停車していた列車のおじさんが「お~い」と手招き。
車庫に向かう列車の運転席に乗っけてもらった。だいぶお年寄りになってしまった運転席だ。
ディーゼル機関車の窓から前方をのぞいてみた。警笛は鳴らさないのだろうか、鐘がついていた。これは風流なお飾りかもしれない。
機関車を出て客車に向かおうとする私の前に、このお二人さん。私を通そうとしない。
客車は3両ついていた。機関車のすぐ後ろがこの車両。これがあの塔を目指してイスナガ駅まで走る観光列車なのだ。
すぐ横に蒸気機関車が3台。機関車展示場か「撮り鉄」にはたまらない画でしょう。撮り鉄のヒヨコの私でも、やたらうれしくなってくる。
こちらが2両目の車両。ちゃんとバーまでついていた。そして最後尾に3人とひとり掛け席列の普通車両。走る速度はバスより遅いかもしれないけど、窓から常夏キューバの風をいっぱいに受けて、いいだろうなぁこんな開放的な列車旅。
最後尾の車両から写しています。皆さん下車してこちらに歩いてくる。
私たちに手招きしてくれたあのおじさん、今度は蒸気機関車を案内してくれるのでした。かってはサトウキビ運搬に大活躍していたでしょうが、多分もう現役ではないだろうこの機関車はアメリカ製で、1600年代のものだといいます。もしこの蒸気機関車が観光列車をけん引したら、お客さんは倍増、いや3倍増の人気が出るかもしれない。
石炭投入口はしっかり写しきれていませんでしたが、大きなボイラーです。
運転席に座って汽笛を鳴らすひもを引いてみました。もちろん何とも言ってくれません。
動輪は4輪だ。日本の「D51」は動輪が4個あるから 「Ⅾ」なんだと聞いたことがあるんだけど、ほんとかどうかは知りません。D51の方が動輪が大きいような感じがする。D51の製造が始まったのが1935年(昭和10)だという。懐かしさを思い起こしました。あの重々しい汽笛、吐出する蒸気。トンネルの中での車内の煙。
ホームで女の子がボール遊び。
こちらからホームがきれいに見えてきた。線路の標識に、馬車とピンクとブルーのクラシックカー、ちょっとした絵になった。
コンテナーを積み上げた簡易な売り場のお店が線路の脇に。
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