中学校の同級生のKちゃんから電話があった。
「今、修学旅行（昨年１１月に行った京都奈良方面旅行）の事を思い出して
電話かけたくなったんよ。楽しかったね～。思い出しては笑っているの。
本当に良い思い出ができた。あんなに楽しいとは思わなかった。
〇ちゃん（私の事）が作った『同級会だより』にあの時一緒に見た素人の舞妓さんも
載っていたでしょ。その時の〇さん（男子）の反応も思い出して・・・」と笑い声。
ふたりでしばし思い出話。
電話を切った後も気持ちがほのぼの。
あの時の写真などを引き出してまた見たりしている。
昨日何を食べたかもすぐには思い出せないのに、
中学校卒業５０周年記念の修学旅行の事は
何故か鮮やかに覚えている。
心の底から楽しかったからだろう。感動することがいっぱいだった。
こういう体験ができて本当に良かった。
朝からシトシト雨。
今日はどこにも行かず、何もしないぞと心に決める。
ほぼ毎日、朝起きるとゴミ出しの前にお化粧するが
今日は誰にも会うつもりがないのでお化粧抜き。
のんびり居間でパソコンゲーム。
夫は台所でハンバーグ作り。
突然、居間の前に傘をさした男性が現れ家の中を覗き込んだ。
なんと私が３０代の頃、一緒に働いていた人だった。
慌てて出ていくと相手も驚いた様子で
「まさかこちらがお宅だったとは知りませんでした。
車がぬかるみに嵌って、どうしてもぬけ出すことができず、
困り果てています」と言う。
我が家のすぐ前の空き地で車を方向転換しようとして嵌ったらしい。
雨の中、私はゴルフのレインウエアを着て、夫は雨に濡れながら、車を押した。
しかし、動かない。助けを求めて近所の家２軒行ってみたが留守。
夫がスコップを持って行って前輪の下の土を掘って、そこに藁を敷き
再度、車を押したら脱出できた。
雨に濡れて寒そうだったので「ちょっと家に寄って行かない」と誘った。
私より１つ年下。大分市在住。
「退職後どうしているの？」と尋ねると
「妻がまだ働いているので毎日夕飯作りは自分がしています。
野菜作りもしています」と言う。
一緒に働いていた頃「歩く辞書」とまで言われた物知りの彼。
コロッケも餃子も栗の渋皮煮も金柑の甘露煮も最近作ったという。
夫と話が合う。
「ハンバーグ、あれは簡単ですね。僕はハンバーグは大根おろしを載せて
ポン酢で食べるのが好きなんです」と言う。
丁度我が家ハンバーグが出来上がったばかり。
（車を押し出している間に娘が作り上げてくれていた）
「じゃあ、おひるごはん、食べて行かない？」と言うことになり
一緒に昼食。
ハンバーグに大根おろしを載せてポン酢で食べた。
（こういう食べ方は、我が家ではしないが
この食べ方もなかなかおいしいことが分かった）
久しぶりに会ったが、相変わらず物知りで話が楽しい。
雨の日の予期せぬ訪問者・・・。
しかし、どうしてこうも私が、お化粧しない日に限って
突然、来客があるのだろう？
素顔美人なら良いのだが・・・。
久しぶりに会う人と
すっぴんで会いたくはなかった。
こんなことを言うと、夫は恐らく
「そんなことを気にする歳か！」
と言うだろう。
