沖縄Daily Voice

沖縄在住の元気人が発信する

a diary vol.9 ウエチ マサシ

2010年04月28日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
多くの県民が集い
共に考えました

平和のこと
沖縄のこと
そして
基地について
「4・25県民大会」
米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、
県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会

この日、いつもはむらさき色の
読谷村が
黄色一色に染まりました



沖縄県民から、日米両政府に対して
イエローカードです
壇上には代理を含め沖縄県全市町村長の姿が
そして、この人の姿も

仲井眞 弘多沖縄県知事

「少なくとも県外!」立場上、発言を控えたにせよ
はっきりと県外移設の意思を県民に公言しました

そして、
会場に集まった約9万人の参加者によって
「県内移設を断念し、国外・県外に移設するよう強く求める」とする決議案と
日米地位協定の抜本的改定などを求めるスローガンが採択されました




これだけの県民の意思を無視して
普天間基地の県内移設はありえません
これからの沖縄は
「基地があるから経済が潤っている」では駄目なのです
戦争が終わり、半世紀以上経った今でも
なぜ、沖縄だけが平和を求め訴え続けているのか?
将来、自分の子どもや孫に
「どうして、沖縄は平和じゃないの?」と言われないためにも
今を生きる私たち県民、一人ひとりが意識を高く
もっていなければならないのです 



そう、この笑顔を守るために!!

最後になりましたが「Daily voice」
二ヶ月間という間、沖縄の情報を私なりに綴ってきましたが
いかがだったでしょうか?
多くの人が沖縄の良さや
問題に気づき、より良い環境へ
発展していくだろうと考えるとワクワクしてなりません

私は私なりに今後も沖縄と向き合い
日々楽しく綴っていくつもりです
続きは
ウエチマサシ「a diary」→http://m34k2y.ti-da.net/
で、


ありがとうございました

a diary vol.8 ウエチ マサシ

2010年04月21日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
前回、「手仕事」について触れましたが沖縄中から
「手仕事」の作家さんが集まるイベント

「大人の学祭」がキリスト教学院大学にて
4月24日〜25日の二日間行なわれます





工芸・ファッション・デザイン・アート・写真・絵画・音楽・・・・
もの作りを本業にしている人も
仕事の合間にもの作りに打ち込む人も、
もの作りを目指す学生も、
モノ作りの楽しさを伝え、繋がるきっかけになります☆


「是非見学に行かなくては」と考えてた所
野外ステージに出演しないかというオファーがきました!
しかも、まさかの初日24日の野外ステージ大トリです
イベントを楽しみながらBGM的に参加してきます




ウムイウタ / 唄 ウエチマサシ 写真 photori


そんな中、4月25日(日)に読谷村で
4・25県民大会‎が行なわれます
米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、
国外・県外移設を求めるべく
県内外から多くの人が集まります
県内の新聞の一面を毎日の様に飾る4.25の記事ですが
全国紙ではさほど取り上げられる事はありません
今の日本において、「平和」について
一つの県がここまで大規模な大会を行なわなければならない事自体、
おかしな話だと私は思います
平和なはずの日本で平和を求める県民大会がなぜ必要か?
私達県民一人一人がその意味を理解しなければいけません
沖縄は日本の縮図です
沖縄の抱えている問題は、そのまま国全体の問題です
集う事に意味があるのではなく
知る事に意義があるのです





Imagine all the people living life in peace.
by.John Lennon


a diary vol.7 ウエチ マサシ

2010年04月14日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
「手仕事」とは制作の過程全てを
人間の手で行ない、作り手の人間性や技術の粋を
形にする仕事の事です



沖縄には沢山の織りの産地があり各産地で技法はさまざまですが、
そのどれもが手織り(手仕事)で制作されています


写真.1

機を織る際に必要な道具として、
機織り機と経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込む
「杼」と呼ばれる道具があります「杼」は「ひ」と読みます
シュッとんとんっ、という機織り独特のリズムその、シュッを司る道具です

写真.2


うちのユニットで琉球笛を担当する→「ナカノユメ」さん
実は機織りの仕事をしているのですが
そんなナカノさんが先日関西に帰省した際に
京都にある「長谷川杼製作所」 に訪れたそうです
店主の長谷川淳一さんは国選定保存技術「杼製作」保持者。
(国選定保存技術、これがなければ国宝指定の技術は途絶える)、ということ。


写真.3


そこでもまた、「杼」制作の過程に加え
長谷川さんが「杼」を組み立てる以前の
細かな部品の一つ一つに至るまで全て
沢山の手仕事が繋がって、制作されていました



写真.4


清水焼の糸口屋、竹細工の駒屋、金物の金口屋の3つの部品を使い、
本体を作る杼製作所が杼に仕立ててゆきます
ところが今は、3軒とも職人の高年齢化と共に後継者不在のまま、
次々とやめてしまったとのことでした



写真.5


そして、「長谷川杼製作所」もまた
後継者がいないとのこと
「杼は20年乾かした木でないと作れんからね、
今からやっても20年後にしか出来上がらんのやからね」
制作する上で、木が最も適した状態である年数だそうです
「道具は使い手の使いやすいようにつくるもの」という
使い手の側に立ち、杼製作に向き合う長谷川さんの信念を感じます


「作り手がいるからこそ、使い手がいきる」
「使い手がいるからこそ、作り手がいきる






この関係がいくつも連鎖して
本物の「手仕事」は完成されるのです
「手仕事」
の現場、現在社会が忘れがちな仕事の意義や、
人と人、人とモノとの関係が、
今尚くっきりとそこにありました

a diary vol.6 ウエチ マサシ

2010年04月07日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
仕事がらということもありますが
カメラを構えると
子どもを撮影するのがほとんど


写真館のように設備があって、衣装があって
被写体が撮られる態勢でいる事はまず無いので
カメラを構えながら光の向きや、露出、
動くと想定してのシャッタースピード、ピントの調整
その日の子どものテンション、表情まで
読み取らなくてはいけません


その中で一番大切なのが
どれだけ自然にシャッターがきれるか
カメラを向けるとどうしても
身構えてしまうものです





そんなときは、まず
相手が飽きるまでひたすら
撮り続けます





そして、他の事に興味がうつれば
勝負どころです
現場の空気ごと記録していく作業の始まりです











それでも最後はカメラを意識してもらい記念撮影
その頃にはすっかりプロのモデルさんです





初対面で
妙に警戒してカメラを避ける子なんかがいれば
別のモノを撮影し、油断した隙に
何枚か不意打ちで撮ります
撮った写真を本人に見せてやるのです
(そういった意味で、子どもの現場では確実にデジカメが良いです)
小学生の女の子などに多いのですが
そういう子は、その後から女優モードに変わります
カメラを意識してないフリをして
可愛さをアピールし出します
それはそれで、面白い写真になります




どんな写真も、撮られる側より
撮る側の人間性がよく現れてると思います
私の人間性はどんなでしょうね

a diary vol.5 ウエチ マサシ

2010年03月31日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
今回は私のお仕事のことを少し紹介します

去った、2月17日に「沖縄県学童保育支援センター」が開所しました




沖縄県の委託事業として
県内放課後児童クラブ(以後学童クラブ)の実態調査
四つの柱からなる事業をもとに
各学童に寄り添った支援活動を行うというお仕事です


●相談支援事業…学童クラブ訪問や相談窓口で、学童クラブの実態を把握し、問題解決に取り組みます。
●研修事業…学童クラブの底上げを目指し、さまざまな研修を実施します。
●ネットワーク形成事業…地域あげての「子育て支援」ネットワークを作ります。
●人材育成事業…指導員が誇りを持って働ける環境を創ります。


沖縄県の学童クラブの運営は、全国と比べても特殊で
全国ではほぼ公設公営である事に対し、
沖縄は9割以上が民設民営という厳しい現状となっています
その中身も、保護者や地域との共同運営の学童もあれば
幼稚園や塾が経営するなど運営形態も、多種多様です



現場と手を取り合い、子どもたちの放課後の環境を
より良いものにしていくために
毎日が勉強と、切磋琢磨の日々をおくっています



4月1日に「学童保育支援センター」のホームページが解説しました
学童に興味のある方、小学生のお子さんをお持ちの方は
ぜひ一度覗いてみてください

「学童保育支援センター」HP http://www.okinawa-gakudo.jp/

a diary vol.4 ウエチ マサシ

2010年03月24日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
ポカポカと春を感じる今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
この陽気の中、外に出てピクニックでもしたい所ですが
お休みも返上で、お仕事に走り回っている今日この頃です


窓の外に見えるふわふわと漂う雲に
気持ちだけ乗せて、どこかへ運んで貰ってる次第です


さて、3/20〜3/22に沖縄大学・沖縄尚学高等学校体育館にて
「弟55回 子どもを守る文化会議 沖縄集会」にお仕事で参加しました
その中で、21日オープニング記念講演とし、現うるま市立宮森小学校校長
平良嘉男先生の「宮森小学校米軍ジェット機墜落事故からの半世紀」
と題した講演が行なわれました








〜1959年6月30日、子ども達が楽しみにしていたミルク給食の時間に
空から鉄の塊が落ちてきました


死者17人(小学生11人、一般住民6人)、重軽傷者210人という
多くの被害者を生んだ大惨事は
体験者にとって、尚癒えぬ傷跡を残していました〜






音楽や映像を交え、当時の事を
誰にでもわかりやすく語り伝えていこうとする
実際の体験者である平良校長をはじめ
「石川・宮森630会」の取り組みに強く心を打たれました


あれから50年を経た、今なお起こる米軍による事件・事故
「関係ない」「知らなかった」ではすまされない事が沢山あります
生まれた土地の事、生まれて来るまでの歴史を
今を生きる私達があまりにも無関心すぎると感じています


うつりゆく時代、変わりゆく日々の中で
あの日の空が今日へと続いているのだと
流れる雲が教えてくれてるような気がします


ふわりふあり/photo from sayappe*


a diary vol.3  ウエチ マサシ

2010年03月17日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
a diary「家族」 3月13日、14日の二日間に行なわれた
「1級建築士事務所Simple 」完成見学会
プラス3人のモノづくり作品展、無事終了しました

ご来場頂いた方がた、スタッフの皆さん、
そして見学会、展示会にと「家」を貸して頂いたC宅家族の皆様
素敵な時間をありがとうございました










そこに訪れた誰もが、この「家」に住む「家族」
感じる事ができただろうと思います


運命の糸を手繰り寄せ、深い絆で結ばれた「家族」
そんな家族が、共に支え合って暮らす場所「家」
その二つの存在が、幸せな生活をおくる上で
どれほど重要かという事に気付けた気がします


たとえば、仕事や学校で嫌な事があっても
迎えてくれるの「家族」

支えてくれるの「家族」
帰る場所があるという事は
人間にとって、心の安定にも繋がります



そして、私が仕事で関わっている「学童保育」
一時的ではありますが、そこには
迎えてくれる「家」と支えてくれる「家族」の姿があります
県内の学童の現場では、そこに通う子どもにとって幸せな生活
「心の安定」を保つ上で
まだまだ十分な環境が整っていないのが現状です


これから先、未来を創造していく子ども達に

幸せな生活心の安定ができる環境、居場所作りを
私達大人が、もっと真剣に考えていかなければと
私自身感じています



(いつかの家族の風景)

a diary vol.2 ウエチ マサシ

2010年03月10日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
ひな祭りや卒業式も終わり、
今年度も残りわずかとなりました
皆さんも新年度へ向け、
ドキドキ、ワクワクの日々を過ごしている事と思います

そんな中でも春うらら、
うつろうつろな日々を過ごしている私ですが
唯一気合い入れて臨んでいる事があります

それがこれ



キャラメルコーンのパッケージ撮影
実は、キャラメルコーンのHP
パッケージ写真コンテストが行なわれているのです

季節に合わせて、お友達をモデルに毎月欠かさず、投稿しています
商品はというと

「まぼろしのジャンボCaramel Corn

これは欲しい!!たまりません!
そんなこんなで、
無駄に写真の技術を磨いている最中なのですが
先日「1級建築士事務所Simple」の赤嶺さんから
完成見学会のお知らせとともに、
その中で作品展をしてみないかと話を頂きました

その際に渡された一通の封筒
中には赤嶺さんがお家の方にあてた、
想いが綴られていました



旧家で発見した木製の手すり

階段の昇り降りの最中、家族を支えてくれた木製の手すり
そこから世代を越えた家族の、手のぬくもりが感じられたそうです

木製の手すりは、これからも家族の側に寄り添っていく事になりました
そんな世代を越えた家族の絆で造りあげた
やさしいお家を、より多くの人に感じて欲しくて
「1級建築士事務所Simple 」さん声かけのもと
私を含めた、3人のクリエイターの作品展示会を
完成見学会とともに行なう事となりました
そのメンバーを紹介します

☆県内最大規模のアートフェスタ「カイナアートフェスタ」の
代表:徳元佐和子さん
彼女の描く絵は暖かく、眺めていると
大きな手で優しく包み込まれたような感覚になります

☆首里の工房に勤める傍ら、沖縄の自然から得たものをヒントに
独自の作品を織り続ける、昔話の鶴のような女性
ナカノ ユメさん
長い時間を掛け、手作業で織りあげたその作品からは
沖縄の自然の情景が見えるほどです

☆その中で唯一のメンズとなった私
手のぬくもりをテーマに写真作品を考えています
その中身は・・あなたの目で観て感じて下さい

●「1級建築士事務所Simple 」完成見学会+作品展
日時:3/13(土)〜3/14(日) 10:00〜17:00
見学会場:沖縄市古謝
問い合わせ:098-939-2901(1級建築士事務所Simple
どなたでもお気軽にご来場ください

更に詳しい地図や内容は
3/12(金)の
琉球新報かふう、タイムス住宅新聞の広告をご覧下さい。

a diary vol.1 ウエチ マサシ

2010年03月03日 | 水曜(2010年3~4月):ウエチ マサシさん
はじめまして


今回からこちらで書かせて頂く事になりました
「ウエチマサシ」と申します
私という人を簡単に紹介しますと


読谷村在住の三十路という事になります





ただの三十路ではありません、
見た目は30代でも、中身は小学生
「アナタってばホン〜ト、子どもね!」
なんて、本当の小学生に言われちゃうものですから
実際そうなんでしょう


そういう訳でお仕事だってこども目線
学校が終わって、保護者がお仕事ですぐに家に帰れない子ども達、
そんな子どもの保護者や、「ただいま」と一時帰宅する施設の運営を
支援するといった事業に取り組んでいます


さて、こんな私がこちらのブログに参加する事になったのは
お仕事の関係上ではありません
私の趣味を綴った個人ブログを
「沖縄の風」のスタッフさんがスーミー(※覗き見)していたのが
きっかけです
しかもなんとその人、私と同じ生年月日と言うから凄い
これはやらずにはいられません!!むしろ書かせて下さい!といった感じで
ポン、ポ〜ン!と話は進み、水曜日のブログを担当する事になりました
創作した事や、日々の発見を子どものような柔軟な視点で綴っていきたいと思います


最後になりましたが
私の趣味の一つから創作絵本の紹介です




「うさぎとつき」http://killcut.com/tsb/ehon/usagi/
URLを開いて、絵本の端っこをマウスで摘んでページを捲れます


絵本を読んで、もっと私の事を知りたくなった方はこちら!
「ウエチマサシのホームページ」
http://killcut.com/tsb/