沖縄Daily Voice

沖縄在住の元気人が発信する

ミツが観る沖縄のクリエイター達とその生活 vol.1 吉見綾子

2009年03月31日 | 火曜(2009年4~6月):吉見綾子さん
はじめまして。
私は、沖縄本島の読谷村に住んでいるミツといいます。
生まれは熊本、肥後の国。

13年前、縁あってこの島にやってきました。
2児の母です。
パートナーの大樹は長崎出身。太鼓奏者です。



現在私は、借家の3畳間の工房で、
「MITSU PRINT(ミツプリント)」と言う名前で、
シルクスクリーンのプリント工房を立ち上げています。

自身の生活からでてくるものを絵にして、自作の装置で版を作り、
Tシャツや手ぬぐいなどに刷って売り、暮らしています。

年に3回(春、夏、秋)、読谷村にある体験王国「むら咲むら」で、
「市場と音楽・きとねいち」という市場を開いています。

これから週に一度、
「ミツが観る沖縄のクリエイター達とその生活」と題して、
沖縄生活の中で、私が観たキラリと光る人達を、いろいろなジャンル
にわたって捉え、その人の「仕事」、そして「生活」を、私なりの切り口
でお伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしく。

・・・ということで、今回は自分自身のMITSU PRINTについて書きます。



こんな感じです。
写真は「きとねいち」で、私が出店して売り買いしている様子。
このライブ感がたまらく好きです。

自分のプリントが、Tシャツや手ぬぐいなどという生活印刷用品と
なって、売られ、生活のさまざまな場面に入り込み刺激し、
語りかけていると思うと楽しいです。

楽しみながら等身大で仕事をしたい。
そしてその生活がいつも刺激のある状態でいたいなと思っています。

●MITSU PRINT取り扱い店。
エコショップえころん(首里)
MAXI MARKET (那覇)
CHAOTIC (恩納村)
自宅工房でも作品を展示販売しています。


text:吉見綾子




ハイサイ!! うちなぁぐち vol.1  比嘉光龍

2009年03月30日 | 月曜(2009年4~6月):比嘉光龍さん
 比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)でぃち言やびん(と言います)、ゆたさるぐとぅ(よろしく)うにげーさびら(お願いします)」。さて、うちなぁぐち(おきなわ語)についてあれこれうんちくをこのブログ上で書いてみようと思います。毎週更新ですのでぜひ、読んでください。

 「うちなぁぐち」とは「おきなわ語」という意味で、「沖縄」とだけ言う時には、「うちなぁ」と言います。皆さんに覚えてもらう為にこれから「うちなぁ」という言葉を多用したいと思いますので、ゆたさるぐとぅ(笑)
さて、第一回目は「なんくるないさ」と言う言葉について。

 まずは、「なんくる」と言う言葉ですが、「自然に」とか「ひとりでに」という意味なんです。「ないさ」ですが、日本語に直すと「なるさ」という意味になります。
 したがって、「なんくるないさ」を日本語に直訳すると「自然になるさ」と言えるでしょう。しかし、これでは意味がわかりませんよね。もう少し日本語的に分りやすく直すと「なんとかなるさ」と訳すのが一番近いでしょう。

 「なんくるないさ(なんとかなるさ)」ですが、今では、ある作家さんが本に書いたプラス、あるゴルファーさんがCMで使った(笑)ということでかなり、うちなぁの若者たちや、うちなぁ好きな人たちに広まっているようです。
 しかし、この言葉はなんでもかんでも「なんとかなるさ」と、日常連発する言葉ではないということを知って欲しいんです。

この言葉の真意は「人事を尽くして天命を待つ」という意味です。つまり、力のかぎり努力をした、これだけ頑張ったのだから後は運を天に任そう。そういう意味で「なんくるないさ」とうちなぁでは昔から使われてきました。努力もなしに、仕事や勉強など、いい加減にした後に、「なんくるないさ」とは使えないんですね。

text:比嘉光龍