さじかげんだと思うわけッ!

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名古屋旅行記(4)

2007-02-09 23:17:34 | 

集合場所は前回紹介したなごや花亭・美よしさんでした。
ホテルに集合したのは、この日の参加者のうち、恩師以外の6名でした。
まず、三島のK、横浜のA川さんとK本さん。富山のA木くんと名古屋城に行く前に松坂屋であった岐阜のS井。そして、わたしの計6人。
本当は、北は北海道から南は長崎まで広い範囲のメンバーがいるのですが、やはり地理的にも中部周辺にいる人しか集まれません。
前回は横浜、今回は名古屋と回を重ねるごとに西進してはいるのですが、やはりこの地理的な差はいかんともしがたいものがあるようです。

さて、集まったのは宿泊場所でしたが、同期会の会場になったのは、名古屋駅太閤通口から歩いて10分。「赤から」という鍋屋さんです。
もちろん、売りは鍋だけではありません。せせりという鶏の首肉が絶品らしいです。
すでに着いたときには恩師は着いておりました。
幹事・S井に、はじめの言葉を無茶ぶりされましたが、どうにか切り抜け。同期会がはじまりました。
実は、わたしの所属していたゼミは教育学ゼミです。つまり、将来の学校の先生を目指す学生の集まりで、わたしの同期の人たちも軒並み教育関係の職に就いています。
わたしは学校の先生になりたいわけではなかったのですが、諸々の事情により所属し、今に至っています。
教職に就かなかったのは、生ける伝説・神戸のNとわたしぐらいのものでした。
というわけで、教育談義に花が咲きました。わたしにはついて行きにくい話だったわけですが、みなが苦労しながらも懸命に生きているということは、わたしのようなへたれにとってはたいそう励みになりました。

ところで、サッカーのスウィーパーというディフェンスポジションのうちの、一つの役割をご存じですか。
特定のマークを持たずに、あいたスペースを埋めて攻撃の芽を摘んでいきます。その様がsweeper…つまり、掃除係に似ているということで、そういう名前を与えられたのでしょう。
わたしは宴会の最中、そのスイーパーとなり、ひたすら皿を空ける役目に就いたのです。
まさしく、もったいない妖怪となっていました。
歯に不安を抱えながら、ひたすらみなの目を盗んでは皿を平らげていた、そのときでした。
わたしの左の上奥歯に激痛が走りました。
動きが止まります。
い…痛い。痛くて、左では食べられない。…しかし、右は歯を抜きたてで無理はできない。これでは、使えるところが前歯ぐらいしかないということで、もはやどうにもならない状況になりました。
歯医者に行くまでこのまま…つまり、おいしくごはんが食べられないということで、この悲劇は次の日へと続いていくのです。

同期会も8時には終了し、赤から前で写真を撮って、宿に戻ることに。
恩師は別の宿をとっているということで送り届けて、帰りにコンビニに寄りました。
ちょうど2月3日で節分でしたので、コンビニ前では赤鬼とアントニオの仮面を被った二人の店員が恵方巻と節分まめを売り払っていました。
この二日でこのコンビニの前を通り過ぎたのは4回程度ですが、通り過ぎるたびに恵方巻が減っていたのですごいなぁと思ったのですが、コンビニの中に入るとまだ恵方巻が鬼のように摘まれていたのでですが…無事に売り切ることができたのか、今でも心配しています。
宿に戻ってから、コンビニで買ってきたものをもりもりくいながら話をしました。
シリアスな話が5、ファニーな話が3、どうしようもない話題が2ぐらいの割合だったでしょうか。
わたしは、一人で三島のKが買ってきてくれた100円ショップのおもちゃであそんでいました。
そのおもちゃというのは、一つが馬に黒装束の忍者がまたがった「おうま パッカパッカ」というのと、もう一つは「スペースレインジャー」の「ゴードン」でした。
わたしは、この二人を戦わせて楽しんでいました。
で、わたしが下らない遊びをしていると、KやS井が絡んできて、愉快な写真を撮ることにしました。
アングルやロケーションに腐心して、ようやくイメージ通りの作品ができあがりました。

まさしく、「美の巨人たち」(JOTX-TV 系列)に出てもおかしくないような出来。
そこで、本日の今日の一枚。
「おばか三人組作、走り逃げる忍者と倒れたスペースレインジャー」。
一番上には、奥の逃げゆく馬と忍者に焦点を合わせた極めて近い画です。たまたま通りがかった蟻でしょうか…それとも、血のにおいを嗅ぎつけたトカゲでしょうか…。
二番目は、鳥瞰図です。勝負を見届けた鷲の目線でしょうか…それとも、斃れたスペースレインジャーの死肉を狙う鷹の視線でしょうか。
一番下には、人間的な視点の一枚。忍者に命を助けられたスペースレインジャーの生き残りか、それとも通りがかった娘の視点でしょうか。
この一枚で、コロコロと視る人の立場が変わっていきます。まさに、視るたびに立場が異なる作品なのです。
みたいなナレーションが入っても、おかしくないような。
そんな写真群だと思いませんか? 無理がありますか…。