「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「竹中平蔵」という人物(その2) 運に恵まれた奴

2006年10月18日 | 小泉構造改革

橋本内閣が今以上に財政改革を推し進め、その結果、金融不安、雇用不安を引き起こし、参院選挙で大敗し退陣したことは今でも鮮明に記憶している。

当時、この経済施策は無茶苦茶だなと感じていた。
最近知ったことだが、総裁選の際に橋本元総理が経済政策の講師として招いたのが竹中平蔵(慶應義塾大学教授)だったようである。

橋本元総理は、後に「あの時は大蔵官僚に騙された」と悔やんでいたが、実は竹中平蔵、そしてその師とも言うべき加藤寛にも騙されたのであろう。

同様の施策は小泉内閣で繰り返され、日本経済は破産(株価が7千円台まで下落)しかけハゲタカファンドに食い物にされたものの、後に運良く、世界的な好景気に助けられ輸入主導の景気回復を果たしたのである。

そういった意味で、竹中平蔵は大変、運に恵まれた奴だと思う。
また竹中の凄いところは、再び「経済戦略会議」(小渕首相諮問会議)のメンバーに任命されていたところである。