県美展写真展の最終日。搬出の為、午後、夫と県立芸術会館へ行った。
今まで受賞したことがあるので今回の入選で会員になる資格ができたとのことだが、カメラの使い方もろくに分かりはしないので辞退した。写真の事が何もわかっていない。どんな写真が良いのか選び方も分かっていない状態だ。
娘が企画したコンサートの写真、他の人が撮った写真の素晴らしさに完全に脱帽。三脚なしで撮ったピントの合わない写真・・・恥ずかしいばかり。
こんな状態で「県美展の会員です」なんて名乗るのは恐れ多い。
しかも、なにを始めても長続きしない性格が悪いのか、写真の世界にちょっと失望しつつある。
あまりに加工が多すぎると感じる。
今やデジタルの時代、受賞しているほとんどの写真はソフトで加工されていると今日もある人が言っていた。
ありえない光景を合成で組み合わせている写真が良い賞を貰ったりもしていた。
自分でパソコンで操作して作成したのならまだしも、業者に頼んでしてもらったのを、その人の実力と言えるだろうか?
なんだかちょっと私の意欲が失せつつある。
昨夜と今夜は私の好きな「竹宵まつり」だった。今まで毎年欠かさず出かけたのだが、今年は行かなかった。(ちょっとなんだか疲労気味)
昨日、娘が企画したコンサートに大分市から母娘で来てくれた友達にお礼の電話をした。
すると「不思議な世界を体験した」というようなことを話してくれた。
母親である中学時代の友人はピアノ演奏を聴きながら「水の中を泳いでいるような気分になった。それがとても心地よくて、紙飛行機なんかも飛んで来たりしたの」と言う。娘さんの方は「鳥になって空を悠々と飛んでいる様な感じ」になったとか。
このことを娘に伝えたら「いろいろなものが見えた人が結構いるみたい」という。手伝ってくれた人たちとの打ち上げの時に、「神社に人がいっぱいいたよね。この神社と縁のある昔の人たちがいっぱい来ていたね。私たちが会ったことが無い人たちが・・・」と一人が言えば「うん、いた。いた。感動で涙が出た」と言った人もいるとか。
「寒かったので幻覚が見えたのかな?」と娘が笑う。