入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬ごもり」 (11)

2017年01月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 山付きまで来ていた昨夜の雪も、里では舞う程度だったようだ。気温は上がらず、相変わらずの寒々とした曇り空だったが、きょうもまた入野谷まで風呂に行ってきた(きょうの写真はその途中で美和湖を撮ったもの)。
 高遠の街に入る手前、鉾寺付近で崖が崩落しているため、仕方ないので美篶地区から三峰川を渡り高遠の街を迂回するようにして向かったが、途中から眺めると、鹿嶺高原の上部や入笠へと北に伸びる稜線も、あるいは右手のひときわ大きな山容の仙丈岳も、前夜の降雪がかなり激しかった様子を見せていた。振り返って西山(中ア)の経ヶ岳もほぼ裾野まで雪が降ったようで、わずかの標高の差でかろうじて伊那や高遠の街は大雪を免れたと知った。
 あの様子では恐らく入笠も、オオダオ(芝平峠)辺りを境にして、雪の量が極端なまでに変わっているだろうと思われた。それに予報によれば、今夜あたりもまだ安心してはいられないようだ。
 
 新しい年になってもうすぐ半月になる。こうやってストーブを燃やし、炬燵に抱き付いて暮らしていると、なんとも呆気なく日々が過ぎていく。海の向こうの次期大統領に関する大騒ぎも、「文明は人間を幸福にしたのか」と問う本も、寒空の下で続いている近くの下水工事の騒音と同じように耳を、目を通り過ぎ、何一つとして残らない。薄く記憶に残る昨夜の夢よりも、さらに曖昧なほどに(ボケる、かも)。

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