沖縄Daily Voice

沖縄在住の元気人が発信する

『粒々(つぶつぶ)日誌』 vol.4 megumi

2010年01月29日 | 金曜(2010年1~2月):megumiさん
若干忘れ去られた感のあるお札。
二千円札。
最近手にしたのはいつですかー?


二千円札が発行されたのは
2000年の沖縄サミット開催の時。
なんと今年で10年も経つのですね。
オモテ面には「守礼の門」、ウラ面には「源氏物語」が描かれてます。



せっかく発行されたのだから
全国に広まればいいのに!と思うけど、
流通量は年々減少の一途を辿っているとか。


が、個人的には結構好きなんです、二千円札。
少しでも二千円札を広めようと、
ATMでお金をおろす時は
できるだけ『一万円分を二千円札に両替』ってボタンを押して
(県内の某銀行の一部ATMにはそんな機能があるのです)
財布のなかに二千円札を入れておきます。


二千円札での支払いをするときの
「久しぶりにみたー」「珍しいねぇ」
っていう反応が楽しかったりします。


でも何かと評判の良くない二千円札。


「なんか中途半端じゃない?」とか
「他のお札と間違いそうだからイヤだ」
と言う友人のことばにもめげません。


県外にも広めたいと思って
京都のお寺の参観料で支払った二千円札が
すぐ後ろにならんでいた友人のおつり(もちろん沖縄在住)に
すぐさま返されても、地道に使っていこうと思います。




日本銀行那覇支店では、希望すれば
二千円札を広めてくれる人を『二千円札大使』に任命して
『二千円札大使認定証』なるものを発行してくれるそうですよ。
わたしはまだ『大使』にはなっていませんが、近いうちに…。

シェフ直伝・洋風おきなわごはん vol.4 伊東 主夫

2010年01月28日 | 木曜(2010年1~2月):伊東 主夫さん
名護では桜まつりなど、春が近づいていますが
まだ風が吹くと、それも北風だと結構寒いですね・・・。
そこで今回のお肉料理は牛肉の“牛肉の赤ワイン煮込み”です。


前回のお魚料理の時に材料をお話しいたしましたが、もう一度・・・
・材料
煮込み用(脂肪分少なめ)の牛肉を3~4cmのサイコロ状に切って、
一人前150g程度です。

煮込む時には、玉ねぎ、赤ピーマン、更にきのこ類があれば・・・
缶詰で市販されているデミグラスソース、カットトマトを各一個。
チキンブイヨン2個、塩、コショウ、すり下ろしたにんにくを適宜。

ガルニチュール(付け合わせ)はポテト、ニンジン、インゲンの三色で。


・調理
煮込み始める前に先ず、お肉のにおい消しと柔らかくするために、
バット(底の浅い鍋などでもOK)にサイコロ状の肉をいれ、玉ねぎの薄切り、
すり下ろしたにんにくを入れて良く混ぜ、赤ワインを多めに入れ、2時間程ラップします

~2時間経過~

お肉の水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩、コショウし、
小麦粉を付け、オイルで良く焼き付けます。
煮込む前に焼くのは、煮崩れを防ぎ、美味しさを閉じ込めるためです。

深鍋に水を入れ、チキンブイヨン2個を入れて火にかけます。
焼きあげたお肉を入れます。強火にかけ、アクを取り除きます。
アクの出が無くなったら、弱火にし、1時間程度コトコト煮込みます。

(お肉を漬け込んだ)バットに残っているワインや玉ねぎを鍋に入れます。
そしてデミグラスソース、カットトマトを入れ、火は強火に。
さらに、アクが出ますので良く取り除き、弱火でコトコト1時間程・・・

最終段階で赤ピーマンときのこ類を入れます。
鍋の具合を見つつ、ワインを加えたり、煮詰めたりしながら、
塩コショウで味を調えます。

ガルニチュール(付け合わせ)を茹で、バターで炒めて香りを付けていきます。
大きめのスープ皿にお肉を少なめに、野菜を多めに盛りつけます。


・ひとこと?
ソースが残ったらハンバーグやオムライスのソースに。活用しても良いですよ。
さらに、ひき肉と玉ねぎを炒め、このソースを加えて少々煮込めばミートソースに!

市販のデミグラスを利用しても赤ワインやお肉のエキスがプラスされ、
オリジナルソースに大変身します。
≪私流ビーフストロガノフ≫
・材料
牛ロースの薄切り(1人前150g程度)玉ねぎ、にんにく(みじん切り)、赤ピーマン、
マッシュルーム(薄切り)、生トマト、パセリ、ブランデー、生クリーム、残ったソースです。

・調理
お肉を食べやすい大きさに切り、塩、コショウ、にんにくをオイルで炒めます。
最後にブランデーを入れフランべ(火を燃やす)して香りを付けます。
焼き終わればお肉は別皿に取り分けます。

フライパンに赤ピーマン、マッシュルーム、生トマト、パセリ、玉ねぎ、
バターを加えて炒めてからお肉を戻します。
残ったソースを加え良くかき混ぜます。

仕上げに塩、コショウで味を調え、火を止めてから生クリームを入れて完成!
ボナペティ!このように色々とアレンジを楽しんでください。


次回は2月4日です。サラダとドレッシングの話です。よろしく。


『日々の暮らしの中で…』 vol.3 内間寛人

2010年01月27日 | 水曜(2010年1~2月):内間 寛人さん
日々の暮らしの中で…
みなさんが何気なく使い、
今の生活の中では欠かせないもの…




『 グラス 』たち 。。。




私たちが住む沖縄は、工芸の島であり、
その中の一つとして、世界に誇れるもの…




「琉球ガラス」











その歴史はまだ浅く、沖縄が米軍の統治下にあった頃、
米軍が捨てた廃ビンを再利用してつくられたのが、
そもそもの始まりなんナす。





この廃ビンが、職人の手により砕き溶かされ、
新たな命、想いが吹き込まれ、カタチとなる。


決して原料とは言い難いものが、作品として生まれ変わる。











それが、再生ガラスの魅力だと思います。






そんな「グラス」たちと出会った日に
交わした会話を、思い返してみた!?…




《 会 話 》(Uは内間、Gはグラス)


U「君たちって、ホントに魅力的で綺麗だよね!」
G「あら、ありがとう。ホント嬉しいわ!
  でもね・・・私たち、最初は・・・廃ビンだったのよ!」


U「えぇ~っ!?」
G「ふふふ、驚くのも当然だわ。姿形が違うんだもの…」


U「そうなんだぁ~驚いたな!…
  よくまぁ、ここまで変わるもんなんですね~!?」
G「私たちはグラスだけじゃないわよ。
  器や花瓶など、いろんなカタチに生まれ変わる事ができるの」




U「でも、再生して生まれ変わるって…大変でしょ?」
G「う~ん。。。そだね。確かに苦労もあるわ。
  薄く出来ないし、泡も入っちゃうのよ」


U「どうして?」
G「原料ガラスと違って、強度も落ちちゃうし、
  多少、不純物も入っちゃうからなの」


U「。。。」
G「でもね、それが手作りの温もりを感じさせて、
  私たちの魅力のひとつになってるわ!」






(終)




《まとめ》


ひとつとして同じモノは無い。
ヒトの手から創りだされ、生まれた証。




沖縄の風に吹かれ生まれた伝統工芸品を
日々の暮らしの中に取り入れ、
空間に温もりを、
暮らしに潤いを、
与えていきたいですね。






Design office × Interior shop “kufuu”
沖縄県宜野湾市大山2-22-18-1F
098-890-4095
blog;http://kufuu.ti-da.net/




〈写真提供〉
吹きガラス工房 彩砂(るり)
小野田 郁子

脱線サイトシーイング vol.3 嘉手苅 裕子

2010年01月26日 | 火曜(2010年1~2月):嘉手苅 裕子さん
エブリデイフルーツタルト!!!!



火曜日になりました。デイリーボイス3回目です。


さてさて今日は私の仕事場、オハコルテの紹介です。(3回目にしてやっとの紹介です。笑)
オハコルテは浦添市港川の外人住宅街地の一角にあり、
とても静かでゆっっくり、のーんびりした空気が流れております。
私はそこで毎日フルーツタルトを作ったり、販売したり、食べたりしています。
毎月18日は18のオハコにちなんで「[oHaco]の日!!」この日に新作が出ます。


私は新商品の試作も担当しているので、毎月18日が近づくとドキドキ。。
どのフルーツを使う?何のクリームを合わせる??
デコレーションはどうする?などなど。
アイデアがぶわーっとわいてくるのはだいたい決まって寝起きのときです。
なのでそのアイデアを忘れてしまわないように、枕元にメモ紙。
ひょろひょろの字を自分で解読して、整理し直して厨房に持って行きます。




そして生まれた今月の新作!!


まず「りんごのチーズタルト」




 
赤ワインで煮たリンゴのシロップとベイクドチーズの組み合わせ。
中にはヨーグルトとレモンゼリーのクリームを合わせて。
さっぱりとしたおいしさとりんごのしゃきしゃきが…たまりません。。




そしてもうひとつ!


「チョコバナナタルト」





チョコレートの柔らかいブリュレにバナナとくるみ。
タルトの周りにはカリカリのチョコレートをくるんと飾りました。
チョコとバナナの組み合わせ、無敵ですね。大好きです。






オハコルテではスタッフみんなで試食して全員一致してから完成品を出しています。
お客様からちょっと厨房が見えると思うのですが、
みんながもぐもぐタルトを食べているときは、
真剣に味見をしていると思ってくださいね、
って言ってもだいたいみんなにこにこしながら食べてますけど。。笑




おいしいタルトでちょっと幸せな時間を提供できたら、、と思いつつ、
明日の朝も枕元のメモ紙にひょろひょろのアイデアを書きたいと思います!!


それではまた来週ー!!

Imago vol.3 宮城 敬

2010年01月25日 | 月曜(2010年1~2月):宮城 敬さん
Imago03

以前、料理の腕を磨きたくなってイタリア料理をはじめた事がある。
理由は単純。パスタ料理が好きだからだ。
しかしいくつかの料理本を読んだ後、あることに気がついた。
「オレは今までに本物のパスタ料理を食べたことがない」と。


理由は複雑。実はイタリア料理はオリーブオイルにこだわる。
エキストラバージンや、バージンなどの大まかな種類は
一般的によく知られているが、イタリア半島ではオリーブの産地によって
様々な料理に使い分けられる場合もあるぐらい
その用途用法に細かく分類して使う。


これはオリーブオイルだけではなくバルサミコ酢やトマトの種類、
パスタの麺の種類も同様である。
そんな“こだわり抜かれた”料理。考えてみると
今まで自分の食べて来た物はイタリア料理の名前を愚弄するかの様な、
なんと粗末な、なんと乱雑に、なんとおおざっぱなこと。
しかも、いざ本物の食材を揃えようと全国を走り回っても
日本国内に輸入されているオリーブオイルは合わせて
8等級あるうちの3等級しか手に入らない為、
よっぽど金持ちでない限り無理なのである。


既に味付けされたトマトの缶詰のラベルを眺めながら、
イッパシのイタ飯をこしらえるつもりでいた自分の浅はかさを憂いた。


自分の味覚は企業の利便性、合理性のもとに成り立っていたことに気がつく。


そんな時、“本物とはなんだ”と疑問に感じ始めた。
今のご時世、どれだけ本物に囲まれて私たちは生活しているのだろうか?


以前、大手のレコード会社に勤めた経験を持つ友人に聞くと、
業務の一つとして自社のレコードを売り上げチャート等にランクインさせるために、
一度発売した自社のCDを買うことがあると教えられた。
買われたCDは、翌日再び店頭に並ぶために出荷される。
客は星の数ほどある音楽のなかから選ぶことが出来ないから、
売り上げチャートを参考にし、一番売れているCDを買う。
これでは本当に聴きたい音楽を聴いたことになるのだろうか。


思えば私自身、五、六年前に仕事で東京へ行った時、
ある曲が渋谷の歩行者天国のスピーカーからひっきりなしにリピートで流れていた。
まるで催眠術にでもかけられたかのように
自分もその曲の入ってるCDを買ってしまったのだが、
今はどんなに無理を言っても好きな曲とは呼べない。
完全にリピート催眠術にしてやられた。


戦争が終わって高度成長を成し遂げた日本は生活が豊かになり、
現代では物があり溢れている。しかしその傍ら、
お金で何でも手に入ることを良いことにあまり考えずに
事を済ますことが多くなっているのではないだろうかと思う。
本物と呼ばれるものが一般的解釈や流行、流通の都合によってどんどん省略され、
やがてその姿、形を失い始め、しだいに消えていくような気がしてならない。


「コーヒーとは、缶に入っていて自販機で売られている物」
「みんなが着ている服が自分の欲しい服」
みたいな感じで当たり前が常識に転換し、やがて自己意識の消滅になるのでは?!


きゃー!


うん。よし! 自分は本物志向でいくぞ!
なんでも本物でなければ認めない!
そんな気持ちを新たにイタリア料理本のめくると
次々に眼に飛び込むカッコいいイタリア語の料理名。意味を調べてみると、


ペペロンチーノ=唐辛子
アーリオオーリオ=ニンニクと油
ポモドーロ=トマト
ジェノベーゼ(バジルソースを絡めたパスタ)=ジェノバがバジルの産地だから
“ジェノバ風”の意。


そのまんまやしぇ!
「なんちゅう適当なネーミングなんだ。。。」
少し肩すかしを食らった。



Laterz
ImagoVideo01.mp4



『粒々(つぶつぶ)日誌』 vol.3 megumi

2010年01月22日 | 金曜(2010年1~2月):megumiさん
今回は那覇の桜坂について
お話しします。


魅力ある街なので
色んなところで色んな人に
語られてきた街だと思います。


私は語れるほど桜坂を知らないのですが
桜坂の入口で経験した出来事を少し…。



それは今から1年ほど前のこと。
桜坂劇場に映画を観にいくため
いつものように平和通りから劇場へと続く坂をのぼっていた時です。
途中の洋服屋さんの入口そばに人慣れした猫が一匹。
わたしはその猫に、ちょっかいを出して遊んでもらっていました。
そのとき、うしろから誰かが声を掛けてきました。


「かわいい猫だねぇ」
見たところ70代ぐらいの、小柄な女性でした。
近所のスナックのママさんかしら?
「そうですねぇ」
と私が返し、普通の会話が続く…と思いましたが


何か変!


「この猫はいいけどさ、
ああやって塀の上にいる猫はよ、
前世が人間だったわけ」
(塀の上からこっちを見てる猫を指さして)


「目を見てみたらわかるよ。
あの猫たちは、この世に未練があってさ…」


何年か前の私だったらこの独特の空気に
危機感のようなものを感じて
すぐに逃げていたと思いますが、
歳を重ねて肝が据わってきたのか
もうそんなことより
「この人、何者?ちょっと面白いかも」
って興味のほうが勝つのですね。


「へぇへぇ」、「ほぅほぅ」と
10分ほど話を聞いていました。


気づけば映画の上映開始時間!
「ごめんなさい、映画が始まるから
もう行きましょうねぇ」
と劇場の前でおわかれしました。


彼女は劇場を通り過ぎて
坂を下ってゆきました。
なんだかそのまま消えてしまいそうな後ろ姿でした。
私は本当にさっきまで彼女と話をしていたのかな。
なぜか確信が持てません。
夢なのか現実なのか不思議な出来事。


そんな不思議がとても似合う街だなぁと思います。桜坂。




シェフ直伝・洋風おきなわごはん vol.3 伊東 主夫

2010年01月21日 | 木曜(2010年1~2月):伊東 主夫さん
前回のスープに挑戦した方はいらっしゃいましたか?
しばらく寒い日が続くと思ますが、ぜひお試しください。


さて、スープの次は魚料理が順序です。

家族そろって食事などTVドラマの中だけになりつつあり、
子供は早めに、お父さんは夜遅い時間。
料理を作るお母さんの手間は大変です・・・。

そのような時代だからでしょうか、
再加熱しにくい魚料理は家庭から消えてしまうようです。
ぜひ、週に一度は家族全員そろってのお食事タイムをお勧めします。
家族そろった時こそお魚料理をテーブルに!


そこで、今回のメニューは沖縄のお魚を使った
“白身魚のムニエル きのこソース”です。


・材料(お魚)
お魚は白身魚がくせもなく食べやすいと思います。
処理が簡単なのはカジキマグロやマンボウ等でしょう。
マンボウはけっこう美味しくさっぱりとしています。

・調理
お肉の場合は、焼く直前に塩コショウをしますが、
お魚は10分ぐらい前に軽く塩を・・・
焼く直前に浮いてきた水分をていねいにキッチンペーパーで拭き取ってください。

次に、まんべんなく粉をまぶしてください。
フライパンにサラダオイルをひき、中火で焼きあげ、
最後にバターを少々入れ、香りをつけましょう。

最後に魚を焼いたフライパンで、ソースを作りましょう。
スライスした玉ねぎ、きのこ(適宜)を入れ、バターで炒めます。
しんなりとしてきたら、白ワインを入れ(ジュッと音がする感じで)
木べらを使い、フライパンの底を良くこそぎます。
これがソースの旨みとなります。

さらに牛乳を入れ、前回お話しした「ブールマニエ」を加えとろみを出したら、
レモンひとしぼりと、パセリのみじん切りを加え、ソースの出来上がりです。

付け合わせは、マッシュポテト、ニンジン、インゲン豆などを彩り良く。

・サラダ
サラダはキュウリ、トマト、ニンジン、セロリを、荒みじん切りしたものを
塩コショウ、オリーブオイル、酢(お好みでマスタード)で
和えて冷蔵庫で冷やします。

・ひとこと?
ムニエルは醤油もよく合いますよ。
チキンブイヨンで炊いたご飯(きのこを入れてもOK)なども
一緒にお試しください。

ところで、月刊おきなわJOHOの地中海料理という取材がありました。
スペインからぐるりとモロッコまで、実に多くの国々がありますが、
歴史的にみると侵略したりされたりの連続で、
人も文化も生活習慣も交流が深かったようです。

地中海料理として主流派の南仏や南イタリア、
ギリシャ料理は他の方々にお任せして、ちょっと耳慣れないレバノン料理と、
モロッコ料理に挑戦してみようと考えています。
詳細は『おきなわJOHO』2月号になると思います。
掲載がない場合はボツという事で・・・



さて、次回は1月28日(木) 牛肉レシピの定番。赤ワイン煮込みです。

煮込み用(脂肪分少なめ)の牛肉を3~4cmのサイコロ状に切って、
一人前150g程度です。
ステーキ用の上等部位なら短時間で・・・
肉質の固い部位なら時間をかけてじっくり・・・
そして赤ワインを800円程度のものを1本準備しておいて下さい。

ではお楽しみに。

『日々の暮らしの中で…』 vol.2 内間寛人

2010年01月20日 | 水曜(2010年1~2月):内間 寛人さん
日々の暮らしの中で…
みなさんが何気なく使い、
今の生活の中では欠かせないもの…




『 椅子 』たち。。。




長い間、床に座る生活をしてきた日本人が、
椅子に座る生活を始めるようになったのは…


ごく最近の事で、遠い昔の事じゃないんですよ!!!
(詳しい時期まではわかんないけど…f^_^;)




そんな私達のそばに、今ではいつもいてくれる
「椅子」たちにインタビューしちゃいました!?




(写真は“kufuu”オリジナルの椅子たち。)




《インタビュー》


Q「じゃ、まず自己紹介からお願いします」
A「あっ、はい…僕たちは、人間が座るための家具でぃす」


Q「いつも、どこにいるんですか?」
A「あっちこっちでぃす」
Q「もっと、具体的に!」
A「家の中の居間や台所や、公園にもいたりするんでぃす」


Q「なんの為ですか…?」
A「あっ!それ、重要でぃす!」
Q「教えて下さい!」
A「いぃすよ!
  人間が何かをする時に、僕たちはとても活躍するんでぃす!」


Q「ん?…たとえば、どういう時ですか?」
A「人間が休憩する時、食事をする時、テレビをみる時、
  仕事や勉強をする時、などなどでぃす」


Q「あぁ~言われたら、そうですね…
  ただ座るだけじゃなく、ちゃんとした役割があり目的に合わせて、
  いろんな場所にいろんな形の君たちがいますもんね!」
A「そうなんでぃす!
  だから、椅子をつくる時は用途に合わせ、素材を選び
  ちゃんと、人間工学をもとに、カタチをつくって欲しいんでぃす!」


Q「同じ椅子は椅子でも、その目的により、
  大きさ、座面の角度、奥行き、幅、高さが違いますからね」
A「はい!じつに様々なんでぃす!」


(終)




《まとめ》


日々の暮らしの中の
何気ない行為の中に
椅子たちはいつも…


私たちの
そばにいます。


ですから…
目的に合わせ、
何よりも自分が好きなもので、長く愛せる…
そばにいるだけで、嬉しいって思える…


そんな「椅子」たちを選びたいものです。




Design office × Interior shop “kufuu”
沖縄県宜野湾市大山2-22-18-1F
098-890-4095
blog;http://kufuu.ti-da.net/

脱線サイトシーイング vol.2 嘉手苅 裕子

2010年01月19日 | 火曜(2010年1~2月):嘉手苅 裕子さん
[oHacorte]+Frequency♯の新年会!!


デイリーボイス火曜日担当、2回目の嘉手苅です。
普段ほっとんどパソコンに向かわない生活をしているので、
文章もひっちゃかめっちゃか…。笑

さて!先週11日の月曜日は[oHacorte]の庭と小屋で新年会!!
with Frequency♯スタッフ!!★
お肉、魚介類、野菜、うどん…などなど。
バーベキューしました!
外で食べるお肉はやっぱりうまい!
(中で食べるお肉もうまい!!)て
感じでど んどんパクパク食べまくり。。
家に帰ったら体重が2キロほど増えてました。

11日は合同新年会でしたが、
[oHacorte]の新年会は4日にすでにやってました。
そのときは外の小屋でリエさん特製のきりたんぽ鍋★
たくさん食べてたくさん話してたくさん笑って。。
最後の一人ずつ新年の 抱負を一言ずつ。
私の目標は「美白」って言っちゃったけど、
それも目標だけど、ほんとは 「さらなる前進」。
少しずつ確実に前に進めたら、と思っています。


写真は11日のバーベキューのもの。
興奮と空腹のあまりブレブレ。笑
次回は港川周辺の素敵なお店を紹介したいと思います!


あ。そういえば漫画「ガラスの仮面」の
新刊が出ますね。。わくわく。。


それではまた来週ー!!

Imago vol.2 宮城 敬

2010年01月18日 | 月曜(2010年1~2月):宮城 敬さん
Imago02

点と点を線で結んでいく。
単純に互いに繋がりを持たない要素を、じっくりみつめて。
最近こんなことを一人でよく考えてしまうんです。

僕の好きな言葉があります。
何処で聞いて覚えたのかはもう忘れたのだが、「飲水思源」(いんすいしげん)
と言って、意味は“水を飲むときはその源に思いを馳せなさい”と言う。
なぜかこの言葉が頭を離れない。 
点。

現在、僕は母親と一緒に暮らしている。目の前に西原町の史跡を臨む。
史跡名は幸地グスク。
点。

この幸地グスクにある説明札を読んでみると
『幸地グスクの城主は熱田子と呼ばれ、腕力も強く人々から懼(おそ)れられていた。
熱田子は隣りの津記武多按司といさかいを起こし、その一族を滅ぼした。
訃報を聞いた今帰仁按司は自ら仇討ちに出かけたが、熱田子の策謀にはまり、殺された。
その後、今帰仁按司の息子4人が兵を挙げついに熱田子を亡ぼした。』と書いてあるから
驚き。

800年前の当時、地域の統治を行政していた城主の按司というのはいわゆる豪族で、
悪い言い方を使って分かりやすく説明するとヤクザの様なもの。
日本歴史で言う所の侍とはちょっと違うイメージ。
按司は基本的に何らかの形で権力を手に入れた家族やグループが、その地域で最高の
物件を手に入れ、信仰対象である御獄(うたき)を取り込んで城下町を形成し、
ちょっとした都市の様な機能を抱えた地域の大地主だったのだ。

さて近年の研究によると、実は沖縄に数あるグスクの中で今帰仁グスクと言うのは
厳格な支配階級制度をもった“エリート”グスクであったらしい。
そんなエリートグスクに喧嘩を吹っかけたのが、現在、僕のお隣さんの幸地グスク。
しかも喧嘩をふっかけただけではなく、一回勝っちゃってるからウケる。
昔の人は強かですよ。

さて、そんな血なまぐさいドラマがあった幸地グスクも今はタクシーの運ちゃん用の
絶景昼寝スポットであり、深い木々に覆いかぶせられた小高い丘の上は、夏には
セミやクワガタ等が捕れるため、我が息子のお気に入りの遊び場だ。

そんな歴史の“水”を飲んで、その源に思いを馳せながらグスクの敷地内を我がもの顔で
遊び回る息子を眺めていると、如何に今の時代が平和なのだろうと思えてくる。
喧嘩っ早い幸地グスクの按司はこんな時代がくるとは夢にも思わなかっただろう。
ましてやその後、今帰仁グスクなんかよりもっと怖いアメリカ軍や日本帝国軍までが
押し寄せ、沖縄が第二次世界大戦の舞台となるなんて、全く想像つかなかっただろう。

しかしそんな平和な沖縄と裏腹に、戦争はまだ世界の何処かで行われていて、その理由も
貧困、土地、宗教などと様々。

これもまた何処で聞いたか覚えてませんが、
現在、世界中で起こっている戦争を人類が全て止め、その財と労力を宇宙開発に向ければ、
私たちは約10年足らずで月に住む事が可能であるという統計学的発表を耳にしたことが
あります。
幸地グスクの按司もびっくり仰天ですよ、これは。

“歴史”という点と“言葉”という点を結ぶ線に“世界平和”を見いだし、一喜一憂する
僕に向かって、木々のざわめきと虫達の声に紛れて幸地グスクの按司が言ってるような
気がします。
「喧嘩はつかれるよ。」って。
「命どぅ宝。」って。

今週約束していたビデオですが、手違いで今度に回したいと思います。
勝手かもしれませんが、楽しみに待ってて下さい。。。(苦笑)