木遣りが唄う「力を合わせてお願いだあ~」とおんべを打ち振る気合にあわせて、 難所中の難所も心を一つにした氏子の力によって乗り切るのでした。
そして、神の柱が倒立する位置まで引きつけられました。
次第に夜が更けようというのに、多くの観覧者に見守られる中、いよいよ建て方班の皆さんによる、この祭り最後の出し物の始まりです。
神の柱に二人の勇者が乗って、「よ~いと巻け」と打ち振るおんべに合わせて、境内から「よ~いとまけ」の大合唱が沸き上がります。
建て方が始まってから約1時間30分、見事に第一の御柱がその位置に収まりました。乗り手は柱を保持していたロープなどを撤収しながら降りてきます。
乗り手としてその大任を果たされたお二人が、大きな拍手に迎えられたことは言うまでもありません。
また6年後のお祭りまで、この興奮にサヨナラと万歳でしめるのでした。そして、皆で車座になって慰労会の宴が時を忘れて続くのです。
2020年には東京オリンピック。そして2022年に6年目に廻りくる「御柱祭り」。そのとき我は80余歳、さてどんな姿でその時を迎えられるのだろうか。そして、どんな日がそこでは待っていてくれるのでしょうか。
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