伊那の地から権兵衛トンネルを経て木曽の地をたずねました。
まずガスの中ゴンドラに乗って2,300mまで御嶽山(3,067m)への標高を稼ぎます。7合目から山登り。標高3,000mを超える山は、この山より西にはないという信仰の山。古くから信者の畏敬を集めてきた霊験あらたかな神の山を目指します。
こまどり、ウグイスなど幾多の小鳥のさえずりをシャワーのように浴びながら、少なくとも8合目女人堂まではとの挑戦でしたが、70歳を超えたやわな身体はその挑戦に耐えられませんでした。
毎年訪れているという高齢の信者さんが小さな鐘を鳴らしながら8合目までといって、ダウンした私を追い越してチロリンチロンの鐘の音が遠ざかって行きました。背負ってもらっても登りたいという山だそうですから、その信心の強さがその歩行を助けているのでしょうか。
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