夫と母に会いに行った。いつものように代わる代わる歌う。
夫が「３６５歩のマーチ」を「♪幸せは歩いてこないだから歩いていくんだよー（中略）あなたのつけた足跡にゃきれいな花が咲くでしょう♪」と歌った後、母に質問した。
夫「お母さんの今までの人生は幸せでしたか？」
母「幸せだったとは言えんなあ」
夫「どうしてですか？」
母「どうしてかよく分からんけど・・・」
私（そうだろうな。入学前の次男（私の弟）が川で溺れて死んでしまったし、夫（私の父）は４４歳で亡くなったし、幸せだったとは言えんと言うのが本音だろうなと思う）
・・・・気持ちを切り替えようと・・・・
私「子育てはどうだった？大変だった？」と訊ねると
母「大変じゃなかった。何も手がかからんかった。放っておいたら皆一人で育った」と言う。
これには笑ってしまった。
そういえば母からあまりしつけらしいしつけを受けたことが無い。
母にプレゼントしたファニー（シーズー犬）は母がしつけをしなかった為、人にかみつく手におえない犬に育ってしまった。
娘が「おばあちゃんに育てられると皆、自由奔放に育ってしまう」とよく冗談に言うけど・・・。
まあ、あまり親に心配をかけずに我がきょうだい（私・弟・妹）は育ったって事か。
次男を水の事故で亡くしたが、その後、子ども達にあれこれ規制したりすることも全くなかった。おおらかな母だった。
母「みんな走るのが早くて運動会を見に行くのが楽しみだった」と語る。
育つ過程で幾分親孝行ができたのかな？と思ったりした。
※母の部屋の窓の外、朝顔の緑のカーテンができている。花は全くついていないがこれから花が咲くのだろうか？
ベッドからこういう季節感のあるものが見られるということは良い事だなと思う。