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2007 アイガー北壁(2012スイスno23)

2012-11-04 | ヨーロッパ

 

 

  なぜここ「ミューレン駅」にこの展示はあるのでしょうか。 アイガーは遙か彼方です。同じ駅ならアイガー直下のクライネ・シャイデック駅あるいは麓の村グリンデルワルト駅にあるのが当たり前と思うんですが。    北壁登頂に成功した8人の「侍」の紹介と、よくご覧下さい北壁中央に赤線でその登攀ルートが示されています。

 

  写真中程の縦書きの文章はこう綴っています。 「スイス山岳研究財団は、1969年7月~8月における夏期アイガー北壁新直登ルートを開拓した日本エキスパート・クライマーズクラブの成功を記念しこの使用登攀装備をここに飾ります」 右の写真は登攀中の今井道子さん。この絵柄が切手になったともききます。昭和44年の出来事が偉大な歴史としてここに燦然と輝きます。

  今年は、2012年あれから5年経過した今、ここにこの歴史が飾られているかどうかは知りません。

 

  崖っぷちのミューレン駅からゴンドラは垂直に落ちるように降下します。そしてバスでチーズ工房を訪ねるのです。

  バスで3時間余走ったでしょうか。この道中珍しい体験をしました。バスの運転手さん目的地に向けて自分の走る路を知らないんです。おまわりさんに問うたり、道行く住民に聞いたり、いやはや多難な道のりでした。ナビもついていたけど機能しなかったらしい。「あの運転手は気の毒だけど首だね」誰ともなくそんな声が出ました。

  絵に描いたようです。緑がいっぱいの農村風景の中にベルナーオーバーランドの三大名峰、左からアイガー・メンヒ・ユングフラウが、もうそこにといった感じで迫っていました。動かない山は日常生活の中で一年中このたたずまい。ああ~たまらない。

コメント
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