大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2020年9月12日 臨時活動報告 果托とり

2020-09-12 17:29:10 | 日記
9月5日に引き続き、ハスの果托を刈り取るために、都合のつく会員が参加して臨時に活動することになりました。

久しぶりに涼しい曇り空。午前9時の時点では気温26.2度、湿度79パーセント、北東の風3.1メートルです。昨日まで強烈な夏の日差しがありましたが、今日は作業がしやすい気候になりました。といっても天気予報ではまもなく雨が降り出すということです。

今日の作業は、茶色くなった果托の刈り取り、芝刈り後の枯草の始末などです。

ハスはだいぶ花が少なくなりました。今日咲いている花をご紹介します。
美中紅です。爪紅のぼかし具合がなんとも言えませんね。このマスにはまだ蕾もいくつか見られました。
別の角度から撮った美中紅です。よく見ると、咲いている花の下の蕾にはトンボが止まっています。トンボの数もだいぶ少なくなりました。


天昇です。背も高く大きな花が4つも咲いています。蕾もまだ出ていますね。


今年最後の紅領巾です。


お椀のような形の花を咲かせる艶陽天です。


細碗碧蓮です。白い清楚な小型の花です。二枚目の写真をよく見ると、まだ蕾が5本ほど見られます。1週間後の活動日には咲いているでしょうか。



こちらも小型の白い花を咲かせる白君子小蓮です。名前の通りですね。


もう一つ。寿星桃という名前の、白い花を咲かせる品種です。


蝶々が大きなハスの葉裏に止まっていました。


ハスの花が終わって、果托が熟して茶色くなったものを主に刈り取ります。



マスの中ほどまで縁を渡って刈り取りに入ることもあります。でもうっかりバランスを崩すと、水の中にドボンと落ちてしまいますので、要注意!


刈り取った果托は集めて、とりあえず温室に保管しました。


会員のSさんが、「こんなのがあった」と皆さんに披露してくれたのが、下の写真です。マスの中に見つけたそうです。果托からこぼれた種が、気温が高く水温も高かったのでもう発芽したようです。紙コップに入れました。このままどのように成長してくれるでしょうか。


下の写真はハス見本園のロータリーを事務所側から見ています。中央奥に大きな木が茶色く枯れています。2枚目はアップで撮った写真です。

これは月桂樹です。大賀ハスのふるさとの会の顧問である南定雄先生によると、害虫にやられたのだとか。今年はあちこちの月桂樹がこのように茶色く枯れているそうです。ハス見本園に隣接している東京大学大学院薬学系研究科附属薬用植物園の建物脇の月桂樹も半分ぐらい茶色く枯れていました。

そこかしこに秋の気配が…。正面入り口から坂を上がってくる道ですが、このように木の実やイチョウの実が落ちていました。



今日の報告は以上です。
担当: (えむ)



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