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ミュージカル黒執事を観劇するⅡ

2010-06-23 00:42:30 | お芝居
新刊発売中☆

『ミュージカル黒執事 -The Most Beautiful DEATH in The World- 千の魂と堕ちた死神』
2010.5.23@シアターBRAVA!

今日はキャストの皆さんについて☆

・・・とその前に物語。
今回のメインは死神さん。中でも、アランとエリックという死神さんがお話の中心人物。
死神さん達は人間の死期を管理していて、死んだ人間の魂を回収するのがお仕事なんやけど、
近頃なぜか予定外の死人が続出=現世で少女連続殺人が発生。死神さん達は調査に乗り出す。
一方、シエルとセバスも女王の命で事件調査を開始する。
やがて犯人として浮かび上がったのが、あろうことか死神のエリック。
彼はある目的のために、清らかな少女の魂を千個集めようとしていた。
・・・とそんなお話。

これがねぇ、ストレートに言ってしまうと、びーえるチックなお話でしてん。
直接的な表現こそなかったですけど、メンタル的にはもうかなりの勢いで。えぇ。
まぁご本人達はあくまでお互いの関係を「友情」と強く主張してましたけど~。
いやいやさすがにそこまで尽くしておいて、友情はないでキミ!っていう。(・∀・)
(念のため、観劇後同伴したお友達とも確認したけど、どう見てもそうやんなぁって結論に。
決してののてぃの観る目が腐ってたわけではないよ!)
もともとそちら系の雰囲気を(恐らくわざとに)若干匂わせる漫画ではあるのですけど、
この舞台ではよりまっすぐそっち方向のお話で来たので、ちょっとビックリしますた。
うっかり免疫のないお友達やら連れていかれへんね。( ̄▽ ̄)

まぁでもいずれにせよ美しかったです☆
かけがえのない友人の為に、大罪を犯してしまう堕天使ならぬ堕死神の物語。
二人のキャラクターがいかにも女の子ウケの良い感じでね~。
守られたくなる男子、守りたくなる男子(?)のお手本がそこにありますた。
哀しくて美しい、黒執事らすぃ世界観の物語ですたぉ。

んー、ただ本来の主人公であるセバスとシエルの出番がちょっと少なかった気がしますた。
というか出てた時間はそれなりに長かったんやけど、物語への関わりがイマイチ薄かったかなと。
まぁ見せ場はいっぱいあったので、別にええんやけどねー☆

でわでわキャストの皆さんについて~。
いっぱいいらしたので、ののてぃが特に気になった方達についてだけ。。。
それでも長いぜ。行くぜ。

★セバスチャン=松下優也
実は、原作を読んでたってことの他にもう一つ、ののてぃがこの舞台に興味を持った理由がこのお方。
彼は3年くらい前にデビュウしはった唄歌いさんで、もともとそちらの彼に興味があったのな。
ハイトーンで優しげ&切なげな歌声が素敵でね~☆
ファースト・セカンドシングル辺りが特に好きで、デビュウ当時よく聴いてたのです♪
ごくごくノーマルなR&Bシンガーさんという印象やったので、去年黒執事の舞台でセバス役をやる、
って聞いた時は、ちょっとビックリしたんですけど。
お唄うまいし、ダンスも出来るって触れ込みやったし、オトコマエやし。
考えたら、そういう(ミュージカル的な)道も全然アリよねぇと。
で、どんなもんか観てみたいなぁと思ったんですが、去年は東京公演しかなく、観損ねたんですよにー。
それが今年は大阪公演あるってことで♪張り切って観に行きますよねそりゃあ。

松下くんのセバス、良かったよ☆まず声が良い☆☆
程よく低音で色気があってね~。(*´艸`*)
唄もセバスのイメエジに合わせてか、本来の音域より低めにしてあったような気が。
あれって、逆に唄うの難しかったんちゃうかなぁ。
役者さんとしても、なかなかイケてるんでないかと思いますた♪
まぁ今回はとにかくキャラの濃い役ドコロだったので、細かい演技力の有無なんかは測りかねましたけど、
思い切りの良いお芝居されてたので、きっと役者さんとしても伸びていける方なのではないかと。

舞台で観たセバスは~、若干コミカル度が増してた。(・∀・)
歌謡曲やら歌ってたからね!あれは舞台ならではのサービスシーン(?)やったね!
若干キャラ崩壊と言えなくもなかったけどね…!無駄に唄が上手いからこれまたね…!
もちろん、オトコマエシーンもたくさんあったぉ☆(´ε`*)
イケズキャラはしっかりキープされてたし。
最後に垣間見せる、坊ちゃんの魂に対する並々ならぬ執着心とかいかにも「セバス」って感じやったし。
あと殺陣とかすんごい動きがよろしくて、カッチョえかった~★★
何やろあれは。あのキレは。やっぱ若さ?
ただセバスの執事としての動きが、テキパキというよりどうもセカセカしてるみたく見えて。
そこだけちょっとイメエジと違ったかも。セバスの所作には、余裕というか優雅さもほすぃところやからに。
でも後は概ね素敵セバスやったよ~♪5年もやったら理想的なセバスになれるんちゃうかな~♪♪
まぁ…あんまそっち方面へ突っ走られると、音楽方面でのファン的にはちょっと複雑かもですが。(・∀・)

★シエル=西井幸人
これが本格的デビュー作!やったそうで。
んーこれがかぁ!ずいぶんとアレなところからスタートしたもんやなぁ!( ̄▽ ̄)
けど良いと思う!舞台って度胸つけるにはいっちゃん手っ取り早いお仕事やろし、
唄もダンスも演技も咄嗟のアドリブなんかも、色々学べてええ稽古場やろしね~。
優しげでキュートなお顔つきとは裏腹に、ダンス・バク転が特技とあって、
結構ガッシリした身体つきしてたのが印象的ですた。
小柄なんやけどね。不思議なバランス。
ところでD-BOYSってナンデスカ。

西井くんのシエルはねぇ、ちょっとふてぶてしさとか足りない気はしたけど、すごく頑張ってたと思う。うん。
意味分かってやってんのかなぁってシーンとかいっぱいあるにも関わらず。うん。
まぁかわゆかったね!ノーブルなお衣装が大そう似合っててね!お約束のドレス姿もバッチリやったしね!
つーか西井くん自身がまぁかわゆいったら!あんな子おったらもう溺愛しまくってまうね!
飼ってるモモンガ=メルちゃんがまたかわゆらすぃ☆☆

★ウィリアム=永岡卓也
死神派遣協会のリーダー。
すいません、お話の中の重要度で言うと、それほどでもないキャラなんですけど。。。
今回の観劇で、ののてぃがいっちゃん気に入ったのがこの方やったので♪

まず、このキャラクター自体が好きなんですよにー。
お仕事できてスマートで冷静沈着で身内にも容赦のない完ペキ主義者。っていう。
で、このキャラを実に忠実に徹底してこなしてらしたのが、永岡くんで。
や~素敵やった~。メガネ&スーツ&七三分けが素晴らしくお似合いで。
低音ボイスも無表情で踊るダンスも高枝切りバサミ(死神さんの武器は少々特殊…)振り回す様も、
いちいち素敵なもんやから、ついつい目で追っちゃいますたお☆
で、特に印象深かったのが、カーテンコールでも殆ど表情を変えなかったこと。
無表情で、お客さんに手を振ったりお辞儀したりしてるのな。
最後の最後までキャラを守り抜くその姿勢に、とても感銘を受けちゃいますた☆

ご本人は本来、いたってにこやかで明るい方みたいでねー。
果たして他のお仕事をしてはる彼を観た時にどう思うかは分かりませんけど、、、(ヲイ)
今のとこ、とても注目してる役者さんです♪
なんと、7月から始まる堺さん主演のドラマにレギュラー出演されるそうで!しかも連ドラ初レギュラー!
色んな意味で、今からすんごい楽しみですわ@Joker☆
それにしても、Pure Boysってナンデスカ。

★アバーライン警部=伊勢直弘
これまたすいません。。。重要度低めのキャラなんですがぁ。。。
この人もえらい気に入っちゃって♪なぜならすこぶる面白かったから♪♪≧∇≦

役ドコロとしてはね、探偵モノとかには絶対出てくる、主人公とは別に事件を追うものの、
決して真相には辿りつけないちょっと抜けた刑事さん。って感じでね。
ぶっちゃけこのキャラ自体にはそれほど興味ないんですけれど~。
この役を演じてた伊勢さんが、とっても面白い人でねぇ♪♪
恐らくこの方の話術を買ってでしょうね、わざわざフリートークコーナーが設けてあって。
もう大いに笑わせて頂きましてん♪
ぶっちゃけ、DVDがほすぃもう一つの理由と言っても良いかも@他の場所でのフリートークが気になる☆

ちなみにキャストが若手中心な中、この方は割とベテランさんで。
やっぱ若手さんと違って、なんや落ち着きがありますたぉ。
カテコの時とかも、軽く仕切り役みたいなのこなしてはったりして。
きっとこういう人が支えてくれるから、若い人達も思い切って舞台に立てるんやろなぁと思いますたお。

そうそう、伊勢さんのブログがあまりに面白いので、思わずお気に入り登録しちゃいますた♪
小松さんの話とか最高です♪♪≧∇≦

★エリック=佐伯太輔
普段は勤務態度があまりよろしくなく、ええかげんな感じの死神さん。
なんやけど~。実は甲斐甲斐しいにもほどがあるんだこいつが!チクショ━(ノ゜Д゜*)ノ━!!!
大事な人を救いたいがために、もの凄く悪いことしちゃうんだよ。
そうすることで本当に救えるのかも分からないのに、けど、せずにはいられなかったんだよ。
愛(彼ら言うところの友情)のためなら何しても許されるなんてことは絶対ないけど。
どうにか救われてほすぃかったよに~彼らには…。
でも、救われないところがまた黒執事の黒執事たる所以なのよに…。

佐伯さんもベテランさん。
けど後でちゃんとプロフ見るまで、他の子とそんな年齢差があったなんて気づかへんだわ。
(なんか妙にドッシリ安定感あるなぁとは思ったけどに。)
若者にガッツリ混ざって、ダンスに殺陣にめちゃめちゃ動き回ってはりますた。
すばらすぃ☆お唄もうまかった☆コーンロウ似合ってた☆ちゅーかオトコマエやった☆☆

★アラン=松本慎也
真面目で責任感の強い、でも何やら儚げな死神さん。
実は、とある死の病を抱えていて(死神なのにその辺どういうシステムになってるのか?)、
日に日にその命は終わりへと近づいている。美人薄命を地で行くキャラクター。
エリックを慕う気持ちと、いつまでもエリックに頼りたくないって矜持の間で揺れ動く様が健気やったよ。
そしてエリックのしでかしたことに気づいてからの行動は、やはり「愛」です絶対。←シツコイ
あ、今でこそ同僚やけど、エリックはもともとアランの新人時代の教育係やってんてー。

松本くんは、線が細くてこれぞ美青年☆って感じの方ですた。
なんでも男性俳優しかいない劇団=Studio Lifeの方で、普段女役もやられてるのだとか。
なるほど、ドレスがよう似合ってはったわけです♪

★グレル=植原卓也
セバスに夢中なオカマ死神さん。
特に物語の核心に関わってくるキャラではないんやけど、とにかくハンパない存在感。
キャラクターが立ちすぎてて、もはやストーリーに関係あるとかないとかどーでも良くなります。
とりあえず、いてほすぃ。楽しいから♪(もともと連続殺人鬼やってんけどねー)

そんなグレルをちょー楽しそうにるんるん演じてはった植原くん、貴方はすごい。
初演でも好評を博してたそうですが、さもありなんよー。
面白いだけでなく、ちゃんとかっちょ良く魅せるところでは魅せるしね。
そうそう、タイトドレスを着てた時の美脚にはまぢ見惚れますた☆

・・・などなど。
他にも素敵キャラクター・キャストさんいっぱいやってんけどねー。
よう書ききらんので、とりあえずこの辺までとさせて頂きます。m(__)m

それにしても、今回は初めて知る役者さんばっかで。
やっぱ普段観てるお芝居とはちょっとケショクが違うからかしら。
色んな役者さんを知ることができて、嬉しかったですぉ♪
ってか、世の中には若手俳優のユニットやら劇団やらがようさんあるんやねぇ!
D-だのPure-だの、アイドルの新しい形がそこにはある模様。
勉強になりますた☆

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