「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「竹中平蔵」という人物(その3) 庶民感覚の欠片もない奴

2006年10月18日 | その他経済

1995年(平成11年)の夏だっただろうか、竹中平蔵の講演を聴きに行ったことがある。

当時は偏見なしに素直な気持ちで聴いていたが、それでも「あーこの人は庶民感覚にかけているな」と感じた講演であった。

それは「インターネット」に関する話題の時だった。
竹中は300名の聴衆を前に「皆さんの中で家庭にインターネット回線を引いている方、挙手して下さい」と問った。

挙手した方は5名程度だったと思う。
竹中は「そんなんではダメですよ、これからの時代は...。ITは...」と私達を見下したような説教じみた話をしていた。

竹中には庶民の給与がいくらくらいのものか判らなかったのであろう。
当時、38歳だった私の月給(手取り)が28万円、住宅ローンを差し引くと20万円程度の収入だった。

これでインターネット回線料やプロバイダー料(併せて2万円~3万円)の支出が出来るわけがない。正直なところ、回線を引きたくても家庭内でそのことを言い出せないというのが現実である。

せめて竹中のように住民税を払わなくければ、回線を引けたかもしれないが...。