どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

つむじまがりの子がえる・・朝鮮

2014年07月15日 | 昔話(アジア)

     つむじまがりの子がえる/世界のなぞなぞ話/塩谷太郎 解説/偕成社/1971年初版


 つむじまがりの青ガエルの子。

 母親が東と言えば西に、山へ行くといえば川にいく子ガエル。
 母親が重い病気で、もう助からないとわかり、「死んだら川のそばにうめておくれ」と言い残して亡くなる。
 そういえば、つむじまがりの子は、山にうめてくれるだろうと考えてのこと。

 ところが、母親がなくなって、これまでのことを反省した子ガエルは、母親のおもいとちがって、遺言通り川にうめることに。

 川では、雨がふるとお墓が流される心配があるので、それを気にした子ガエルは、雨がふると母親のお墓の番をすることに。

 青ガエルが雨の中ですわって鳴いているのには、こういうわけがあるという。

 同じような日本の話を読んだことがあります。昔も今も子を思う親の気持は共通です。