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なぜ、男は女性にくらべて短命か? №216

2014-04-10 16:58:54 | インポート
 最新の調査で日本の平均人寿命は、女性が86.41歳で世界一、男性が79.94歳で世界5位です。男性に比べ女性の方が6歳位寿命が長いのですが、世界のほとんどの国でも同じように女性の寿命が長いのです。もともと、男性の方が戦いや狩りなど危険な目に遭って死亡する率が高かったり、活動的で事故率も高いので、自然出生率の比率も男性が55%、女性が45%となっているというのを何かで読んだことがありますが、どうもそれだけではないようです。
 埼玉医科大学神経精神科准教授の金澤治先生の著書「LDとADHDの正しい理解と最新知識」(日東書院刊)にこんな記述がありました。LDやADHDを含めて発達障害には男性が多い。また、一部の病気を除いて、ほとんどの病気や疾患、障害などの不具合が、圧倒的に男性が多いのはなぜでしょうか。それは、女性の染色体がXXの組み合わせで、同じタイプの染色体がダブルで組み合わされているので、一方に不具合があっても補正能力が備わっているのにくらべ、 男性の場合はXYの組み合わせなので、1つしかない「X」か「Y」のどちらかの染色体に欠陥があると、その影響もまともに受けてしまい、カバーできないことによるのだそうです。そこに男性の耐久力の弱さや短命ににつながる原因があるということのようです。
 旧約聖書では、神はアダムが寝ているうちに肋骨の一本を抜き取って、これをもとに女性であるイブを造ったとありますが、生物学的にはまったく逆のようです。
 妊娠早期の胎児の性器の原型は女性器で、クリトリスがペニスとなり、左右の大陰唇が縫合され、そこに胎児の腹腔内の卵巣が精巣に変形して睾丸となって降りてくるのだそうです。つまり、神は女性から男性をつくったということです。もともとは女性の原型だったのに、男性ホルモンによって変容したのが男性ですから、病気や不具合が生じるのも仕方ないのでしょうか。どうも、それが短命の原因のようです。
 生物学的にみれば、女性はその胎内に子どもを宿し育てなければなりません。それに対し、男性は、妊娠可能な女性に精子を与えるだけで、生物としての役割を果たしてしまうので、もろくてもいいと言うことなのでしょうか。種の保存の掟はきわめてシビアです。
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