ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

介護職は幸せな仕事

2010-08-14 10:46:20 | Weblog
 昨日は病欠と忌引で4人も欠勤。理事長も事務方も総出で抜けた穴を埋める事態。夏休みも折り返しで疲れが出てきたかもしれません。みんなの健康を祈るばかり。

 4チャンネルのニュースで、給与の低い介護職員の問題を取り上げているのを見ましたが。本当に切ない気にさせます。われわれは実際は、こんなに幸せな仕事はないと思ってやっているのに。一般企業にはない、利用者との触れ合いや笑顔に出会う素晴らしさを、もっと伝えてくれないと、切なくつらいだけの仕事と思われたら、さらに人材が来なくなる。

 週刊誌には、スウェーデンは本当に幸せか?という記事が載っていたのでちょっと読んでみたら。問題のない天国ではないが、ふだんから質素で節約をいとわず、問題が起これば国民全体で課題に取り組む国民性だからそれでいいのだと、ちゃんと書いてあった。記事を読まずにタイトルだけ見た人には誤解を招くタイトルだ。

 以前から言ってる通り、介護職員の給与は公務員と同じにする、が一番。介護職給与を今の2倍にしろというのではない。それは絶対不可能。公務員給与を減らして介護職に分配し平均にならすのだ、ということ。それはおそらく公務員給与3割減、年収で400万台の水準になるかと思う。公務員の年収を今年9万円下げる、というニュースが報じられているが、話にならない。公務員の相当な反対が懸念されるというが、そうやって介護職をいじめて使い捨てて、介護する人がいなくなったら、自分たちも救われない未来が待っているのだから、自分たちだけいつまでも突出した恩恵にしがみついていてはいけないのだと言いたい。

 そしてその上で。補助金によって収入を得るだけの体質では、想定以上の収入は絶対に得られない。補助金に頼らない収入を自前で稼ぐ術を身に付けたときに、ようやく介護業界の給与が平均を超えるのだと思うので。今は勉強勉強。

 介護職は幸せな仕事。そこをくれぐれもよろしく。

 現場の当たりはずれはありますが。