精神科医の岡田尊司先生の「シックマザー」(筑摩書房刊)にこんなことが書かれてありました。子どもにとって最良の母親とは、子どもの欲求に対して敏感な感受性と迅速かつ豊かな応答性を持つこと。特に0歳~1歳半位までの子どもに必要なのは、母親のすべての注意が子どもに注がれることであり、少しの変化にもすぐに母親が反応し、その欲求を満たしてあげることだといいます。抱きぐせがついて甘えん坊になるからといって我慢させると、逆になかなか自立できず、親離れをしない子に育ってしまうということです。
では、愛情と過保護はどのように違うのでしょうか。それは、主役が子どもであるかどうかということです。過保護な親というのは、自分のしてあげたいことを子どもの必要性とは無関係に与えるのです。時には、子どもが嫌がっているのに押しつけるのです。
子どもが欲していることは何なのか、そのサインを敏感に感じとれる感受性と応答性は知性ではなく愛情ではないでしょうか。
では、愛情と過保護はどのように違うのでしょうか。それは、主役が子どもであるかどうかということです。過保護な親というのは、自分のしてあげたいことを子どもの必要性とは無関係に与えるのです。時には、子どもが嫌がっているのに押しつけるのです。
子どもが欲していることは何なのか、そのサインを敏感に感じとれる感受性と応答性は知性ではなく愛情ではないでしょうか。