どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おさるの こうすけ

2024年04月27日 | 絵本(日本)

    おさるの こうすけ/武田美穂/童心社/2017年

 

 まおちゃんは、おともだちと祭りに行くことになってややゆうつ。どこへでもついてくる「おさるこうすけ」ってよぶ弟こうすけが ついてこないか悩みの種

 まおちゃんが、おかあさんに おこずかいをねだっていたら テーブルの下から 声がした。お母さんと お祭りにいけばいいのにというと、「わるいけど、おねえちゃん・・」と、お母さん。悪い予感があたって、弟と祭りにいったが、うろうろ ちょろちょろ ちっとも楽しくない。

 人ごみの中で、弟の手を離したらと とってもいけなくて、すてきなことを 思いついたまおちゃん。

 手をはなしたとたん弟はどこかへ。

 「あれ?こうちゃんは?」「・・いなくなっちゃった・・」

 お祭りに一緒に行ったともだちも、弟を探す手伝いを・・。

 いつもは うるさく感じる弟も、いざいなくなってみると・・・。誕生日に絵を描いてくれたり、雪の日熱を出したら雪だるまをつくってくれた、弟のいいとこを思い出すと、心配になって、泣き出す まおちゃん。

 

 上の子が、下の子の面倒をみられるのは ほんの一時期。性格は姉弟でも微妙。

 「おねえちゃんてば、まいごに なるんだもん、ぼく さがしちゃったよ。くろうしたよ」と、うそぶく? こうすけ。やっぱり末っ子のセリフです。


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