入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     24年「冬」(4)

2024年01月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 午前8時、外気温は零下9度、この冬一番の寒さではなかっただろうか。森や林、雪原に限らず、車も小屋も、ものみな凍て付いて、あたりは厳しい冷気が支配している。
 
 われわれは求めてこんな寒さ、雪の中に来ているが、石川県能半島沖で発生した地震の被災者は突然にして家を潰され、家族を失い、普段の生活が破壊されてしまった。しかし、その苦痛、不満、怒りをどこにも向けることができないまま、心身は恐らく多くの人が正常を保つことができないでいるだろう。平穏に暮らしていた日常生活とのあまりの落差、被害の程度が知れるに従い、人知を超えた転変地変の脅威に対し、ただ遠くから手をこまねいている。
 
 天気は晴れてこれから日が昇ってくれば気温は上がる。昨日は心配していた雪も聞いていたほどのことはなく約10センチと、ここまで車で来ることができた。いつもながら天気予報は当てにしていないが、少しばかり崩れても、積雪を心配して夜中、ここから逃げ出すほどのことはないだろう。
 今年で18年、思い返せばそんなこともあった。貴婦人の丘の前にできた吹き溜まり、雪庇を脱出するために深夜、粉雪にまみれながらスコップを振るったこともある。車の底が雪を抱いてしまい動けなくなる、俗に言う「カメ」の状態になったことも数え切れないほどだ。

 スノーシューズも山スキーもここまで運んできている。支度をするのは面倒だが、新雪の上を歩くのは悪くないだろう。散歩のつもりで少しそこら辺の雪景色を見に出掛けてみようか。森閑とした森、雪に埋もれかけた小黒川の源流、はたまた初の沢の渓・・・。
 
 TKkさま、頂戴した餅は昨夜雑煮にして美味しくいただきました。今夜は焼き餅ちにして安倍川と、バターとイチゴジャムを付けて食べるつもりです。ありがとうございました。
 本日はこの辺で。
 
コメント
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