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あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

妹が帰省

2015年03月20日 | 

 

東京にいる妹が母に会いに帰ってきた。

弟が空港まで迎えに行ってくれたので、私は介護施設の母の所へ直行。

しばらくして妹と弟がやってきた。

母は丁度バイキングのおやつの時間。

皆さんと一緒にホールのテーブルに着いた。

妹と弟に会えて母、嬉しそう。

妹が母の傍でおやつを食べるのを介助したりして

私と弟は離れたところで見守った。

妹はまだまだ若くてまだまだきれいだ。

介護施設の人が「女優さんではないのですか?女優さんみたい」と言ってくれた。

おやつの後、車いすを押して玄関まで行って弟を見送り

その後施設内を1周した。

途中、漢字の読みを当てるように「胡桃」「西瓜」「海星」「雲丹」・・・

など書いた札が下がっているところがある。

この読みを母に尋ねるとかなり答えることができた。

1周したところで私は母の部屋で休憩し、妹がもう1周母と回った。

なかなか帰って来ないなと思っていたらデイサービスのホールにも

行っていたとの事。

食堂のところにある献立表に「清汁」と書かれていたのを

妹が「きよしる」と読んだら、母が「すましじる」と訂正したとの事。

母にそういう気力が残っていて妹も驚いたようだった。

 

 

 

 

帰る途中、私が中学校の同級生たちと来週末、お花見をする場所に

妹と行ってみた。

黄水仙がたくさん咲いていて

陽光桜と大島桜は今にも開花しそうな勢い。

染井吉野の蕾も大きく膨らんでいた。

来週末には咲いててほしい。

 

家に帰ると夫が夕食をいっぱい作って待っていてくれた。

献立は「しいたけ・カボチャ・蕗・人参・こんにゃく・・・などの煮物」

「サツマイモ・カボチャ・ナバナ・椎茸などの天ぷら」

「手作り餃子」「酢の物」「おはぎ(これは午前中義姉が持って来てくれたもの)」

「ゴマ豆腐」「味噌汁」・・・

「ブロッコリー・ナバナを茹でたもの」・・・「パイナップル」もあったな・・・

何が何やらわからないほどテーブルの上はいっぱい。

妹が「毎日夕飯の支度にどのくらい時間がかかるんですか?」と尋ねると

夫が「2時間くらい」と答え、「2時間もですか!」と妹が驚いていた。

料理するのが苦にならないようで、ついつい時間を忘れ作り過ぎてしまうようだ。

もう少し少なくても良いのに・・・と思うが、これは贅沢な悩みかもしれない。

感謝、感謝。

 


母→吉野梅園

2015年03月07日 | 

 

母に会いに行った。

昼食を一人で食べる姿を感慨深く見守った。

「よく頑張るね。もともと頑張り屋だったね」と言うと、母、こっくり頷いた。

30分程度で昼食完食。食べるのが早くなった。

 

帰りに「吉野梅園」に寄ってみた。

梅が丁度見頃。

吉野の鳥飯と甘酒を買ってのんびり一人で花見。

写真を撮ったりしていると

「あのー、臥龍梅って、どこにあるんですか?」と突然若いカップルに尋ねられた。

以前はいかにも龍が臥している感じの梅の木が結構あったが

老木となり枯れたり折れたりしてしまって

今はそういう趣のある木が少なくなっている。

ちょっと残念。

でも今年は花の付きが良くて見ごたえがあった。

梅の花の香りがほんのり甘く漂っていてなんとも心地よかった。

(↑こう書いて締めくくりたいところだが残念ながら匂いに鈍感で分からなかった。)

『梅は香り 桜は花』と言うのに・・・

 

でも十分満足して帰ってきた。

ああ、今日も良い日だった。

 

 

 


早春には霧雨がよく似合う

2015年02月26日 | 

 

 

霧雨の降る中、夫と母に会いに行った。

行く道々、菜の花や梅の花が咲いていてまさに早春の風情。

霧雨に煙った早春の風景は本当に美しい。

「富士には月見草がよく似合う」とは太宰治の『富嶽百景』の一節だが

『早春には霧雨がよく似合う』と、今日、私はしみじみ思った。

 

母は車椅子に座って一人で昼食。(途中少し手伝ったが・・・)

ふと見ると右手に食器を抱えて食べていた。

両手を使ってちゃんと食事ができていて感激。

体調が下降の一途をたどるのかと思った時期もあったが

最近、母の体調は回復傾向にある。

ほんとうにありがたい。

 

帰りは夫に「あそこに行きたい」「ここでちょっと車を停めて!」と

いろいろ注文して写真を撮りながら帰ってきた。

あまり注文するのでついに夫

「俺はお前のアッシーではないんだぞ!」と一言。

「いいじゃないの~」と日本エレキテル連合の真似で切り返す。

「似てない!」と言いながらも要求に応じてくれた。

家に帰って撮った写真を確認すると、「まさにこれぞ!」

と思うような写真は1枚も無かった。

(しょぼーん!)

 

 

 

 

 


幸せな1日

2015年02月20日 | 

 

「今日は良い天気なので四浦に河津桜を撮りに行かない?」と写真友達から電話があった。

丁度、母に会いに行く支度中だったので午後行く約束をした。

まずは母の昼食介助。久しぶりに娘とふたりで行った。

母、娘の名前がすぐに言えた。

介護士さんがやって来て、「この頃、ひとりで食事ができるようになったんですよ」と言う。

驚き!ついこの前までとても一人で食べられるような状態ではなかったのに・・・。

匙を持つ手も比較的しっかりしていて一匙一匙口に運ぶ。

夢かと見まごうような嬉しい光景。短時間で完食した。

明日は父の命日なので母にその事を告げ、お墓の方向に向かって一緒にお参り。

母がこんなに元気な姿を見せてくれてとても嬉しい。

 

 

午後は友達とその友達の友達と3人で四浦半島へ。

ここは私の大好きな場所。

知り合いのお家を車を運転しながらふと見やると

素敵なカフェに変身していた。

美人母娘が営んでいるおしゃれで温かい雰囲気のオープンカフェ『桜』

コーヒーセットを注文したら河津桜や寒椿(?)も添えられていて

もうそれを眺めるだけで幸せな気分になった。

なんと心憎い演出だろう。

一足早く春を味わったような気分になった。

これで600円とは安い!

帰りにお皿に添えられた椿と河津桜を貰って帰ろうと思っていたら

花瓶に挿している河津桜も「どうぞ、持って帰って下さい」と言って下さった。

3人の乙女(オバサンともいう)大喜び。

 

 

その後、河津桜を求めて四浦半島を1周。

空は青く海は凪ぎ、河津桜は咲ほころび最高のドライブ日和&ドライブコース。

陽気な女3人。かしましいほど話が弾む。

本来の趣旨は「河津桜の写真撮影」だったのだが

写真撮影そっちのけで、おしゃべりの「花」「花」「花」・・・。

本当に楽しい1日だった。

 

 

 

家に帰ってオープンカフェ「桜」で頂いたお花を飾った。

「春」が舞い込んできたようで気持ちが華やぐ。

また是非四浦のオープンカフェ「桜」に行かなくては・・・。

 

 

 

 


母に会いに・・・

2015年02月11日 | 

インフルエンザ予防の為、母が入所している介護施設は、

しばらく面会禁止措置をとっていた。

今朝、施設に電話して訊ねたら今週から面会が解禁になったとの事。

夫と母の昼食に間に合うように行く。

久しぶりの母、顔色が良く、反応も良くて、嬉しく思った。

昼食も飲み込みが良く全部食べた。

 

食器を片づけにホールに行くと看護師さんが

「昨日ちょっと大変だったんですよ」と言う。

「昼食を皆さんとユニットのホールで食べたのですが

食後、急に意識がなくなって、目も虚ろになって・・・心配しました。

先生(医師)に診てもらったのですが、一過性に脳が虚血状態を

起こしたのではないかと言われました」と言う。

聞いてびっくり。良くぞ意識を取り戻してくれたと思う。

まかり間違えば・・・

思っただけでもぞっとする。

ああ、元気な人が突然亡くなるようなこともあるのだから

高齢で体力の衰えた母は、いつ何時何が起こるか分からない。

 

昨日起きたことが再び起きることが無いよう強く祈る。

今日はそういう気配もなく、意識もしっかりし、食欲もあったので何よりだ。