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【ゲームクエスト】セガエイジス2500シリーズ Vol.23 セガ メモリアルセレクション

2010-11-18 19:17:29 | ゲームクエスト
セガエイジス2500シリーズ Vol.23 セガ メモリアルセレクション(プレイステーション2)

2007年5月21日掲載

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 本作「セガ メモリアルセレクション」には、1979~1983年のアーケードゲーム4本(ヘッドオン、トランキライザーガン、ボーダーライン、コンゴボンゴ)と、1985年の家庭用ゲーム機SG-1000のゲーム(どきどきペンギンランド)が、それぞれアレンジバージョンとともに収録されています。

 家庭用からの移植である「どきどきペンギンランド」はアクションパズルであり、当時の8ビットパソコンでは傑作の多いジャンルでした。例えば「ロードランナー」、「フラッピー」、「ザ・キャッスル」、マニアックなところでは「ウットイ」というものもありました。これは基本的な仕掛けを作れば、あとはその組み合わせでゲームを構築することができるため、性能の低いマシンでもアイデア次第で名作になり得たのでしょう。

 アクションパズルは私も好きなジャンルであり、この「どきどきペンギンランド」の画面写真を見て本作購入を決定したほどでした。プレイしてみると思った以上に奥が深く、アレンジバージョンと合わせてしばらく遊べそうです。

 一方、アーケードゲームにおいて1979~1983年はポスト・インベーダーからゼビウス前夜であり、全てのゲームがむき出しのゲーム性で勝負していた時代です。パックマンが代表的でしょう。そして、漫画「ゲームセンターあらし」の時代でもあったのです。

 収録作のうち「ボーダーライン」は、「ゲームセンターあらし」では「スターレイカー」という海外バージョンの名前で登場していました。当時小学生だった私は「あらしに出ていたゲーム」ということでプレイしてみましたが、なんだか小難しいということで一回だけでやめてしまいました。

 実は今やっても小難しいのですが、アレンジバージョンの方は大変に楽しいゲームです。動きはスピーディーで滑らか、武器も三種類に増えて戦略性も増加、ステージもテンポよく進みます。特徴的なのは二本のアナログスティックを使うという操作性です。左のスティックで自機のタンクを移動させ、右のスティックの入力方向に射撃します。これによって、逃げながら撃つなどのタンクならではの攻撃が可能となります。余談ですが、同様の操作をチャンネルスイッチやループレバーなどで実現しているアーケードゲームも幾つかありました。

 このアレンジバージョンの難易度は高くなく、操作の面白さもあって、私は一番長くプレイしています。始めは動かしているだけでも楽しめますが、敵に合わせた武器の選択を理解するとより進めますし、さらにうまくなるとスムーズな回避のために自機タンクの微妙な方向までコントロールできるようになります。そして、以上のテクニックを駆使しつつ、いかにマップを攻めていくかということが最大のキモになっているのです。

 このように、難易度は抑えつつもゲーム性は落とさないような作品こそ、「ゲーム」の初心者にお勧めしたいと私は考えるのです。過去のゲームのオムニバスソフトは昔を懐かしむためだけのものではない、と私は信じたいのです。


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