朧堂雑貨店備忘録

朧堂雑貨店の店主達、絵描き時実月夜・写真家石本均志の日常のあれこれをつれづれなるままに。

古家の箪笥の後ろは壁土が無かったでござるよ……。

2024-02-22 22:13:00 | 天然生活


古民家の付属の、古民家というほどでもない、築60年くらいの離れの補修です。
ブロック建築で作られた一見蔵風で、母屋とくっついています。

折角の床の間ではありますが、雨漏りの跡で汚くなっていまして。


見た目だけでなく、一度雨に溶けた後は壁の化粧土が弱っていて、少し触るだけでボロボロ落ちてきます。


そのままでは如何ともしがたいので、百科事典を貼りました。読むのも楽しいし。


で、その部屋の端に、箪笥が置いてあったのです。造り付けではなく、まあまあいい感じの大きさの箪笥を置いてある、という風情だったので、一旦箪笥を前に出して、壁を貼って箪笥を戻そうかと……思ったら!

壁!
ちょっと!箪笥の後ろ、壁土無いじゃないの!
え?!


塗りさし?箪笥の後ろだけそのまま?
もうちょっとなんだから、ついでに塗りなさいよ!


箪笥の脇の壁は化粧合板が貼られているし!えー。なんでよ。
この壁の向こうは、隣の部屋の造り付け箪笥の裏のはず。何があったらこうなった。。。


安っぽい合板だなぁ……。もう、いいや。とりあえず紙(百科事典)貼って、無かった事にしよ。箪笥戻すし。


というか、箪笥も建具(地袋)で隠れている部分だけベニヤだし。なんでや。そこだけ化粧合板切るなんて余計に面倒だろうに。なにかあったのかしら。

そして写真撮らなかったけど、地袋の奥は壁土どころか、下地すら塗っていない、ブロック(そもそもこの建物はブロック建築)のままでした。。箪笥側は板すら張っていない素通しで、箪笥の側面を地袋の壁としているようだし。
なんかすごいな。昔の大工さん。色々いいかげんだ。




コメント
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