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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

Thank you for being my friend. 再び

2024-09-28 | _よむ__
吉原真里著「不機嫌な英語たち」は、著者の半自伝的「私小説」なのだそうだ。
吉原さんの経歴欄に
1968年 ニューヨークで生まれる。その後、東京都大田区で育つ。
1979〜1982年 カリフォルニア州クパティーノ市在住。
とあって、そのあたりの(七年生か八年生の時の)yearbookのことが小説の中に出てきた。

yearbook付属の白紙の薄い冊子に友人からメッセージを書いてもらうのがその当時の慣習だったとの事。
あ。私の思い出、
“その昔 卒業を控えて サイン帳手に手に
クラスメイトや先生や
校内道行く知己なる人々に
「書いて。書いて♡。」あるいは「一言お願いしまーす。」
〈もうすぐ卒業〉の私たちが蝶のようにあちこちひらひらと
一言求めて飛び回っている。”
と似たような部分なのだな、と読み進んだ。

そのyearbookを主人公は20年ぶりくらいに見返しているのですが
書き慣れた子書き慣れない子、色々なメッセージの中に

Thank you for being my friend.

のフレーズが出てきた。

「短くひとこと、Thank you for being my friend.とだけ書かれていて、かえって胸を突くものもあった。」


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作品主人公が邂逅したこのフレーズに 読者の私も以前、

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Thank you for being my friend.

須賀さんの病室を訪ねた時に
帰り際 ジョエルさんがそう聞いたと思う、須賀さんからの言葉。
(聞き直すことはできなかった。)
ジョエルさん(あるいは スマさん)がそう訳したのか、
この雑誌(ムック)の編集者がそう訳したのか、
括弧の中に次のような訳文が続いていた。

友だちでいてくれてありがとう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

のところで出会った。

Thank you for being my friend. 再び。

私がどこまでその英語の深みを感じ取れているのか、Thank you for being my friend. 再び。




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