午前8時、外気温は零下9度、この冬一番の寒さではなかっただろうか。森や林、雪原に限らず、車も小屋も、ものみな凍て付いて、あたりは厳しい冷気が支配している。
われわれは求めてこんな寒さ、雪の中に来ているが、石川県能半島沖で発生した地震の被災者は突然にして家を潰され、家族を失い、普段の生活が破壊されてしまった。しかし、その苦痛、不満、怒りをどこにも向けることができないまま、心身は恐らく多くの人が正常を保つことができないでいるだろう。平穏に暮らしていた日常生活とのあまりの落差、被害の程度が知れるに従い、人知を超えた転変地変の脅威に対し、ただ遠くから手をこまねいている。
天気は晴れてこれから日が昇ってくれば気温は上がる。昨日は心配していた雪も聞いていたほどのことはなく約10センチと、ここまで車で来ることができた。いつもながら天気予報は当てにしていないが、少しばかり崩れても、積雪を心配して夜中、ここから逃げ出すほどのことはないだろう。
今年で18年、思い返せばそんなこともあった。貴婦人の丘の前にできた吹き溜まり、雪庇を脱出するために深夜、粉雪にまみれながらスコップを振るったこともある。車の底が雪を抱いてしまい動けなくなる、俗に言う「カメ」の状態になったことも数え切れないほどだ。
スノーシューズも山スキーもここまで運んできている。支度をするのは面倒だが、新雪の上を歩くのは悪くないだろう。散歩のつもりで少しそこら辺の雪景色を見に出掛けてみようか。森閑とした森、雪に埋もれかけた小黒川の源流、はたまた初の沢の渓・・・。
TKkさま、頂戴した餅は昨夜雑煮にして美味しくいただきました。今夜は焼き餅ちにして安倍川と、バターとイチゴジャムを付けて食べるつもりです。ありがとうございました。
本日はこの辺で。