さじかげんだと思うわけッ!

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29.Brunei

2007-02-24 22:00:45 | 『万国巡覧記』

ブルネイ・ダルサラーム国
(Brunei Darussalam)

1.面 積  5,765km2(三重県とほぼ同じ)
2.人 口  36万人(2004年)(外国人在留者含む)
3.首 都  バンダルスリブガワン
4.人 種  マレー系(含その他の先住民族)66%、中華系11%、その他23%
5.言 語  マレー語(公用語)、英語、中国語等
6.宗 教  イスラム教(国教)、キリスト教、仏教、道教等
7.主要産業 石油、天然ガス
8.名目GDP(億ブルネイドル) 92.7(04年)
9.1人当り名目GDP(ブルネイドル) 25,909(04年)
10.通貨・為替レート ブルネイ・ドル、1ブルネイ・ドル=約79円(2007年2月現在)
(注:ブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと等価交換されている)
11.3文字コード ISO/BRN、IOC・FIFA/BRU
(外務省HP)

今日は、東南アジアの富豪国ブルネイ・ダルサラームです。
1984年に独立したまだまだ若い国ですが、天然資源が豊富にあるので、大変裕福です。所得税・教育費・医療費などが免除されています。
またこの国を治めるハサナル・ボルキア国王(1946~)は、世界一の富豪と言われるほどです。
世界第3位の面積を持つカリマンタン島の北部に位置し、マレーシア・インドネシアと国境を接しています。
国の形はややいびつで、マレーシアのサラワク州を挟んで二つに分かれています。
東はテンプロン地区、西はブルネイ・ムアラ地区、ツトン地区、ベライト地区からなります。
特に、テンプロン地区は手つかずの密林に覆われていて、テンプロン国立公園として整備されています。

2004年の9月9日。
ブルネイ国のハジ・アルムタディ・ビラ皇太子の結婚の話題が、日本でも大きく取り上げられました。
というのも、未来のお后様は当時17歳の高校生だったのです。
サラ・ペンギラン・サレーさんは、ブルネイ人の父とスイス人の母との間に生まれました。
父は国家公務員でしたが、王室の称号を持つエリートであるといえます。
挙式の費用は48億円といい、有数の豪華な挙式だったといいます。
 
王皇室のウェディングといえば、近年では日本でも黒田慶樹さんと清子さんの結婚が大変話題になりましたね。
イギリスでは、ウェールズ公チャールズ(1948~)とコーンウォール公妃カミラさんとの挙式が、2004年4月に行われました。
また、少し時間はさかのぼりますが、モナコのレーニエ3世(1923~2005)と公妃グレース・ケリー(1929~1982)が著名なところです。
それから王室に嫁いだわけではありませんが、インドネシアの初代大統領スカルノ(1901~1970)と第三婦人として嫁いだデヴィ・スカルノ(1940~)さんも、立派なロイヤルウェディングと言えるのではないでしょうか。

王皇室に嫁ぐということは、おとぎ話のようにはいきませんよね。
もっと複雑な軋轢というか、確執というか。こんがらがった関係なんだと思います。
家族だけではなく、使用人や役人やあるときはマスコミなんかも私生活で土足で踏み込んでくる可能性もあるのですから。
家の中に、戸籍上に家族だけがいるわけではないんですよね。
しかし、それすらも受け入れる度量と気を配る細やかさが必要になってくるのです。
もしかしたら贅沢できるかもしれませんが、それ以上に厳しい制約と多忙なスケジュールがあると思います。

愛でもなければ、嫁ぐようなところではないのかもしれません。
…王室や皇室なんて言うところは。