合香さん
はじめまして、こんにちは!
今日から木曜日のデイリーボイスを担当する事になりました
沖永良部島出身、大山百合香と言います。

ソニーミュージックよりデビューし、7年程東京で音楽活動をしていました。

今年の4月に大好きな沖縄の地に移り住み、歌を歌っています。

「スローライフwithみゅーじっく」と題して
沖縄のゆっくり流れる時間、日々の中で
大好きな音楽に囲まれ
出会う人たちや景色
感じること
思うこと
音のこと
などを気ままに書いてみようかと思います。

さて、まずは自己紹介がてら
私の沖永良部島のことを少し。

実は私の生まれ育った島は、沖縄にとても近いんですが
鹿児島県奄美群島に位置しています。



(めんしょり沖永良部島HPより)

とっても沖縄に近く
文化や方言、民謡なども少し似ているんです。

ここのサイトに沖永良部島の事が分かりやすく書いてあるので
よかったら覗いてみてくださいね!
http://www.oki-erabu.com/oki-what/


そういえば先月、沖縄に移住してきてから初めて
島に帰ってきました。
那覇港から船で約6時間程で着きます。

気候は沖縄と変わらないけど、
海の色や空の近さも少しずつ変わりますね。

先日は天気が悪かったため写真があまり撮れなかったので
以前の写真で少し紹介しますね。



隆起珊瑚礁の島で、飛行機から見下ろすと赤土の畑が広がっています。



「花の島」とも呼ばれているくらい、年中花が咲き乱れていて
その中でも有名なのが、エラブのシンボル花でもある
エラブユリ




ブーゲンビレア


ハイビスカス


電照菊



などなど、他にも様々な花が栽培されています。

私の名前もそんな花の名前からつけられました。

ちなみに、ハブはいません(笑)
ご安心して、沖永良部島にも遊びにいらしてくださいね!

ちなみに私、沖永良部島の観光大使を勤めていました。

島に生まれ育って、島の事を分かっているようで
まだまだ知らない事ばかりでした。

島を離れて初めて、島の良さや大切さを知る事ができました。

故郷を離れることは、私にとってとても大きなことで
得るものが多かったです。

その中で島の民謡を全く教わった事がなく
三線も2年目になりますが、ほとんど独学です。

沖縄に来て改めて民謡の奥深さを感じて
自分の故郷の言葉や音を奏でたいと強く思い、
先月から沖永良部島の「川畑先民先生」の民謡研究所に通い
直接、永良部民謡を教わっています。

やはり同じ奄美群島でも、文化でも
言葉や音階、節や微妙な三線の弾き方まで違ってきます。

知れば知るほど奥深く、もっともっと島の音楽を追求したい気持ちが
以前よりも増してきました。

ちゃんと理解して、これから島を受け継ぐ私たちや
後輩たちに繋げていかなければいけないと思いました。





というわけで、今後もこんな感じでのんびりやっていこうと思うので
これからもよろしくお願いしますね〜♫


text:ゆーりー



●大山さんのリンク先
大山百合香プライベートブログ(KIND OF BLUE)
http://ameblo.jp/yurin0520/
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http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/YurikaOhyama/index.html



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