我が家の前の道によく犬のふんが落ちている。
車で誰かがそれを轢いて行くことを想像するだけでゾッとする。
なので見かけるといつも私がその始末をしていた。
大体目星はついていた。
毎朝7時20分ごろ犬(秋田犬?)を散歩させる小柄な女性(?)男性(?)。
先日は、チリ紙を取り出したので、「あれ、始末するのを持ってるじゃん!」
と思ったら、犬のお尻だけ拭いて去って行った。
今日は日曜日。ゴミ出しも今日は無し。
寝間着を着たまま髪もとかず居間にボーっと座っていたら
我が家の入口でその犬がフンをし、飼い主が始末せず去るのが見えた。
現行犯逮捕!
思ったら即行動する私は
後先考えず追いかけた。
「すみませーん。ちょっとまってくださーい!」と叫ぶが
足早に遠ざかっていく。
我が家の隣の人たちが丁度庭にいて「どうしたのですか?」と訊く。
寝間着姿の乱れ髪・・・何事かと思ったのだろう。(^^ゞ
「そこの犬を散歩させている人!」と大声で叫んだら飼い主が振り返った。
「犬の糞の始末をちゃんとしてください!」そう叫んだ。
隣の人が、やっとこの私の状況が分かったらしく
「フンの始末をしない人は犬を飼う資格がないなあ」と言った。
しかし飼い主はそのまま行ってしまった。
家に帰って「車が轢かないうちにフンの始末をしなくては・・・」と
思いながら、道に目をやると、なんとその飼い主がフンの始末をしていた。
どうも女性のようだった。
今後、この人は我が家の前では、ちゃんと犬の糞の始末をするだろう。
この家には髪振り乱して寝間着姿で追っかけてくる恐いおばさんが
住んでいると認識したはず。