いそっぷの おはなし/降矢なな・絵 木坂涼・文/グランまま社/2009年
いそっぷのはなしから九編。
「うさぎとかめ」「ひつじかいと おおかみ」「ありときりぎりす」「きたかぜとたいよう」は おなじみの話。
「きつねとつる」:きつねがつるを食事に招待し、だした ごちそうは お皿によそおったスープ。これでは つるは のめません。つるがだしたごちそうは、細長いつぼのつぼのななかに はいっていました。これでは きつねは たべられません。
「よくばりないぬ」:肉をくわえたいぬが、川の真ん中で おいしそうな肉をくわえたいぬをみて、それもいただこうと、ほえると 肉が 川へおちてしまいます。
「からすときつね」:チーズをくわえたからすが、きつねにほめられ、カア!となくと、チーズが おちてしまい そのチーズを きつねが 失敬していきます。
文が短いので、入りやすいかもしれません。
文が白黒、絵は遊び心が いっぱいの色彩。カラスやきつねの衣装も楽しい。羊飼い少年をたべるオオカミは2ページの見開き。