かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

西新井駅東口西口にエスカレーターを!スカイツリーの目の前の東武本社で交渉

2010年06月20日 | 住まい・まちづくり
写真右から、大島よしえ都議、小池あきら事務所の千葉さん、私ぬかが和子、橋本ミチ子区議です。

18日(金)、小池あきら事務所と大島よしえ都議・日本共産党足立区議団は、駅利用者や近隣のみなさまからお預かりした署名を東武本社に届け、西新井駅東口西口にエスカレーターを設置するよう迫りました。区議団からは、ぬかが和子、橋本ミチ子、浅子けい子議員、西の原えみ子予定候補が参加しました。地域の方からも約10名が参加しました。


東武本社のある業平橋駅に降り立ち、出迎えてくれたのは工事中のスカイツリー。駅の目の前で、急ピッチで工事が進められていました。

このスカイツリーのために、東武本社が移転したそうです。
といってもすぐ近くでした。
申し入れの会場(会議室)は、手前がスカイツリーのPR室のようになっていました。


スカイツリーは、スカイツリー建設だけでなく、複合施設になるそうです。そのミニチュア模型です。


ミニチュアの前で


こういったパネルも沢山展示。単に立てかけてあるだけなので、何人もが触ってしまい、パタパタ倒れていました。

その奥に会議室。申し入れ・交渉開始です。


まずは、駅利用者や近隣の方1553名分の想いのこもった署名を手渡しました。


続いて、あらかじめ届けておいた要望書をもとに訴えました。
私は、司会を兼ねながら、代表して
●西新井駅は、まちづくりもすすみ、買い物・映画などで乗降客や利用者、住民も増え、第二の足立の顔とも言える駅になりつつある
●駅のバリアフリー対応としてはエレベーターを設置しているが、エスカレーター設置は地域の悲願。
●足立区も、西口地区においては「開発による人口増加や商業施設の充実により、より利便性の向上が求められており、エスカレーターの設置はこれを具現化する手法」「従って西口においては、今後予定されている駅前広場の拡幅にあわせ、鉄道事業者と協働してエスカレーターを整備したい」と意志を表明している。
●竹ノ塚駅の鉄道立体化が進めば、東武線の区内主要駅で唯一東西が分断されている駅にもなる。
●せめて少しでも快適に通行できるよう、東口・西口にエスカレーターの設置を!
と訴えました。



 東武鉄道事業本部からは「西口は、駅前広場用地の拡幅の課題もある。区と協議しながら対応したい。東口については、勾配・店舗などの関係で課題は多いが、今の技術で、構造上できなくはない。」との回答がありました。

 区は、西口については、今年度駅前広場の整備計画をつくる予定です。駅前のコインパーキング(暫定駐車場)も区(公社)の所有地であり、そこも含めて、駅前広場を拡幅する予定です。その中で、エスカレーターを設置する計画が盛り込まれることが大切です。東口については、区は「中長期的な観点から東武側に働きかける」という姿勢です。



これは西新井駅西口会談直前の点字ブロック。破損し、途切れてしまっています。

躓く人もいました。

続いて私は、このことについて写真を渡し、「区から駅の助役さんに改善を昨年申し入れたが、いっこうに直らない、視力障害者にとっては命に関わる問題。早急に改善を!」と、この改善も訴えました。
地域の方からは、「西口のエスカレーターの案内表示が小さくてわかりにくい。とりあえず、大きく目立つようにして欲しい」との訴え。確かにエレベーター自体も、案内表示も、表から見えにくく、今でも「トスカのエレベーターだから、トスカが開いていないときは、動かない」と思いこんでいる方も多いのです。実際には、始発から終電まで、駅ビルが閉まっていてもエレベーターは使えるのです。

これに対し東武側は「担当部署に確認をしてすぐに対処したい」などと回答し、後日返事をくれることになりました。


さらに、小池あきら事務所からは
「事務所として、調査を行いました。西新井駅の階段を何度も上り下りし、駅周辺の関係者の話も聞きました。『ここは不便なところですよ。東口には駅を通らないといかれない』『エレベーターは助かるけどそれだけでは足りないんですよ』といわれ、どうしても改善が必要と感じました。調査している最中にも、ベビーカーが3台でエレベーターを利用し、他に誰も乗れないで、列になっていました。乗降客が約6万人もいる駅で、あんな小さなエレベーター一台しかない、これでは大変です。」
「それと同時に、この点字ブロックの破損はひどい。何か事故があってからでは遅すぎる、早急に対応を!」
「小池あきらは、党国会議員団の「障がい者の全面参加と平等委員会」の委員長も務めています。バリアフリーで『人にやさしい駅』に改善することはどうしても必要」
と説得力のある発言でした


日本共産党は、引き続き実現に向けて、区・東武に働きかけを強めてがんばります。


交渉終了後、社屋の屋上に上がり、建設中のスカイツリーの前で記念撮影。


スカイツリーには「現在398メートル」と表示してありました。


真ん中に、柱のようにエレベーターがつきます。これは、日本の伝統的な建築物、五重塔の考え方を取り入れたそうです。

ちなみに、地元墨田区の日本共産党区議団は、スカイツリーはいいけれど、「電磁波」「渋滞」「環境」など、6つの懸念がある
とシンポジウムも開き、懸念の解決を求めています。







公的住宅等を考える足立連絡会のみなさんと都営住宅問題で対都交渉

2010年06月18日 | 住まい・まちづくり
「何回申し込んでも当たらない!」「空いているのに募集をかけないのはおかしい」「やっと入れても親が死んだら子どもが追い出される!」「エレベーターの設置を」…。都営住宅に関する悲鳴のような相談が沢山よせられます。東京都の姿勢が変わらないと解決できない問題も多く、いつもはがゆい思いをしています。
そこで、15日、「公的住宅等を考える足立連絡会」のみなさんといっしょに対都交渉を行いました。



都議会議事堂前の「都民広場」の花壇には、農業高校生が育てた花が植えられていました。

交渉に先立ち、都議会に2本の陳情を提出しました。
その内容は「名義承継」と「エレベーター設置」です。

つづいて対都交渉です。


まずはじめに、要望書などを提出。

主な要望項目は
●24戸以下の5階建て住宅、店舗つき住宅もエレベーターの設置を
●名義承継(親から子へ)では、障がい者だけでなく診断書によって承継ができるが、「都立病院の診断書しか認めない」のはおかしい。かかりつけ医の診断書も認めて欲しい。
●10回申し込んでも落選した応募者は、最優先して入居を認める制度の新設。
●空き家が1万戸以上に達している中で、空き家募集戸数を大幅に増やしてほしい
です。



参加者が具体的に一つ一つ実態を伝え都に迫りました。
●EV
現在は、25戸以上、4・5階建ての住宅にエレベータを設置しています。EVがなくって不自由なのは、みんな同じで、本人が希望してEVをつけない住宅に入居したわけではありません。設置可能な対象住宅は、ほぼ全部設置が済んでいます。「設置基準」を見直しつけるように、求めました。
●名義承継
では、「都立病院の診断書」しか、診断書として認めないのは、どうも「かかりつけ医だと恣意的に診断書を書くから」という発想があるからのようです。これは問題です。医師が、事実と違う診断書を書けば、法に触れるわけで、そんなことは考えられないし、目にしたこともありません。かかりつけ医がいるのに「都立病院に行け」とは、地域の病院・診療所の患者を都が奪うことにもつながります。同じ医師免許を持つものをバカにした話ではないでしょうか。実際に、都立病院に診断書をもらいに行った人が「普段見ていないのに、書けない」と断られたケースも紹介し、迫りました。
●空き家募集戸数
よく「沢山空いているのに」「あそこも空いている」などいわれます。交渉では、実態に空き家の戸数を数え、募集の数が少なく、空けている不透明さを訴えました。


右から、「会」代表の遠藤さん、大島都議、私・ぬかが和子です。

●私は、「落選者への優遇制度など」について
「都営住宅に何回申し込んでも入れない」と訴えられることが多い。ある単身の重度障がい者は、経管栄養・在宅酸素で全く動けない。狭い民間アパートで車椅子はおろか、救急車の担架も入れない。落選通知の束を手に「何とかしてほしい」と訴えている。命にも関わる問題。本来大量建設をすべきだが、それと同時に、ポイント募集もない単身や世帯も「10回落選したら最優先」など新たな仕組みをつくるべき」
と訴えました。

24戸以下の小規模都住・縦階段の住宅へのエレベーター設置に道を開く
 その中で、24戸以下の小規模都住・縦階段の住宅(旧一種住宅)のエレベーター設置について、「4人乗りのエレベーターなどもあり、設置は可能。今までの基準(24戸以上、4・5階建て以上)の基準を見直して設置していきたい」「縦階段の住宅には、今この4人乗りのEVを付けているところもある。順次設置してきたい」と都は回答しました。
 それ以外の要望には、現状を述べるだけの冷たい対応でしたが、参加者は、都の姿勢を強く批判し、改善を迫りました。

 ※「公的住宅を考える足立連絡会」は、区内団地の自治会長や役員も多く参加。関心をもつ個人、誰でも参加できる思想・信条の自由を保障している会で、私も加入しています。会費は個人加入の場合は年三百円です。関心のある方は、ぜひお気軽にご参加下さい。