ホテルのパンフに「北へと向かった義経の伝説が残る竜飛。津軽海峡の海がうねり、竜飛の風が吠える・・・」と印刷されていました。そんな竜飛の朝のお散歩でした。
「ごらんあれが竜飛岬、北のはずれと、見知らぬ人が指を指す・・・」 石川さゆりが歌ったこの歌が世に出たのは、もう今から37年も前のこと。ここでは、二番の歌詞だけが歌われるのでした。
竜飛灯台を横に望む展望台にのぼってみました。津軽海峡のそこに建つお宿はこのホテルだけ、静かな岬です。
小さな港の向こうには、岬から23kmという北海道の山並みが連なっています。海峡には小さな白い舟が点々。ホテルの方に聞いてみました。イカ釣りの船だという。1~2名で乗船し、マグロを追う。マグロが疲れるまで1時間も追いかけることもあるという。大きすぎて一人では揚げられないマグロは、仲間の舟の応援を受けるそうだ。「大間の漁師さんも来ているんですよ」ともおっしゃっていた。
珍しい国道がありました。 全国唯一国道と指定された362段の階段。
せっかくトンネルの真上のホテルに泊まったのだからトンネルの出入り口を見ようということになり、函館から走ってくる特急「白鳥」が出てくる時間合わせをしてやってきたのですが・・・・北海道に向かうこの貨物列車の向こう側を特急列車は走って行ってしまいました。貨物列車の時間も把握していたのですが、その遅れが致命傷となってしまったのです。
五所川原から津軽中里駅間20.7kmを運行している津軽鉄道に金木から五所川原まで体験乗車。冬季の「ストーブ列車」としては有名ですが、この時期はスズムシ列車でした。
普段は1両運行のようですが、私たちグループのために専用車が連結され、ガイドさんが同乗、沿線のご案内がありました。ただひとつ覚えているのが「吉幾三さんのお宅があちらに見えます」白い立派な邸宅との説明でしたが、どのお宅なのか私にはわかりませんでした。ただひとつ「おら東京さ行くだ」で歌った「テレビも無え、ラジオも無え、自動車もそれほど走って無え・・・」と歌うような田舎の村では無いことだけは確認できました。
刈り取りも大分進んでいましたが、まだこんな黄金色も拡がっていました。津軽平野に際立つ青森の山「岩木山」津軽富士とも「お岩木様」とも呼ばれる青森県を象徴する山だという。日本の山といえば「富士山」と誰でも答える。さて、我が長野県の山は、いっぱいありすぎてどの山を象徴といってあげればよいのかわからない。ちょっぴり寂しい。
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